Bonjour!!

地球温暖化による、
ネパールの大規模な氷河雪崩・・・
わたしたちの知らないところで限界を超えていたかと思うと、
恐ろしく、言葉を失います・・・

ふと、10年ほど前に訪れた
フランス南部の小さな村「コンク」を思い出しました。

山あいの緑に包まれ、
まるで中世から時間が止まっているような村です。

坂道に沿って建つ石造りの家々。石板を重ねた屋根。
年月を経て少しずつ色を変えた壁や木材。
そして、その家並みの中心に堂々と建つサント・フォワ修道院教会。

コンクは、
古くからサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう
巡礼者を迎えてきた場所。
11世紀には現在のロマネスク様式の教会の建設が進み、
その周囲に人々が集まって村が形成されたそうです。

私が印象に残ったのは、
建物が一軒一軒主張しているのではなく、
家と家、屋根と屋根、
そして周囲の山の風景までが一つになっていることでした。

新しいものだけが美しいのではなく、
年月を重ねることで生まれる美しさがある。

石や木といった自然の素材は、
古くなって終わるのではなく、
人が暮らし、手を入れながら受け継ぐことで、
さらに味わいを増していきます。

輸入住宅に携わっていると、
ヨーロッパの住宅のデザインやディテールに目が向きます。
でもコンクを歩いて感じたのは、
その奥にある「長く住み継ぐ」という考え方でした。

10年、20年、そしてその先へ。
時が経つほど愛着の増す家をつくりたい・・・

コンクの美しい家並みを思い返すと、
そんな家づくりの原点を改めて感じます。

これからも・・・お施主様ご家族の想いを大切に・・・
邁進してまいります・・・