国産住宅にはない独特のデザインや色使いなど魅力がいっぱいの輸入住宅。しかし、どうやって建てればよいのか、どのようなポイントに注意すれば良いのか気になるところも多いですよね。
当記事では、輸入住宅の魅力や建てる際の流れ、気を付けるべきポイントなどをまとめました。輸入住宅に興味がある方は、ぜひチェックして役立ててください。
■そもそも輸入住宅とは?魅力ポイント解説
輸入住宅と聞けば海外の家であるというイメージは沸きますが、実際にどういうものかと聞かれれば意外と答えられないものです。実は輸入住宅に法律上の規定などはなく、「海外の設計思想に基づいてつくられた家を輸入して国内で建てる」ことを指すのが一般的です。まずは輸入住宅の魅力をいくつかピックアップして紹介します。
・ゆとりのある間取り
輸入住宅は日本の住宅とくらべると、廊下や居室にゆとりがあり広々しているのが特徴です。日本の建築は尺モジュール(910mm)が採用されていますが、欧米で主流のフィート・インチモジュールはそれより広い約1200mmとなっていてかなりの差があります。約30cmの差があるため特に廊下などでは広さを実感しやすく、将来車いすが必要になっても暮らしやすいです。(和室を設ける際には尺モジュールを併用することもできます)
・好みに合わせた多彩なデザイン
一言で輸入住宅といっても、輸入する国や地域によってデザインコンセプトは大きく異なります。様々なデザインから、ライフスタイルや好みに合わせた住宅を選べるのも輸入住宅の大きな魅力です。現在の主流は大きく分けるとフィンランドやスウェーデンなどの北欧スタイルと北米スタイルの2つですが、国や時代によってさらに細かいデザインが選べます。海外旅行で見かけた街並みや、映画で見た憧れの風景を我が家に反映できると思うと素敵ですね。
・長く暮らせる耐久性
一つの家をメンテナンスしながら長く暮らすことが当たり前の欧米では、住宅の寿命は70~140年程度といわれていて、親・子・孫と3代にわたって受け継ぐことも珍しくありません。輸入住宅はそのような使い方を前提に設計しているため、堅牢で耐久性に優れているのも魅力的なポイントです。2×4(ツーバイフォー)・2×6といった、天井・壁面・床の「面」で揺れを受け止める構造も高い耐久性に一役買っています。地震が多い日本でも安心して暮らすことができるでしょう。
■輸入住宅を建てるまでの流れ
住まいは気軽に何軒も建てるものではないため、一般の方はどのように家づくりを進めていけば良いかわかりませんよね。検討を始めるところから引き渡しまでの一連の流れを解説します。基本的には工務店のサポートがあれば問題ありませんが、あらかじめおよその流れをしておきましょう。
・検討/相談
輸入住宅の検討は、まず工務店に相談するところがスタートです。この時点ではデザインや予算など分からないことだらけですから、気になることはどんどん質問しましょう。資金調達や土地探しなどについても、住宅のプロ目線でアドバイスしてもらうと勉強になります。気兼ねせず、なんでも聞いてみるつもりで相談してみてください。
家づくりについても、現在の住まいに対する不満や悩み、抱いている理想のイメージなどをたくさん伝えると良いでしょう。作り手とお施主様のイメージをすり合わせて近づけることは、理想の家づくりで重要な作業となります。どんなことも家づくりのヒントになりますので、「あれもこれも言ったら迷惑だろうか?」などと気兼ねせずどんどん相談してください。
・見積もりプラン作成~契約
次に、相談時に出た課題や要望をもとに見積もりとプランを作成します。間取りやデザインはもちろん、使う材料や予算についても疑問が残らないようにしっかり質問してください。イメージと違う場所があった場合も、どのような部分が違うのかを伝えてすり合わせていきましょう。マイホームは一生ものの買い物ですから、妥協せずに理想のプランができ上ってから契約を交わしてください。
・詳細仕様決め~発注
間取りなどプランの大枠が決まったら、色や細かい仕様を決めてから資材を発注します。カラーや木の種類などはデザインに大きく影響しますので、家族全員の意見をまとめてよく検討しましょう。海外から運ばれてくる輸入資材は通常2か月前後かかりますので、引っ越しの期限がある場合は逆算して発注のタイミングを決めておく必要があります。
・各種申請/手配
新築住宅を建てる際に必要な確認申請や、電気・水道などのライフラインに関する手続きを行います。基本的には工務店が代行・サポートする部分ですが、お施主様本人が書類を取り寄せたり手続きしたりするものもあります。ここで時間がかかると着工のタイミングが遅れてしまいますので、ご家族で協力して手続きに動ける時間を作っておくようにしましょう。
