マイホームづくりで意外と難しいのが、駐車場やお庭のレイアウトです。建物とお庭のデザインバランスや動線など気を付けるポイントが多く、先輩たちの失敗や後悔の声も少なくありません。おうち時間が増えている昨今、在宅勤務のリフレッシュなどお庭の役割も増加しています。
今回は新築住宅のお庭づくりにスポットをあてて、広い庭のメリットや後悔を防ぐポイントを解説します。
目次
1.令和時代は郊外+広い庭の家がトレンド?
2.大きな庭のある家のメリット
3.新築庭づくりの後悔を防ぐポイント
4.おしゃれな庭のある新築実例
5.庭づくりにこだわるなら丸投げしない工務店
1.令和時代は郊外+広い庭の家がトレンド?
2020年は東京オリンピック開催に伴う働き方改革の推進や、新型コロナウイルスの流行などもあり、住まいについて見直す方が増えている状況です。
特に在宅勤務や短縮授業の影響でおうち時間が増えた方たちが、東京都心から郊外の広い住まいを求める動きが増えています。広い土地に余裕のある間取り、庭を確保しやすい郊外住宅は、在宅勤務をこなす住まいとしてピッタリ。
隣近所との距離が離れている郊外住宅は室内に明るいワークスペースを造りやすく、目線が気にならないため晴れた日はお庭で働けるのも魅力。デスクワークで疲れた目や身体を、自然の中でリフレッシュできるのも人気のポイント。
いままで都心や市街地で暮らしていた方も、ぜひこのタイミングをきっかけに郊外の広いおうちを検討してみてください。お庭のある住まいは、子育てから老後まで幅広くメリットがあります。
2.大きな庭のある家のメリット
郊外の広い土地で、大きな庭のある家で暮らすメリットを解説します。ご自身のライフスタイルと照らし合わせて考えてみましょう。
・ガーデニングやバーベキューを楽しめる
大きな庭のメリットとして挙げられることが多いのは、屋外でしかできない活動を楽しめることです。わざわざ河原や山まで行かなくても、自宅で気軽にバーベキューできるのはうれしいですね。ガーデニングでもいろいろな植物を植えることができ、レイアウトを考えるのもより楽しくなります。
・子供がのびのび遊べる
最近はインターネットの普及で室内でもさまざまなアクティビティを楽しめますが、育ち盛りの子供たちはやっぱり外で遊ばせてあげたいですよね。大きな庭ならボール遊びやペットとのふれあいも思い切り楽しめます。健康的な身体づくりにもなり、いろいろな興味のきっかけを作ってあげることにもつながります。
・日当たりが良くなる
大きな庭があり周囲の建物と離れていれば、リビングや居室にたくさん自然光が入って明るくなるのも意外なメリットです。もちろんお庭自体にもたっぷり日が当たりやすくなり、木やお花もすくすく育ってくれます。
・室内から眺望を楽しめる
シンボルツリーやお花を配置しやすい大きな庭があると、リビングの窓から眺めて楽しめるのも魅力です。よく見える位置にきれいな木や花を植えれば、室内を彩るおしゃれなアクセントにもなりますよ。
・介護が必要になっても暮らしやすい
土地に余裕があると、将来介護やデイサービスを利用する際、送迎車が出入りしやすいです。お子さん世帯と二世帯同居する場合も、庭を削って増築するといった選択肢が選べます。
3.新築庭づくりの後悔を防ぐポイント
新築住宅のお庭プランで、失敗や後悔を防ぐためのポイントを解説します。
・建物と庭はセットで考える
予算や工期の関係から庭づくりは建物が完成したあとに回しがちですが、セットで考えた方が後悔を防ぎやすいです。
庭のことを考えずに建物を作ってしまうと、駐車場や玄関アプローチを考えるときに効率の良いレイアウトができません。いざ建物が完成したとき、「もう少し駐車場スペースを広く残しておけばよかった」と思っても後の祭りです。
庭や外構を後工事にする場合も、間取りを考えるときに外部との連携を意識してつくりましょう。
・お手入れまで考える
マイホームは基本的に数十年スパンで長く暮らすものですから、お庭も含めてメンテナンスのことまで見据えないといけません。特にお庭のメンテンス性を考えないと、日々のお掃除や補修の手間と費用で後悔することが多いです。
芝生やウッドチップはおしゃれな庭づくりの定番スタイルですが、落ち葉の掃除は少し手間がかかります。シンボルツリーに落葉樹を選ぶなら、周辺はタイルや敷石で仕上げると落ち葉掃除が楽になります。
ビンテージ感のある枕木もおしゃれなアイテムですが、本物の木を使うと腐食やシロアリ被害のリスクは避けられません。こまめなメンテンスをするのが難しい場合は、腐食の心配がないコンクリート製や樹脂製の枕木を使うのも一つの手です。
お庭のデザインを考える際は、必ずお掃除・メンテナンスもセットで考えて維持管理できるように仕上げましょう。
・ライフスタイルの変化も見据えて
