広々とした調理スペースが叶う「L型キッチン」。
お料理好きの方には特に人気のキッチンタイプですが、いざ住まいに取り入れるとなると「どれくらいの広さ、レイアウトにすべき?」「L型キッチンの良いところだけではなくデメリットも知っておきたい」といったように、さまざまな疑問や不安を持つ方は数多くいるでしょう。
そんな方に向けてこちらのコラムでは、L型キッチンの寸法の目安やメリット・デメリット、レイアウト実例をまとめてご紹介します。
このコラムを読むことで、L型キッチンを取り入れる前に知っておきたい情報をまとめて知ることができるので、ぜひ参考にご一読ください。
目次
L型キッチンとは?
L字のキッチンは、その呼び名の通り「L字型をしたキッチン」のこと。通常はI型やII型が一般的ですが、L型のキッチンにすると調理スペースを広く取れるのが最大の特徴です。
L型のキッチンには、配置によって大きく2つのタイプに分かれています。
一つは上記の写真のように、キッチンの一部のみ壁に付けるような配置にして料理をしながらダイニングやリビングが見渡せる「対面タイプ」。もう一つはキッチンをすべて壁にくっつけるようにして、ダイニングやキッチンに背を向けて調理するようにした「壁付けタイプ」があります。
L型キッチンの寸法の目安は?
L型キッチンの場合、「どれくらいのスペースがあれば実現できるのか知りたい」と不安に思う方も多くいるでしょう。
キッチンの広さは、「幅3.3m×奥行2.1m」の約4.5畳がもっとも一般的と言われています。
一方でL型にする場合は最低でも「4.5畳以上」と言われているため、通常のキッチンよりも広さを取る必要が出てくるでしょう。そこまで広さに余裕がなくてもL型キッチンを取り入れること自体は可能ですが、L型ならではのスペースの広さを活かすのであれば、ある程度広めの床面積を確保する必要があるでしょう。
L型キッチンにするメリット
こちらでは、L型キッチンにする3つのメリットについて解説します。
・調理スペースが広がり料理がしやすい
L型キッチンの最大の特徴である「調理スペースの広さ」は、他のキッチンタイプにはない大きなメリットです。
お料理を何品も同時に作ることができたり、ケーキやパンを焼くときなど生地を捏ねたり寝かせたりするためのスペースも十分に確保できます。
料理好きの方にはまさにぴったりなのが、L型タイプのキッチンです。
・複数人で同時に料理ができる
調理スペースが広いため、複数人で同時に調理できるのももう一つのメリット。
子どもと一緒にお菓子作りをしたいという方や、親が遊びに来て一緒に料理をする機会が多いという方にはぴったりです。
・収納力がアップ
L字型に調理台が広がっていることにより、カウンター下にもより多くのキャビネットが収納できるのもL型キッチンの魅力。
料理好きの方は特に、多くの調理器具や調理家電、調味料などを所有しているという場合も多いでしょう。そんなときもL型キッチンなら、収納力抜群で調理台の上にも家電や調理器具を置くスペースの余裕があります。
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L型キッチンにするデメリット
こちらでは、L型キッチンならではのデメリットとその対策について解説していきます。
・導線が長くなってしまう
L型キッチンはその広さが魅力である一方で、その分、導線が長くなってしまうのがデメリットに。
一般的なキッチンなら手の届く範囲にほとんどがまとまっていますが、広いキッチンでは冷蔵庫に食材を取りに行ったりシンクとコンロを行ったり来たりするのに苦労することも‥。
料理中の移動距離を短くするためのコツとして、コンロ、シンク、冷蔵庫の距離ができるだけ近くになるよう配置することを意識してみましょう。
・コーナー部分がデッドスペースになりがち
2つ目のデメリットは、L字の角のコーナー部分がデッドスペースになってしまいがちなこと。
キッチンをできるだけ有効活用しようとしても、実際はコーナー部分の空間が余り無駄になってしまうことが多々あります。角になっているため、そこでは作業しにくいことが大きな理由となっています。
コーナーの活用方法としては、コーヒーメーカーなどの家電の置き場所にしたり観葉植物を飾ってみたりするのがオススメです。キッチンを作る前におおよその使い道をイメージしておくと良いでしょう。
・キッチン以外の間取り自由度が下がることも
L型キッチンは一般的なキッチンよりも広いスペースが必要となるため、リビングやダイニングなどキッチン以外の間取りに制限が出てきてしまうことがあります。
まずは、余裕のある床面積を確保することが一番の対策となりますが、さらに間取りを考える際に優先度をつけておくこともポイント。
生活の中心となるリビングやダイニング、キッチンは優先的に広いスペースを確保できるようにし、廊下や玄関ホールなど通過するだけのスペースを削るなどしてメリハリをつけるのがオススメです。
L型キッチンのおしゃれなレイアウト実例
最後に、L型キッチンのレイアウト実例をたっぷりとご紹介します。
リビング・ダイニングとの配置関係やキッチンのデザインなど、ぜひ参考にご覧ください。
・L型+アイランド型のアメリカンキッチン
こちらは、壁付けタイプのL型キッチンの中心に、アイランド型の調理テーブルを組み合わせたアメリカンスタイル
ダークネイビーとホワイトの組み合わせで、スタイリッシュかつ高級感溢れる空間になります。
・お料理だけに集中できる独立タイプのL型キッチン
キッチン専用の空間を設けて、お料理に集中できるような間取りにした独立タイプのL型キッチンです。
三角コーナー部分にはポットや測りを置いて、ちょっとしたモノ置きスペースに。まるで絵本に出てくるような可愛らしい癒しのキッチンです。
・キッチンダイニングをコンパクトにまとめたカリフォルニアスタイル
こちらは、カリフォルニアスタイルのL型キッチン
左側には吊り戸棚も設けて、収納がたっぷりできるように工夫されています。
キッチンのすぐ横にダイニング、そしてリビングとの間には間仕切りが設けられています。このようなレイアウトにすることで、キッチンとダイニング間の導線が短くなり、そして食事スペースとくつろぎのリビングスペースが自然と分かれるようなメリハリのある間取りになります。
・お料理好きの方にぴったり。広々としたL型キッチン
お料理好きの方には堪らない、大空間のL字型キッチンです。大人数で料理する機会が多い方にはぴったり。
独立タイプでありながら、リビングとの行き来もしやすいレイアウトになっています。
・勾配天井で開放感抜群。フレンチスタイルのL型キッチン
真っ白な色使いが上品なフレンチスタイルのキッチン
天井は勾配天井にして、開放感溢れる空間に。天窓がつけられているので、明るさも抜群です。
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いかがでしたか?
こちらのコラムでは、L字型キッチンのメリット・デメリットやレイアウト実例などをまとめて解説しました。
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