昨日事務所に足場を架けました。
太陽光発電の設置と、外部の木部のメンテナンスのためです。
震災以降太陽光発電の需要が増えています。公共のライフラインが断たれても
安心して生活ができるようにという思いからでしょう。
太陽光発電に関してはいろいろな論争があって、設置を危惧している方も
多いのではないでしょうか?
ドイツでは補助金の引き下げで太陽光機器メーカーが倒産に追い込まれ、
スペインでは5年ほど前には太陽光発電バブルでしたが、発電量が予測よりも
多くなってしまい、電力会社が大幅な赤字に追い込まれ、結局は買取電気
料金を引き下げることとなってしまったり、設置者に対して果たしてよいのか
悪いのかが見えてこない状況です。
日本でも補助金は既に3年位前と比較しますと、半額以下です。
売電価格は42円が6月までに延長にはなりましたが、来年は30円代になる
見通しです。
電力会社が買った電気料金は結局は国民で負担することになる仕組みですが、
確かドイツかスペインでは国民負担が1200円もアップして大きな社会問題に
なっていると最近のニュースで見たような気がします。
弊社に太陽光発電を設置する大きな理由は実験です。
実際に使ってみて、どのような心理状況になるかを体験したいと思っています。
地球環境の保護のために協力しているという実感が持てるのか、
発電しているからといって無駄遣いになるのか、
更に節電に努めようとするのか、
設置費用の負担を大きく感じるのか?
様々な疑問に対する体験のためです。
そして、現在検討していらっしゃるお客様のために生の声をお届けしたいと
思っています。
家造りも新しいものを採用するときには大きな決断が要ります。
新しい材料や、商品は使ってみてどのような結果になるのか心配です。
開発したメーカーも実験はしていても、長く使ってみたという経験はありません。
新車を買うときのようなリスクを秘めているということです。
新車を購入するときに、新しい型にチェンジする前の車を買う慎重派の方も
いると聞きます。リコールがないことを確認してからということですね。
また、事務所の外観には木を使っているところも多くあるので、この際に塗装を
する予定です。
きちんとメンテナンスしている家とそうでない家では大きな違いが出てきます。
特に木部に関してはそういえます。
海外に行くと住宅地で必ず見かけるのが、ご主人様が屋根や壁のメンテナンスを
している光景です。
皆さんも是非自分でできるところはやってみてくださいね!
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