
冬のロンドンを歩くと、街全体がやわらかな光と木の温もりに包まれています。
通りには木造の屋台が並び、人々が温かい飲み物を手に語り合う、そんなクリスマスマーケットの風景は、季節を丁寧に楽しむ暮らしの象徴です。
この心地よい雰囲気には、私たちの住まいづくりにも通じるヒントが隠れています。
そこで今回は、ロンドンのクリスマスマーケットに学ぶ、冬の住まい演出術をご紹介します。
心華やぐ空間づくりのヒントに、ぜひ参考になさってください。
コラムのポイント
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ロンドンのクリスマスマーケットを参考に、冬の暮らしに合う空間演出のヒントをご紹介します。
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レスタースクエア・サウスバンク・ハイドパークなどで行われるクリスマスマーケットは、冬だけの特別な風物詩です。
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「素材感と灯り」「香りと音」「冬のしつらい」の3つの視点から、季節を感じる住まいの工夫をご紹介します。
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ロンドンのクリスマスマーケットの美しさと楽しい雰囲気を、ご自宅でも取り入れてみませんか。
目次
ロンドンのクリスマスマーケットの魅力

冬の季節になると、ロンドンの街はやさしい灯りと木の香りに包まれます。
クリスマスマーケットが点在するこの時期、街そのものがひとつになり、人々の暮らしを彩ります。
このクリスマスマーケットは、 家づくりの視点から見ても、素材・光・香りなどの演出に学べる要素が多くあるのです。
冬だけの特別な風景
ロンドンでは毎年、11月上旬から1月初旬にかけて複数のクリスマスマーケットが開催されます。
木のぬくもりを感じる屋台やランタンの灯りが並び、手づくり雑貨やホットワインの香りが漂う冬の風物詩です。
多くの人々が訪れるロンドンの一大イベントで、街の景色には「季節を楽しむ」文化が自然と息づいています。
2025年も開催予定のロンドン・クリスマスマーケットの例
2025年も、以下のような主要マーケットが予定されています。(※いずれも2026年1月初旬まで開催予定)
- レスタースクエア・クリスマスマーケット
ロンドン中心部の劇場街に近く、木の屋台やスケートリンクが並ぶ人気エリア - サウスバンク・ウィンターマーケット
テムズ川沿いに並ぶ屋台と明かりの風景が美しく、落ち着いた雰囲気 - ハイドパーク・ウィンター・ワンダーランド
観覧車やショーなども併設された、ロンドンを代表する冬の祭典
人々の笑顔と灯りが交差するマーケットの風景は、どこか懐かしく、温かさに満ちています。
その「あたたかさを感じるデザイン」は、私たちの住まいにも取り入れられる大切な要素です。
こちらの記事では、あたたかみを感じるイギリスの家のおしゃれな窓デザインについても解説しています。
合わせてごらんください。
【関連記事】イギリスの窓デザインが多彩な理由とは|窓税との関係やステンドグラスの特徴・魅力を解説
クリスマスマーケットで見つかる、冬を彩る暮らしのアイテム

ロンドンのクリスマスマーケットには、冬の住まいをやさしく彩る手仕事のアイテムが並びます。
素材感を楽しめるものが多く、眺めているだけで空間づくりのヒントが見えてきそうです。
冬の住まいを彩るヒントとして、クリスマスマーケットで見つけやすいアイテムをご紹介します。
自然素材のオーナメントやキャンドルホルダー
木やドライフラワー、ガラスなど、自然素材を使ったオーナメントは冬定番の人気アイテムです。
ツリーに飾るだけでなく、玄関やリビングの棚に吊るすと、さりげなく季節感を添えられます。
また、手づくりのキャンドルホルダーやランタンは、灯りの取り入れ方を見直すきっかけにもなります。
照明だけでなく、柔らかなキャンドルの光などで過ごすひとときも素敵です。
LEDキャンドルで代用も可能
ただし、火の取り扱いが心配な場合は、LEDキャンドルなどで代用することもできます。
家族構成やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
ハンドメイドのテキスタイルやクラフト雑貨
刺繍入りのクロスやウールのクッションカバー、陶器のオブジェなどもクリスマスマーケットならではの品々です。
手作業ならではの温もりがあり、ひとつ取り入れるだけで空間に深みが生まれます。
色や素材の組み合わせを参考にすれば、ロンドンの風景を感じられそうですね。
冬の空間づくりに生かせる3つのエッセンス

