本格的な輸入住宅を建てるとき、おしゃれな海外デザインと住みやすさのバランスを取ることは重要です。
映画に出てくる素敵な住宅デザインや間取りは、そのまま日本に持ってきてしまうと暮らしにくくなってしまうケースも。
今回は実際の輸入注文住宅実例を見ながら、海外間取りの上手なアレンジ方法や人気の間取りを解説していきます。
海外デザインを活かした素敵なライフスタイルもご提案しますので、輸入住宅を検討している方はぜひチェックしてみてください。
目次
1.海外の間取りをそのまま採り入れるのは危険
2.海外間取りをアレンジしたおしゃれ輸入住宅実例
3.輸入注文住宅で人気の間取り
4.海外の間取りを活かした素敵なライフスタイル
1.海外の間取りをそのまま採り入れるのは危険
島国であるわたしたちの日本は世界と文化の違いが大きく、海外の住宅間取りをそのまま採用すると暮らしにくくなってしまうことが多いです。
例えば欧米諸国は靴のまま生活する間取りですから、私たちとはすでに前提が違うわけですね。土地の広さや近所との距離、日照時間や気候など、間取に影響するさまざまな要素も違います。
輸入住宅を建てるときは、こうした文化やライフスタイルの違いも踏まえて間取りを考えなければいけません。
海外の間取りを完全にコピーするのではなく、良い部分を上手に取り入れながら日本風にアレンジしてみましょう。
2.海外間取りをアレンジしたおしゃれ輸入住宅実例
実際に海外の間取りや設計思想を日本風にアレンジした、おしゃれな輸入注文住宅の実例をご紹介します。
実例①
インパクトのあるレンガの外観は、シンプルなシルエットとさりげないアーチアクセントで上品に仕上げました。日本の街並みにもマッチする、程よいおしゃれさですね。
力強さと美しさを兼ね備えたティンバーフレーム構造を活かし、2階にダイニングキッチンを配置して開放的な間取りに。
高い天井の開放的なオープンキッチンは、たくさんのゲストを招いてのパーティーにも十分対応できます。
作業中の視線が抜けてとても広く感じるので、毎日のお料理も楽しくこなせそうですね。
海外のキッチンでは定番のパントリーも備え、お料理効率もばつぐんです。タイル床とレンガのアーチ開口も、キッチン全体のおしゃれなアクセントに。
実例②
小さな窓ととんがり屋根がかわいらしい、フレンチスタイルの海外デザイン住宅です。
吹き抜けの階段と薪ストーブの組み合わせは、おしゃれな照明やアイアン装飾でちょっとした移動の瞬間も幸せな気分に。
リビングホールは複数の窓を組み合わせ、眺望を楽しめる展望室のような趣です。梁見せ天井や素敵なシャンデリアなど、海外のホテルのような素敵な空間ですね。
あえて独立間取りにしたL型キッチンは、大容量の収納と大きなワークスペースで多人数のお料理にもしっかり対応。
キッチン単体でお好みのデザインを選び、理想のお部屋に仕上げられるのも独立キッチンならでは。
とんがり屋根の形状を活かした吹き抜けやトップライト、ロフトなど海外風の間取りもアレンジして採り入れています。
実例③
コンパクでかわいらしいアメリカンカントリー調の平屋です。ラップサイディング・ドーマー窓・カバードポーチなどさまざまな要素を盛り込んだ本格的な外観デザイン。
二階のない平屋ならではの大空間LDKは、ドーマー窓からたっぷり自然光が入る明るい空間になりました。
3.輸入注文住宅で人気の間取り
・吹き抜けリビング
本格的な海外の間取りというと、大きな吹き抜けのリビングをイメージする方も多いのではないでしょうか。
吹き抜けは梁見せ天井、高い明かり窓、ドーマーなどデザインバリエーションが多く、好みのお部屋に仕上げやすいのも魅力的。
・リビング階段
階段をリビングに配置しておしゃれなアクセントにするのも、海外らしさが出る間取りです。
リビングを中心とした動線になるので自然と家族が集まりやすく、これから子育てを迎えるご家庭にもピッタリ。
一昔前まで「リビング階段は寒い」というのが定説でしたが、最近の住宅は高気密・高断熱が基本なのでデメリットも少なくなっています。