お子さんが小さい子育て期から、成長後の青年期、進学・卒業で巣立ったあとの夫婦2人暮らしなど、ライフスタイルに合わせてお庭の使い方も変化します。
小学校の高学年前後になるとお子さん一人で遊びに行くことも増えるため、自転車の台数が増えます。さらに成長して大学や専門学校に進むころには、車が必要になるかもしれません。このように増車が必要なケースに備えて、お庭の一部を転用できるようにしておくと良いでしょう。
足腰が弱ってくる老後のことを考えると、スロープや手すりの設置に対応できるようにしておくことも大切です。玄関アプローチを広めにつくったり、車いす用に別の動線を設けたりできるようにしておくと老後のリフォーム費用を抑えられます。
・自転車置き場も確保
庭づくりの失敗談として意外と多いのが、自転車置き場を忘れるパターンです。車やバイクと違い手軽に購入できる自転車はあとで増えることもあるため、しっかり置き場を確保しないと大変です。
狭いスペースに自転車を押し込むと、ハンドルやペダルが引っかかって出し入れが大変になってしまいます。ちょっとしたことですが、毎日のことになると意外と不満の原因となります。
通勤通学で自転車を使う可能性があるなら、なるべく専用の自転車スペースを確保しましょう。すぐに必要無い場合は、自転車置き場に転用できるスペースを開けておくのもいいですね。
・土地探しからこだわる
せっかく広い土地を探して家を建てても、土質や水はけが悪いとガーデニングや野菜作りを楽しめません。庭づくりにこだわるなら、土地探しの段階から想定して取り組みましょう。
水はけが悪い土地は雨が降ったあともしばらく水たまりが引かないため、木やお花が育たないケースがあります。田んぼに向いている粘土や赤土は水はけが悪いため、周りに田んぼが多い土地は注意しましょう。
日当たりの悪い土地も植物が育ちにくく、石やブロックにカビやコケなどが生えやすくなります。時間帯や季節によって日当たりが変わるケースもあるため、周辺環境もしっかり確認しましょう。大きなビルやマンションがあとから建って日陰になるケースもあるため、地域の開発予定なども確認したいところです。
4.おしゃれな庭のある新築実例
建物に合わせたおしゃれな庭のある新築実例をピックアップしました。住まい全体の写真も詳細ページに用意していますので、気になるおうちはそちらもチェックしてみてください。
【事例1】
ビンテージ感のあるカバードポーチが特徴的な外観に、複数のレンガで仕上げたアプローチを組み合わせておしゃれ度アップ。ただコンクリートで仕上げるのではなく、テイストを合わせることでお互いの魅力を引き出しています。
幅広で奥行もあるため、将来手すりやスロープを設置しやすいのも安心ポイントです。
ポーチの前は大きな芝生スペースにして、四季の移ろいを楽しめるようにしています。お花を植えたり、記念樹を植えたり色々楽しめそうですね。
【事例2】
南側で日当たりの良いお庭は、建物に合わせたナチュラルテイストのウッドフェンスで仕上げて素敵な空間に。一般的なアルミフェンスだと雰囲気が壊れてしまうことも多いため、住まいの外周にもこだわってみましょう。
5.庭づくりにこだわるなら丸投げしない工務店
最近は価格を抑えたローコスト住宅の流行もあり、建物だけ先に建てて駐車場やお庭はあとから作るスタイルも増えてきています。完成した新築の周囲が、しばらく土のままで暮らしている状態を見かけたことはないでしょうか?必要最小限のお庭づくりでコストを抑えるなら問題ありませんが、素敵なお庭を目指すならトータルコーディネートできる施工店を選びましょう。
新築の外構は建物とは違う知識やデザインセンスが求められるため、効率を重視するハウスメーカーはお客さんや下請け業者に丸投げすることが少なくありません。「外構は別の工事」にすることで、新築費用が安く見えるのも丸投げする理由の一つ。
住まいの外観は建物だけで決まるのではなく、玄関アプローチや門塀も含めて完成するものです。理想のお庭・外観に仕上げるなら、土地探しから間取り、庭づくりまで含めて私たち施工店と一緒に考えましょう。
四季彩建設は土地の費用をはじめ、建物と外構を含めた資金計画とコーディネートでお庭づくりをサポートします。
まとめ:素敵なお庭のある新築プランは、四季彩建設におまかせ
素敵なお庭は生活に彩りを与えてくれる大切なマイホームの一部です。土地探しからこだわって、間取りとの連携もしっかり考えましょう。
四季彩建設は地元である茨城県石岡市を中心に土地探しからしっかりお手伝いしますので、お庭の広さやデザインにこだわりたい方もぜひご相談下さい。デザイン・使い勝手どちらも妥協しないプランづくりで、子育てから老後まで活躍するお庭を考えます。どんなご要望にもお応えいたしますので、まずはお気軽にお声かけください。