ロンドンのクリスマスマーケットを眺めていると、自然素材の使い方や光の重ね方、香りの漂わせ方など、住まいの空間づくりに通じるヒントが随所に見られます。
寒い季節を心地よく過ごすための3つのポイントを見ていきましょう。
あたたかみを感じる「素材感と灯り」
マーケットでは、木の屋台やランタンの光がバランスよく配置され、冷たい空気の中にもぬくもりが感じられます。
以下のように「自然素材×やわらかな灯り」の組み合わせは、住まいの内装にも応用できるアイデアです。
- 壁や天井に木を取り入れ、空間全体を包み込むようなあたたかみを演出する
- ダウンライトや間接照明を使い、光を「点」ではなく「面」で配置する
夜の時間帯は照明のトーンを少し落とし、陰影のある落ち着いた雰囲気をつくる
光と素材の調和は、見た目の美しさだけでなく、家族団らんの時間を柔らかな空気で満たします。
季節感のある「香りと音」
ロンドンのクリスマスマーケットでは、シナモンや焼き菓子のような香り、穏やかな音楽など、五感に響く雰囲気が広がります。
このような仕掛けは、以下のように住まいにも取り入れたいポイントです。
- リビング|天然のアロマや木製ポプリなど、自然な香りを中心に
- キッチン|料理の香りが自然に広がる、オープンキッチンに
- LDK|穏やかな音楽を流して、心地よい空間に
「音や香り」といった目に見えない要素を整えることで、家の空気感そのものが変わります。
特別な装飾をせずとも、五感から心地よさを感じられるアイデアです。
冬のしつらいを楽しむ小さな工夫
ロンドンのマーケットでは、毎年テーマに沿った装飾が取り入れられます。
住宅でも、季節の「しつらい」を少し変えるだけで、暮らしがより楽しくなるものです。
以下のように、冬の住まいを演出してみましょう。
冬を演出するアイテムの具体例
- 玄関にリースやグリーンを飾り、屋外と屋内をシームレスにつなぐ
- 窓辺に灯りを置いて、夜の外景と室内の光を自然に調和させる
- ダイニングには季節の花やキャンドルを添えて、日常の食卓に華やぎを添える
こうした小さな工夫が、冬の住まいをより豊かに感じさせてくれます。
「大きく変えずに、季節の空気を取り入れる」それが長く愛される住まいの秘訣です。
こちらの記事でも、イギリスの家の間取りを参考にするポイントをお伝えしています。
合わせてごらんください。
【関連記事】素敵なイギリスの家の間取りに学ぶ|特徴・日本の家との違い・暮らしやすさの工夫を解説
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まとめ:冬を楽しむ空間づくりのヒントは、旅の風景の中に
ロンドンのクリスマスマーケットは、華やかさと人の温もりが共存する場所です。
木の質感、灯りの演出、香りや音の重なり、そのすべてが「心地よい空間」を形づくっています。
私たちの暮らしの中にも、この「ぬくもりのデザイン」を少しだけ取り入れてみると、 冬の家はぐっと居心地の良い場所になります。
旅先で感じたようなあの穏やかな空気感を日々の暮らしの中で再現する、 それこそが、冬の住まい演出術のヒントです。
国内でも、クリスマスマーケットは多数開催されています。
住まいづくりのヒントとして、あなたも訪れてみてはいかがでしょうか。
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