世界的な新型コロナウイルスの流行によってわたし達のライフスタイルが変化するなか、自宅での過ごし方も変化しつつありますね。在宅勤務やリモート学習の普及によっておうち時間が増えたことで、自宅でのすごし方を見直して広い家を求める方が増えています。
今回は広い家のメリットやデメリット、相性の良い間取りなどを詳しくご紹介します。私たち四季彩建設が茨城県でお手伝いしたおしゃれで広い家の写真事例も掲載しますので、これから家を建てる方はぜひ参考にしてください。
目次
1.広い家に住みたいなら、関東郊外がねらい目
2.茨城県の広い新築事例
3.広い家のメリット
4.広い家のデメリットと対策
5.広い家と相性の良い間取り・設備
1.広い家に住みたいなら、関東郊外がねらい目
東京都心で広い家を建てるのは予算や土地の問題で厳しいため、郊外エリアを検討する方が多いと思います。関東郊外エリアに家を建てる際のメリットや状況をまとめました。新築を建てる場所を検討する際の参考にしてくださいね。
・土地が安い
広い家を建てるためには大きな土地が必要になるため、新築の総工費に占める土地代のウエイトが高くなります。全体的に土地価格が高い東京都心とくらべると土地価格の安い関東郊外は、広い家を建てるハードルが下がるのがメリット。
国土交通省が発表した各県の都道府県庁所在地と東京23区の住宅地平均価格から、例として東京と埼玉・千葉・茨城の4か所をピックアップしてみました。
県庁所在地の市町村の平均土地価格のためあくまで目安ですが、東京と関東3県ではかなりの差があることが分かります。例えば約30坪、100㎡の土地を平均価格で計算すると、下記のような金額差になります。
- 東京都23区: 631,300 円/㎡ × 100 ㎡ = 63,130,000円
- さいたま市: 205,700 円/㎡ × 100 ㎡ = 20,570,000円
- 千葉県: 128,000 円/㎡ × 100 ㎡ = 12,800,000円
- 水戸市: 39,900 円/㎡ × 100 ㎡ = 3,990,000円
エリアによって差は出ますが東京都内と関東3県では、同じ広さの土地でも数千万円の価格差が出るケースが少なくありません。郊外の方が安くて広い土地を手に入れやすく、浮いた費用を建物にかけて暮らしやすくすることができます。
・都心へのアクセスが良い
茨城・千葉・埼玉をはじめとする東京周辺の関東エリアは、鉄道や高速道路が東京都心に向かっているため都心へのアクセスが良好です。
例えば私たち四季彩建設のある茨城県石岡市は、JR常磐線で上野駅まで乗り換えなしで1時間以内、車でも常磐自動車道を使えば東京まで約50分のアクセス。休日に都内までちょっと遊びに行くのに不便はありませんし、通勤もできない環境ではありません。最近はテレワークでオフィスへの出勤頻度が少なくなっている方も多いため、郊外でも十分暮らしやすい環境といえるでしょう。
・買い物施設など利便性も悪くない
郊外と聞くと買い物が不便なイメージがありますが、最近はロードサイドの大型商業施設が増えていて、郊外のデメリットは少なくなりつつあります。むしろ、少し足を伸ばせば専門店やファッションブランドが集まるアウトレットやショッピングモールがあるため、都心部とくらべて不便な点はあまりありません。
こうした施設は大人から子供まで楽しめるように作られているので、休日のお出かけにもピッタリです。郊外店は車が無いと行きづらいイメージがありますが、最近はシャトルバスの運行も豊富なため車無しスタイルの方も大丈夫。
2.茨城県の広い新築事例
わたしたち四季彩建設が実際にお手伝いしたお住まいの中から、広々したお家をピックアップしてご紹介します。
郊外の広々した土地に建てた住まいは、日当たりが良く駐車スペースと大きなガレージも確保。スペースに余裕があるため玄関スロープも設置できて、老後対応もばっちりです。
大きなウッドデッキは人目を気にせずくつろげるアウトドアリビングに。広いお庭で家庭菜園を楽しんで、一休みするスペースにもなりますね。
回遊性が高く使い勝手の良いキッチンレイアウトも、広くて余裕があるからこその間取りです。収納量に余裕があるため、吊戸棚を無くしておしゃれに仕上げています。
車好きの方にはたまらないビルトインガレージも、広い家ならではの間取り。可愛らしいシャッターが住まい全体のおしゃれな印象づくりにもつながっています。
