
フランスと雪の組み合わせは、少し意外に感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
パリの街並みや南仏の穏やかな気候を思い浮かべると、雪とはあまり結びつかない国のようにも感じられます。
けれど、フランスでも雪は降るのです。
ただ、日本で思い浮かべる「冬=雪」の感覚とは、少し異なります。
そこでこの記事では、フランスに雪は降るのか、どの地域でどの程度暮らしに影響があるのかを整理しながら、日本との受け止め方の違いをたどっていきます。
あわせて、そうした暮らしの中で、住まいや家づくりがどのように考えられてきたのかにも触れていきましょう。
コラムのポイント
- フランスでも雪は降りますが、地域によって頻度や暮らしへの影響は異なります
- 雪の多い地域では、雪や寒さを特別なものとして扱わず、季節の一部として受け止める暮らし方が根付いています
- 雪の日は無理に外出せず、家で過ごす時間を大切にする姿勢が、住まいのあり方にも反映されています
- 寒さ対策だけでなく、雪の日をどう過ごすかまで考えることが、住まいの心地よさにつながります
- フランスの雪のある暮らしは、日本で家づくりを考える際にも、暮らし方から住まいを考えるヒントになります
目次
フランスに雪は降るのか

明るい日差しが降り注ぐ印象が強いフランスですが、雪は降ります。
フランスは南北に長く、海に近い地域もあれば、山に囲まれた地域もあるのが特徴です。
そのため、同じ国の中でも、雪が身近な地域とほとんど意識されない地域が分かれます。
パリ周辺でも雪は降りますが、街の景色が大きく変わるほど積もることは多くありません。
それでも、雪がしっかり積もると交通機関が乱れやすくなり、その様子がニュースとして取り上げられることがあります。
フランスの雪が多い地域と少ない地域の違い

フランスでは、雪が多い地域と少ない地域があります。
この章では、より詳しくその違いを見ていきましょう。
アルプス周辺や山岳地域の雪事情
フランスで雪が暮らしの一部として存在しているのは、アルプス山脈周辺や標高の高い地域です。
冬になると積雪があり、道路や建物も雪への備えが必要です。
アルプスに加えて、ジュラ山脈、ヴォージュ山脈、中央山塊、ピレネー周辺でも、冬の雪はめずらしいものではありません。
こうした地域では、雪は特別な出来事ではなく、毎年訪れる季節の一部として受け止められています。
都市部や南仏では雪は非日常
一方、パリを含む都市部や南仏では、雪は非日常的と言えます。
少し雪が積もっただけでも交通機関が乱れやすく、通学や通勤への影響が出ることも少なくありません。
雪に慣れていないというより、雪が頻繁に降る前提ではない暮らし方と言えます。
フランスで雪は暮らしにどのくらい影響するのか
フランスで雪が降ると、暮らしへの影響は比較的わかりやすく表れます。
電車やバスが遅れたり、運休したりすることもあり、予定通りに動けないことも想定する必要があるのです。
日本の雪国では、除雪や運行管理が日常の一部として組み込まれていますが、フランスでは、雪が頻繁に降らない地域ほど、そこまでの備えが整っていないこともあります。
そのため、雪の日は「思うように動けない日」として受け止められるのです。
無理に平常通りに戻そうとしない姿勢は、日本との違いとして感じられる部分の一つと言えます。
こちらの記事では、フランスの暮らしにまつわる行事や食、伝統文化について詳しく解説しています。
合わせて、ごらんください。
【関連記事】フランス伝統文化の魅力を紐解く|行事・食・工芸から見える暮らしの工夫
フランスで雪に慣れた地域の暮らし方

フランスの雪に慣れた地域で、雪の日はどのように受け止められているのでしょうか。
日本では、雪が降ってもできるだけ日常を保とうとする工夫が積み重ねられてきました。
除雪や交通の確保は、その代表的な例です。
一方フランスでは、雪の日は少しペースを落とす日として受け止められる傾向があります。
動けないことを前提に、暮らしを一時的に切り替えるといった柔らかさが、暮らし方の特徴として表れているのです。
こうした違いは、住まいに対する考え方にも影響しています。
いつも通りにこだわらない
フランスの雪の日の過ごし方には、「通常運転」にこだわらない姿勢が感じられます。
外出が難しければ控える、仕事や予定が遅れれば、それを前提として受け入れるといった判断が、ごく自然に行われているのです。
雪は排除すべき対象というより、「今日はそういう日」として受け入れることも特徴の一つです。
家で過ごす時間を受け入れる
雪の日は、家で過ごす時間が自然と増えます。
外に出られないことを不便と感じるより、家の中でどう過ごすかに意識が向くのが特徴です。
温かい飲み物を用意したり、窓の外の景色を眺めたり、静かな時間を楽しんだりと家で過ごす時間を受け入れます。
そうした過ごし方は、特別なものではなく、日常の延長として存在するのです。
雪のある暮らしとフランスの住まい|日本の家と重なる点

雪のある地域では、暮らし方だけでなく、住まいのあり方にも影響が出るものです。
ただし、フランスでは「雪対策住宅」といった言葉が前面に出ることはあまりありません。
寒さを前提にした家づくり
フランスの住宅では、寒さを一時的な出来事として扱いません。
冬の寒さは、日本と同様に毎年訪れるものとして受け止められています。
外が寒い日は、家の中で過ごす時間が長くなるといった前提が、住まいの基本として意識されているのも特徴です。
雪や寒さのある地域では、家の中でどう過ごせるかが、住まいの価値として感じられやすくなります。
中で過ごす時間を大切にする発想
外観の新しさや流行よりも、室内での過ごしやすさに目が向けられる傾向があります。
雪の日に長く過ごす場所が心地よいか、といった感覚が、住まいの評価につながっていきます。
日本の家づくりも、寒さ対策において性能や過ごし方まで繊細に設計に反映する点は重なる部分です。
こちらの記事でも、フランスの住宅や文化について解説しています。
合わせて、ごらんください。
【関連記事】「フランスの暮らし」から学ぶ、日々を豊かに過ごす知恵|ファッション・食文化・住宅の特徴を解説
雪を受け入れ快適に過ごす知恵
フランスの雪との付き合い方を見ていると、家づくりは自然に逆らうものではない、といった姿勢が感じられます。
雪や寒さを完全になくそうとするより、受け入れた上でどう過ごすかに目が向いているのが特徴です。
雪の日でも落ち着いて過ごせる家、外に出られない時間が長くなっても快適に過ごせる空間は、日本の家づくりにも静かに重なっています。
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まとめ|フランスの雪と暮らし、住まいの関係
フランスにも雪が降りますが、その受け止め方は地域によって異なります。
雪を特別な災害としてではなく、暮らしの流れの中に組み込んでいる地域もあり、雪の日は少し立ち止まる1日として捉えられているのも特徴です。
フランスの雪のある暮らしは、日本で家づくりを考えるときにも、あらゆる角度からの気づきを与えてくれます。
性能や対策だけではなく、雪の日をどう過ごしたいのか、その問いから、住まいを考えていくことも大切です。
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