照明計画によって、部屋の雰囲気や居心地が大きく変わると感じている方は多いのではないでしょうか。
とりわけ住まいづくりにこだわりのあるイギリスでは、照明の取り入れ方も参考にしたい点が数多くあります。
そこでこの記事では、イギリスの照明計画に学ぶ、落ち着ける部屋を作るための照明選びと配置のポイントを解説します。
コラムのポイント
- イギリスの照明計画は自然光を重視するとともに、光の質や量、デザイン性にもこだわります。
- イギリスの家のようなクラシカルな空間を実現する照明の配置を解説します。
- 部屋別の照明計画も確認しましょう。
目次
イギリスの照明計画の特徴
イギリスの照明計画は、明かりとしての役割だけでなく、日中はインテリアとしても引き立つことが重要です。
日本に比べるとほの暗く落ち着いた印象に仕上げるため、リラックス空間を作りたい方には役立つポイントが数多くあります。
この章では、自然光の活かし方や間接照明の取り入れ方、照明の配置など、心地よい空間作りのヒントになる実践的なアドバイスをご紹介します。
イギリスの照明計画の特徴 |
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自然光を活かす
イギリスの住宅では、大きな窓や天窓を利用して自然光を採り込むことが多く、日中はできるだけ人工照明を使わない傾向があります。
自然光を活かすことで省エネにもつながり、環境にもやさしい暮らし方が叶うのです。
間接照明を好む
暖炉の光が愛されているイギリスでは、明るく照らす照明よりも柔らかな光を放つ間接照明が好まれます。
ランプやウォールライトを活用して、部屋全体にやさしく穏やかな光を拡散させるのが特徴です。
調光機能で光を調整
調光可能な照明器具は、時間帯や状況に応じて光の強さを調節できるのが魅力です。
天井に埋め込むダウンライトも、必要な場所だけに設置することで自在に光を落とすことができ、リラックス感のある空間を作ります。
一室多灯で光を分散
イギリスの照明計画では、スタンドライト、ペンダントライト、ダウンライト、キャンドルなどを組み合わせて光の量や質感を調整します。
光を部屋の中に点在させることで、機能的でありながら雰囲気のある美しい照明デザインを実現するのです。
照明デザインにこだわる
イギリスでは、照明器具自体がインテリアの一部として重視されるため、デザイン性の高いシャンデリアやペンダントライトも人気です。
クラシカル・モダンスタイルなど、上質感のある照明はイギリスの家に優雅さと華やかさを添えます。
イギリスの家のような空間を作る|照明器具設置のポイント
この章では、イギリスの家のようにクラシカルで品のある空間を作る、照明器具設置のポイントを解説します。
照明器具設置のポイント |
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ペンダントライト
イギリスの家では、ペンダントライトがインテリアの中心に取り入れられます。
ペンダントライトは、高さを調整することで光が当たる範囲をコントロールできるため、用途や好みに合わせた空間づくりが叶いますよ。
ダイニングテーブルの上やリビングの一角に吊るすことで、明るさを得るだけでなくインテリア性を高められるのです。
例えば、アンティーク調のデザインやヴィンテージ風のペンダントライトは、クラシカルでエレガントな雰囲気を演出します。
スタンドライト
イギリスの家でリラックスした空間作りに欠かせない照明が、スタンドライトです。
ソファの横やベッドサイドに配置すれば、読書やリラックスタイムを柔らかく照らす光を得られます。
ブリティッシュスタイルにこだわるなら、クラシカルな木製スタンドや洗練されたシンプルモダンデザインの照明などがおすすめです。
スタンドライトは気軽に移動ができるため、必要な場所に配置しやすく理想の空間づくりが叶います。
ダウンライト
イギリスの住宅で多く採用されている照明が、ダウンライトです。
天井に埋め込まれた照明で、インテリアを選ばずすっきりとした見た目に仕上げます。
どの部屋でも設置しやすい照明ですが、特にキッチンやバスルーム、廊下など、実用性が求められるスペースで役立ちます。
調光機能のあるタイプを選ぶことで、場面に応じた雰囲気作りも可能です。
キャンドル
キャンドルは、イギリスの家で古くから愛されてきた照明で、人工照明とは一線を画する温かみのある雰囲気を作り出します。
現代でも、特にリビングやダイニングでのリラックスタイムや特別なイベントの際に使用されます。
機能面とは対極にある少し手間のかかる照明ですが、一つひとつゆったりと点灯する時間そのものに「豊かさ」を感じられるのが魅力です。
火を使うことに抵抗がある場合は、LEDタイプのキャンドルもあるため検討してみてはいかがでしょうか。
こちらの記事でも、クラシックモダンインテリアの照明計画のポイントをご紹介しています。
合わせてごらんください。
【関連記事】クラシックモダンインテリアの基本を解説|上質感のあるリビング・ダイニング計画のポイントと施工事例
イギリスの家に学ぶ照明計画|部屋別の照明配置例
最後に、この章では部屋別の照明配置をイギリスの家を参考にご紹介します。
おしゃれで心地よい空間づくりのヒントにお役立てください。
キッチンの照明計画
調理中の手元を明るく照らし、作業しやすい環境を作るためにも、下記を参考にキッチンの照明選びにこだわりましょう。
- ダウンライトを天井に配置して、調理スペース全体を明るく照らす。
- 調理台やシンクの上に、特に明るさが集まるようダウンライトを配置する。
- 調光機能付きの照明を取り入れて、作業時と食事準備後の雰囲気を変えられるようにするのがおすすめ。
- アイランドキッチンの上などにデザイン性の高いペンダントライトを取り入れれば、おしゃれで実用性の高い空間に仕上がる。
こちらの記事では、ブリティッシュスタイルのキッチンインテリアの特徴を解説しています。
ぜひ、参考になさってください。
【関連記事】ブリティッシュインテリアの特徴と魅力を解説|おしゃれなキッチンデザインのポイントも
ダイニングの照明計画
ダイニングは、食事がおいしそうに見えること、家族団らんのひとときをやさしく照らす照明計画を心がけましょう。
- テーブルの中央にペンダントライトを低めに設置し、食卓を中心に柔らかい光で照らす。
- 調光機能を使用して、食事のシーンに合わせて明るさを調整する。
- 壁面にブラケットライトを設置し、間接照明で温かみのある雰囲気に仕上げる。
- テーブル周りのアクセントとして、キャンドルなどで光の演出をする。
リビング(ラウンジ)の照明計画
家族がゆったりとした時間を過ごすリビングは、間接照明を含めて光を点在させて、リラックス感を演出しましょう。
- スタンドライトやフロアランプをソファの近くに配置し、読書やリラックスタイムに合う柔らかな光で照らす。
- 天井にダウンライトを設置して、全体の明るさを調整可能にする。
- 壁面に間接照明やウォールライトを設置して、空間に奥行きを生み出す。
- シャンデリアやペンダントライトを中央に配置し、クラシカルな英国風の雰囲気に仕上げる。
- 複数のキャンドルを配置し、やさしく雰囲気のある光で空間を照らす。
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ここまで、イギリスの照明計画に学ぶ、落ち着ける部屋を作るための照明選びと配置のポイントを解説しました。
機能性と温かみを両立したイギリスの照明計画を取り入れ、デザイン性だけでなく光の質や量など細部にこだわることでより快適な空間づくりが叶います。
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