・平屋
土地に余裕がある海外では、無理に二階建てにせず平屋を建てることも少なくありません。コンパクトなシルエットの平屋はかわいらしい海外デザインと相性が良く、絵本から飛び出したような外観をつくれるのが魅力。
階段がないバリアフリーの間取りで老後まで暮らしやすいので、広い土地を確保できるならぜひ検討したい間取りですね。
・薪ストーブ
北欧など寒い地域で定番の薪ストーブは、実用面・デザイン面ともに優秀な間取りアイデアです。
薪ストーブ自体がおしゃれなアクセントになりますし、屋根から飛び出す煙突も外観を素敵に彩ってくれます。
薪の準備やメンテナンスなど少し手間はかかりますが、電気やガスにはない自然な暖かさに、やみつきになる方も少なくありません。
DIYやアウトドアが好きな方なら薪の確保やメンテナンスも楽しめるので、とてもおすすめです。
・オープンキッチン
おしゃれなLDKの定番になりつつあるオープンキッチンレイアウトも、ちょっとした工夫で本格的な海外デザインに仕上がります。
ダークカラーの無垢材カウンターやタイルなど、素材やカラーのアクセントを上手に使うとLDK全体がおしゃれに見えますよ。
素敵なオープンキッチンはパーティースタイルにも映えますし、複数人でのお料理やゲストと会話しながらのおもてなしなどもこなせます。
カウンターキッチンにして、軽食を採れるようにするのも便利ですね。
・ビルトインガレージ
大切な愛車を守り雨風の影響なく乗り降りできるビルトインガレージは、車やバイク好きの方に人気の間取りです。
海外映画に出てくるようなガレージの配置で、内装をいろいろ楽しむのもおしゃれですね。屋外にカーポートや車庫をつくる必要がないため、外観がスッキリ見えるのも意外なメリットです。
・ウッドデッキ
本物の海外住宅のような外観を目指すなら、なるべく広い土地に建てて大きなウッドデッキをつくるのもおすすめです。
ひろびろとした眺望はそれだけで海外デザインをより魅力的にしてくれますし、日当たりも良いので明るいお部屋になるのもメリット。
ウッドデッキは外観のアクセントにもなり、お子さんの遊び場、クッションやお布団の干し場など実用面でも優秀です。
4.海外の間取りを活かした素敵なライフスタイル
せっかく素敵な海外風間取りに仕上げるなら、ライフスタイルにもこだわってみませんか?日本の住宅では難しいライフスタイルも、海外思想の間取りやデザインなら自然に取り入れやすいですよ。
・広いLDKでホームパーティー
日本とくらべると、海外では週末に友達や親戚を呼んでホームパーティーを楽しむイメージがありますよね。素敵なデザインのひろびろLDKは、お客様をおもてなしする空間にピッタリです。
お料理の支度をしながらみんなと会話できるオープンキッチン、ゲストがくつろいで過ごせるプライベートスペースなど、パーティー対応できる間取りを考えてみましょう。
・暖炉の前で家族団らん
海外の映画や小説で暖炉や薪ストーブを囲んで団らんを楽しむシーン、あこがれますよね。
ストーブやエアコンより優しい薪の暖房は体に優しく、自然と家族が集まりコミュニケーションリビングをつくってくれます。
スマートフォンの普及で目の前の人との会話が減っている現代、暖炉や薪ストーブを中心に暖かい冬を過ごしてみてはいかが?
・ウッドデッキで友達とティータイム
天気の良い日は、お友達と一緒にオープンカフェ気分でおしゃべりを楽しむのも素敵です。お店と違い、時間を気にせずおしゃべりを楽しめるのがgoodです。
大きなウッドデッキがあれば、ご近所のお友達が集まる素敵なコミュニケーションスペースになりそうですね。
■まとめ:海外間取りを上手に取り入れて素敵なマイホームを
海外デザインの輸入住宅を建てるときは、必ず日本のライフスタイルにあわせて暮らしやすさにも配慮しましょう。海外のデザインや間取りを上手に採り入れて、オリジナリティの高い素敵なマイホームを目指してみてください。
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