吹き抜けの開放的なリビングは、薪ストーブを設置して家族が集まるのびのび空間に。大きな窓があっても、隣の家からの目線が気にならないのもくつろぎやすいポイントです。
3.広い家のメリット
面積に余裕がある広い家は暮らしやすいイメージが強いですが、具体的にどんなメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。
・収納をたくさん作れる
土地事情が厳しい日本の住宅では、収納不足による使い勝手の悪さが悩みの上位に挙がります。床面積に余裕があればたくさん収納を作ることもできるため、物が片付いてスッキリした暮らしができるのは大きなメリットです。大きな収納は物を詰め込んでパンパンになりづらいので、使い勝手が良い点も暮らしやすさにつながるポイント。
・ライフスタイルの変化に対応しやすい
ギリギリの面積の家は家具のレイアウトが決まってしまいますが、広い家はライフスタイルの変化に応じて模様替えしやすい点も魅力。特にお子さんが小さいご家族や、これから大きくなるご家庭ではメリットが大きいです。お子さんが増えるかどうか分からないケースでも、部屋数に余裕があれば子供部屋の確保であわてることもありません。
・高級感が出る
大きなお城や歴史的建造物のように、広くて大きなお家はそれだけで高級感が出るのも意外なメリットです。大きい分デザインの自由度も高くなりますので、おしゃれな外観に仕上げやすくなるのもgoodポイント。吹き抜けや大きな窓といったおしゃれな間取りを採用しやすいので、内装も理想のイメージに仕上げやすいです。
・プライベートスペースで自由に過ごせる
家族それぞれのプライベートスペースを確保できるため、勉強や趣味など自分の過ごし方に集中できるのも広い家のメリット。お子さんがお友達を呼んで遊んでいるときに、ワークスペースで仕事に集中するといった使い分けが可能です。それぞれの時間を楽しむことでちょうど良い距離感を保つことができ、家族みんなで過ごす時間もさらに素敵なものになりますよ。
・家事効率が良い間取りにしやすい
広い家は間取りの自由度も高くなるため、ショートカットできる回遊性の高い間取りで家事ラクの家に仕上げられます。行き止まりを無くしてぐるぐる回れる間取りは、短い動線で複数の家事をこなせるため時短になります。忙しい朝の時間に家族で渋滞することも減るので、毎日の生活がスムーズになるのも大きなメリット。
4.広い家のデメリットと対策
メリットがいっぱいある広い家ですが、注意すべきデメリットもあります。何も考えず広くつくってしまうと不便になってしまうケースもあるため、しっかり対策しましょう。
・掃除が大変
毎日暮らしているだけで積もっていくホコリのお掃除は、床面積が大きくなるほど大変です。
【対策】⇒お掃除しやすいシンプルな間取り
毎日の掃除機かけの時間を短縮するため、できるだけシンプルな間取りにするのがおすすめです。凹凸の少ないレイアウトなら、角にホコリが溜まりにくくなるのも家事ラクポイント。段差のないバリアフリーの間取りも、ロボット掃除機に床のお掃除を任せられるため有効です。
・冷暖房費が高い
広い家は室内の空気量が増えますので、冷暖房にかかるパワーと光熱費も増加します。窓の数と面積も増えるため、暑さ寒さの影響を受けやすくなるのも冷暖房費上昇の原因の一つ。
【対策】⇒断熱性を確保する
大きな家の冷暖房効率については、床・壁・天井と窓の断熱性を確保することで対策することができます。家じゅうをぐるりと断熱層で囲んで魔法びんのような状態にしてあげれば、一度冷暖房が効けば少ないパワーで維持することができます。
部屋数も増える広い家では、高気密・高断熱の住まいと全館空調システムの組み合わせもおすすめ。
【関連コラム】エアコン一台の全館空調は新築時がチャンス|茨城県で夏・冬も快適な暮らし
・メンテナンス費用が掛かる
床面積が増えるということは、内外装の面積も増えて将来の外壁塗装や内装のメンテンスコストも増えるということです。
【対策】⇒将来を見据えた構造・材質を選ぶ
建てた後のメンテナンスコストを抑えるためには、耐久性が高く長く使える材料や工法を選ぶことで対策できます。