・着工~竣工
手続きが完了して資材がそろったらいよいよ着工です。建物ができ上ってくるとイメージがつかみやすくなるため、現場を訪れて家具や家電などの計画を立てておくと引っ越しがスムーズです。照明器具や外構の仕様などは、ある程度工事が進んでから打ち合わせするケースもあります。工事が完了したら工務店とお施主様で立会検査を実施し引き渡しとなります。
■輸入住宅を選ぶ際のチェックポイント
国産住宅とは違う部分があるからこその、輸入住宅ならではの注意すべきポイントも存在します。特に注意したいポイントをピックアップしてご紹介します。
・デザイン/テイストは好みに合っているか
前述したように様々なデザインを選ぶことができる輸入住宅は、理想のイメージに合わせたものを選ぶことが重要となります。数あるデザインの中からピッタリのものを選ぶためには、たくさんの事例を見て勉強することが欠かせません。少ない知識の中から選んで建ててしまうと、「後から知ったデザインの方が良かった…」というケースもあります。
すでにイメージが固まっている方も、ぼんやりしたイメージしかない方も、施工事例やモデルハウスを活用してたくさんのデザインに触れてみましょう。いろいろなデザインを見るうちに好みが変わってくるケースもあります。また、完成見学会に参加して、実際に建てられた物件を見るのも大変勉強になります。
四季彩建設は、様々なテイストの輸入住宅の施工事例をもとに、イメージ通りの家づくりをサポートします。豊富な施工事例をご覧いただいたり、家づくりセミナーや完成見学会に参加したりと様々なアプローチで素敵なマイホームをつくっていきましょう。
・理想のライフスタイルを実現できるか
国産住宅にはない華やかな内外観が輸入住宅の魅力ですが、暮らしやすさを実現するための設備や間取りも大切です。「デザインは良かったけど料理や配膳が大変…」「ベランダが小さくて洗濯物を干す場所が足りない」など、デザインを優先しすぎて生活しづらい家にならないように注意しましょう。
住みよい家づくりのためには、実際の暮らしを細かくシミュレーションすることが大切です。例えば今は畳の部屋で食事をしているのであれば、ダイニングテーブルでの生活を想定してみる必要があります。現在の生活様式を基準に、変わる部分、変えたくない部分をイメージして打ち合わせし、理想のライフスタイルを作っていきましょう。
欧米のデザインと日本の風土や生活習慣を融合し、主婦目線での動線や家事のしやすさなども考慮した家づくりを心がけていますので、お気軽にご相談ください。
・サポート/保障体制がしっかりしているか
人生の長い時間を過ごすマイホームづくりにおいて保証制度や施工店のサポート体制は大切ですが、輸入住宅では特に注意したいポイントです。耐久性が高いのが輸入住宅の魅力ですが、適切なメンテナンスを行うことが前提です。定期点検やアフターメンテナンス、保証期間が設けられているかなどしっかりとチェックしましょう。
海外から建材を輸入するため、故障や破損時に部品を取り寄せることができるのかなど、将来のメンテナンス性も気になるところです。ガラスやドアノブなど、交換が発生しやすい部分に日本製の部品が流用できるとメンテナンスしやすくなります。
四季彩建設は5回の現場検査を実施し、主要な構造部などは10年間の義務保証制度はもちろんですが、10年更新点検を行うことでトータル20年間の保証を受けることができます。アフターフォローも外注や別部門を設けるのではなく、普段家を建てている職人さんが担当して素早く対応。建てた後の事についても、心配せずにお任せください。
■完成見学会やモデルハウスを活用する
輸入住宅を建てる際は、理想とするイメージに合った住まいを選ぶのが重要です。雑誌やインターネットで施工事例をたくさん見て勉強するのも大切ですが、実物を見るのが何よりも役に立ちます。モデルハウスや完成見学で、なるべくたくさんの住まいを目で見て触れてみましょう。
四季彩建設では、自然素材で作り上げたモデルハウスをご用意していますので、お気軽にデザインや質感を体感いただけます。実際に建てられた物件の完成見学も随時開催していますので、積極的に活用してください。
■まとめ
デザインだけでなく広々とした造りや長く住める耐久性など、輸入住宅にはメリットがたくさんあります。選択肢が多く材料の輸送期間もあるため、完成目標に余裕を設けてじっくりと住みよい家づくりを目指しましょう。夢や理想を実現する素敵な住まいづくりをしっかりサポートさせていただきますので、石岡市の四季彩建設にお気軽にご相談ください。