タイルを使ったおしゃれなキッチンは、世界に一つだけのオリジナルデザインが大きな魅力。でも、いざ選ぶとなるとお掃除のしやすさや使い勝手など、気になるポイントも多いですよね。
今回はタイルを使ったおしゃれなキッチンのメリット・デメリットを両方解説し、間取りづくりの後悔を防ぎます。
実際の注文住宅につくった、おしゃれなタイルキッチンの写真もたくさん掲載しますので、デザインの参考にもどうぞ。
目次
1.オリジナリティの高いタイルキッチン
2.おしゃれなタイルキッチンの新築間取り実例
3.タイルキッチンをおしゃれに仕上げるコツ
4.キッチンにタイルを使うメリット
5.キッチンにタイルを使うデメリット
1.オリジナリティの高いタイルキッチン
最近は新築・リフォーム問わず、お掃除しやすい樹脂製のパネルやビニール製のクッションフロアをキッチンに使うのが一般的です。しかしオリジナリティの高いタイル仕上げも、こだわり派の方から根強い人気を持っています。
タイルは一枚ごとに焼き色やデザインが異なり、色の組み合わせも自由なため世界に一つだけのデザインを作ることができます。おうち時間が増えている令和時代は、こだわりのキッチンで素敵な時間を過ごすのも大変おすすめです。
2.おしゃれなタイルキッチンの新築間取り実例
つづいて、実際の新築住宅に設置したおしゃれなタイルキッチンの写真を見てみましょう。
デザインはもちろん、キッチンの配置や収納など使い勝手面にも注目してみてください。気になるキッチンは、ほかの写真がある詳細ページもどうぞ。
【事例1】
コの字レイアウトのキッチンカウンターを、細かいタイルでおしゃれに仕上げました。
レンガや無垢の扉材とのコーディネートで、まるで海外映画に出てきそうな素敵なキッチン空間ですね。
自動食器洗い機にIHクッキングヒーター、大型グリルなど機能面は最新スペックでばっちりです。
【事例2】
床に配置した大判タイルは明るいカラーで冷たい印象を抑え、高級感のある仕上がり。扉のカラーとも合わせることで、キッチン全体を広く見せているのも特徴です。
立ち上がり部分のちょっとしたタイルアクセントも、お料理に立つ気分を盛り上げてくれます。
【事例3】
キッチン全体とあわせたホワイトのタイル壁で、清潔感のあるおしゃれな空間になりました。
汚れに強いタイル床なので、大きなワークトップを思い切り使ってお料理を楽しめます。大判タイルは目地が少なく、見た目も広く見えるので床面におすすめです。
3.タイルキッチンをおしゃれに仕上げるコツ
自由なデザインのタイルキッチンをおしゃれに仕上げるには、ちょっとしたコツや工夫が必要です。簡単に実践できる基本的なことを3つまとめましたので、ぜひ覚えておいてくださいね。
・実物サンプルで色味をチェック
タイルキッチンを検討するときに必ず実施したいのは、実物サンプルによる色味チェックです。
カタログの印刷だと実物とカラーイメージが合わず、いざ完成してビックリすることも少なくありません。タイルメーカーに依頼すれば実物のカラーサンプルをもらえますので、時間を惜しまず必ず実物でチェックしましょう。
本物と同じカラーサンプルは手触りや光沢も分かりますし、影になったときや照明を当てたときの微妙な変化も確認できます。サンプルチェックはイメージ通りの理想のキッチンに仕上げるための、基本的な取り組み方です。
・キッチン全体でトータルコーディネート
色とりどりのタイルを選ぶのはとても楽しい時間ですが、タイルだけに注目するのではなくキッチン空間全体を考えるのが大切です。
お洋服を選ぶときも、お気に入りのアイテムを中心にトータルコーディネートするとよりおしゃれに決まりますよね。キッチンも扉やワークトップ、床・壁・天井、窓枠やカウンターなどの木部までトータルコーディネートすることで、ぐっとおしゃれ度がアップします。
タイルをキッチンのどこに使うのかも合わせて、トータルバランスで考えましょう。