例えば日本の戸建て住宅で一般的な合板フローリングは初期費用を抑えられますが、耐久性は高くないので20年後の張り替え費用が掛かります。一枚板の無垢フローリングは材料費と工賃が少し高くなりますが、簡単なお手入れで数十年使うこともできるため結果的にトータルコストが安くなることも。
数十年先を見据えた住まいづくりは、メンテナンスコストの削減だけでなく地球環境の保全にもつながります。
【関連コラム】自然素材で建てる注文住宅のメリット。施工事例も紹介
・老後に暮らしにくい
部屋数が多すぎると、お子さんが巣立ったあとの空き部屋の維持管理や、室内の移動距離が長く大変というデメリットも考えられます。
【対策】⇒水回りと寝室をまとめる
広い家で老後の暮らしを考えるなら、水回り・寝室・玄関をなるべく一か所にまとめておくと良いでしょう。生活に必須の間取りがまとまっていれば、広い家でもコンパクトな暮らしを送ることができます。足腰が悪くなっても生活できるように、1Fに必要な間取りをまとめておくのも有効な対策です。
・固定資産税が高い
戸建て住宅の固定資産税は土地と建物の相場価格をもとに計算するため、同じ条件なら広い家の方が高くなります。固定資産税は暮らし続ける限り毎年払う固定費のため、長い目で見ると差が出るポイント。
【対策①】⇒必要ない設備はつけない
固定資産税額の元になる評価額は、住まいの設備やグレードによっても変わります。トイレの数や床暖房といった設備が増えると、評価額が上がって税額も増加する可能性が。本当に必要な設備だけにとどめ、余計な物を抑えることで建築費用と固定資産税を抑えることにつながります。
【対策②】⇒200㎡以下の土地を探す
住宅用の土地には固定資産税の減税措置があるため、税額が気になるなら200㎡以下の広さに抑えるのがおすすめ。土地面積が200㎡以下だと固定資産税評価額の1/6が課税対象ですが、200㎡を超える部分は1/3で計算されるため割高となります。
200㎡は坪換算で約60坪ですから、都市部に比べれば十分広い家が建てられるでしょう。
5.広い家と相性の良い間取り・設備
土地が広い大きな住まいでぜひ取り入れたい設備や相性の良い間取りをピックアップしました。
・吹き抜け
床面積に余裕がある広い家なら、解放感のある高い吹き抜け空間をぜひ検討したいところ。2階の床がなくなってしまうため小さな家だと難しいですが、郊外の広い土地なら採用しやすいです。特にリビングと組み合わせると、高い窓からたくさんの自然光を採りこめてさらに広々した家にすることができます。
・全館空調
床面積が大きい住まいは全体の空気量も多くなるため、エアコン1台で家全体を快適に保つ全館空調システムとの組み合わせがおすすめです。最近の夏は夜中でも30℃を超えることが珍しくないため、一部屋に一台のエアコンは当たり前になりつつあります。部屋数が多いと室外機がずらっと並んで邪魔ですし、見た目も良くありません。
全館空調システムは室外機が1台ですっきりして、家全体を24時間快適な温度に保ってくれるため広い家のどこでも過ごしやすくなります。少ないパワーで運転するため、光熱費もそれほど高くありません。
・ウッドデッキ
広い家を建てるための郊外の土地は、隣の家や周囲の建物からの目線が少なくプライベートスペースにピッタリ。お子さんの遊び場や天気が良い日のティータイムなど、アウトドアリビングとして使えるウッドデッキとの相性が良いです。日当たりの良い庭でお布団やクッションを干すときにも使えて、家事効率が良くなるのも大きなメリット。
まとめ:茨城県のおしゃれで広い家は四季彩建設にお任せください
都心よりコストを抑えて広くつくれる郊外の新築住宅は、アフターコロナの暮らしにピッタリの選択肢です。豊かな自然と利便性が両立する郊外エリアで、広くて暮らしやすい住まいづくりを目指してみませんか?
わたしたち四季彩建設は、茨城県を中心にお客様のご要望に合わせた住まいづくりを得意としています。年間10棟に限定したじっくり住まいづくりで、楽しみながら理想のイメージを形にしていきます。広くてオシャレ、暮らしやすい家事ラクハウスを目指すなら、ぜひお気がるにご相談ください。
茨城県石岡市には、自然素材たっぷりの自社設計モデルハウスもご用意しています。間取りのイメージや使い勝手を体感いただけるようになっていますので、ぜひ遊びにいらしてください。
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