・タイルを張る向きを考える
タイルはカラーやサイズに加えて、張る向きによっても印象が大きく変わります。
例えばライン模様の入ったタイルや長方形のタイルは、縦横を変えると空間の広がり方が違ってきます。高さを強調したり、横幅を強調したり、目的に合わせて張る向きを変えると面白いですね。
垂直・水平方向から45度ずらして、斜めに張るのも面白い仕上げ方です。デザインに正解や決まりはありませんから、いろいろなパターンを自由に考えてみましょう。
4.キッチンにタイルを使うメリット
樹脂パネルやビニールではなく、キッチン内をタイルで仕上げるメリットをまとめました。
・本物のおしゃれな質感
高温で焼き上げたタイルは、全面に貼ったときの高級感やおしゃれなデザイン性が一番の魅力。最近は本物に近いプリントの樹脂製品もありますが、やはり本物のタイルにはかないません。
素焼きのマットな仕上がりや輝きのある鏡面仕上げなど、好みに合わせて本物の質感を選べるのもタイルならでは。
・組み合わせが自由
一枚ずつ貼って仕上げるタイルは、色や形を組み合わせて自由なデザインをつくることができます。
旅先の雑貨屋さんで見つけた素敵なタイルをアクセントに使うなど、世界に一つだけのオリジナルキッチンを作れるのもメリット。既製品だとカタログの中から選ぶだけですが、タイルキッチンは無限の組み合わせで理想のデザインを作れます。
・耐久性が高い
高温で焼き上げてつくるタイルは変色や摩耗に強く、長年使ってもきれいな状態を維持できるのもメリットの一つ。樹脂製パネルやプリント建材はどうしても色あせしてしまいますが、タイルは新品のきれいな状態をキープできます。
お気に入りのデザインに仕上げたキッチンを長く使えるのは魅力的ですね。
5.キッチンにタイルを使うデメリット
メリットや魅力いっぱいのタイルキッチンですが、注意すべきデメリットもあります。
対策とセットで覚えて、後悔や失敗を防ぎましょう。
・目地に汚れが溜まりやすい
タイル同士のすき間を埋める目地は、構造上どうしても汚れが溜まりやすくなります。油汚れや調味料のはねなどがあるキッチンでは、汚れの付きやすさは特に気になるポイントですよね。
【対策】⇒汚れ防止コーティングする
目地の凹みはまめにお掃除するしかありませんが、市販のコーティング材などを使うことで手間を軽減することができます。コーティング材を目地に塗り込むことで汚れの染み込みを防ぎ、サッとふき取りやすくなるので普段のメンテナンスが楽ちん。
まっ平なパネルとくらべるとどうしてもお掃除の手間は増えますが、まめなお掃除を習慣づけていつもきれいなキッチンをキープしましょう。
・割れ・はがれの可能性がある
一枚ごとに貼り付けるタイルは、築年数が経つと接着剤の劣化ではがれる可能性があります。固いモノをぶつけたり、はがれて落ちたりした衝撃で割れるケースもあるため、補修が必要になるのはデメリットといえるでしょう。
【対策】⇒予備のタイルを用意しておく
長年使ったときの補修に備えて、新築時に予備のタイルを保管しておきましょう。
長年経つと廃盤になる可能性がありますが、予備タイルがあれば、長い年月が経ったときも同じカラーで補修することができます。タイルを探す必要が無くなるため、補修の手間自体もそれほど大変ではありません。
まとめ:タイルキッチンは自由な発想でおしゃれに仕上げる
色や形を自由に組み合わせられるタイルキッチンは、世界に一つだけのオリジナルデザインを作れるのが魅力。メーカーの既製品に気に入ったデザインが見つからない方は、ぜひ挑戦してみてください。予備タイルや汚れ防止などの用意をすれば、お手入れしながら長く使うこともできます。地球環境にも優しいタイルキッチンは、これからの住まいづくりにもピッタリ。
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