ブリティッシュ・フレンチなどの建築様式を採り入れた西洋風の家、ほかの地域にはない上品なデザインにあこがれる人も少なくありません。
今回は実際に日本で建てた、おしゃれな西洋風の注文住宅実例をたくさんご紹介します。
内装・外観ともにたっぷり写真付きで解説しますので、ヨーロッパ風の住宅デザインづくりの参考にしてくださいね。
目次
1.西洋風の家って日本で建てられるの?
2.日本で建てたヨーロピアンハウス実例
3.意外と知らない西洋風の家のメリット
4.西洋風の家と相性の良い間取りデザイン
1.西洋風の家って日本で建てられるの?
実際に西洋風の家を日本で建てるとなると、法規制やアフターメンテナンスのことが気になる方も多いと思います。結論からお伝えすると、工法や構造を日本向けにアレンジするだけで、本物とほとんど変わらないヨーロッパ風の家を建てることが可能です。
日本はヨーロッパと違い地震が多く高温多湿な夏もありますが、現代の建築技術なら耐震性や換気性能は問題ありません。例えば柱を使わずレンガのみで建てるのは難しいですが、本物のレンガハウスと見分けがつかないレベルで建てることもできます。
西洋風の家はメンテナンス面でも日本の住宅とくらべて劣ることはありません。むしろヨーロッパでは親・子・孫と3代にわたって100年以上住み続けることが当たり前。しっかりメンテナンスしてあげれば、国産住宅より長持ちさせることも可能です。
本格的な輸入住宅や西洋風の家も国産住宅と同じように建てられますので、デザインの好みで選んでみてください。
2.日本で建てたヨーロピアンハウス実例
さっそく、さまざまな国のデザインを採り入れたヨーロッパ風の施工事例を見ていきましょう。各実例の詳細ページにここでご紹介しきれない写真もたくさんありますので、気に入ったデザインがあったらぜひチェックしてみてください。
実例①
伝統とかわいらしさが両立する、ブリティッシュスタイルのおしゃれな外観です。重厚感のある石材を使いながらも、ドーマー窓と三角屋根で重たい印象になるのを避け調整しています。
あざやかなレッドの折り上げ天井とアンティーク調のシャンデリアがおしゃれなホールは、各部屋につながる動線効率もばっちり。
ホワイトのシンプルなペニンシュラキッチンはレンガや無垢材扉のアクセントで、上品なヨーロピアンテイストに。奥に使いやすいパントリースペースも設け、お料理効率も良好です。
シンプルな居室も、無垢フローリングと壁付けのブラケットライトにするだけでグッと西洋テイストになります。
バスタブにもこだわり、本格的なヨーロッパデザインの浴室に。憧れの映画のようなシチュエーションで、優雅な気持ちになれそうです。
実例②
シンプルなシルエットの外観も、総レンガの外壁をチョイスすると一気にヨーロッパ風の仕上がりに。玄関と飾り窓のアーチデザインも、さりげないアクセントになっています。
内観はヨーロッパ発祥のティンバーフレーム構造で、力強く優しい無垢材の質感を楽しめます。フローリングやキッチンにもたっぷり天然木を使い、年数が経つにつれて変わる色合いや肌触りも楽しみな仕上がりです。
ダイニングキッチンを二階に配置したことで、高い天井と明るい窓の開放的な空間に仕上がりました。
実例③
小さな窓とトンガリ屋根が可愛らしい、フレンチスタイルのお住まいです。落ち着いた色使いのシンプルな外観なので、日本の街並みにも違和感なくマッチしてくれます。
リアルに石壁を再現した廊下通路は、ヨーロッパのお城を訪れたような気分を味わえます。アイアン装飾とおしゃれな照明器具もgood。
あえてリビングダイニングと切り離した独立キッチンも、レンガやシャンデリアで可愛らしい仕上がりです。お料理を単なる家事ではなく、素敵な気分でこなすことができそうですね。
洗面台も既製品ではなくボウル・タイル・ミラーをチョイスし、アンティーク調に仕上げました。ヨーロッパの高級ホテルのような洗面で、ゴージャスな気分で身支度をしてみてはいかがでしょう。
実例④
オレンジの洋瓦が鮮やかな、南欧風の平屋住宅です。可愛らしい西洋風のデザインは、コンパクトな平屋の間取りとの相性もばっちり。
内装はたっぷりオープン棚を設け、アンティーク調の雑貨や食器を素敵にディスプレイできるようになっています。
平屋の屋根形状を活かした解放感のあるダイニングは、ホワイトを基調にしたシンプルなテイスト。無垢材のフローリングやダイニングテーブル、おしゃれな照明器具が引き立ちます。
実例⑤
南欧風の二階建て住宅は、日当たりの良い南向きの土地にピッタリ。
外観のアクセントにもなっている薪ストーブは、やさしい暖かさでLDK全体を快適にしてくれます。
ヨーロッパテイストのホワイトキッチンは、高窓からたっぷり自然光が入る気持ちよい空間になりました。
3.意外と知らない西洋風の家のメリット
・長く暮らしても飽きないデザイン
戦後の高度経済成長とともに大きく変化した日本の住宅と違い、ヨーロッパの住宅デザインは数百年の時を経て洗練されています。長年かけて完成したムダのないデザインは、長年暮らしても飽きにくいのが特徴です。フレンチ・南欧・ブリティッシュなどどのテイストも、流行に左右されず長く愛せるのは大きなメリットといえるでしょう。
・耐久性の高い自然素材
天然木や石材といった自然素材をメインに使う西洋風の家は、耐久性が高いのも大きなメリット。国産住宅で主流の樹脂建材や合板フローリングは定期的な張り替え前提ですが、自然素材はメンテナンスしながら長く使うことができます。
長年使い込むと古民家や古城のようなビンテージ感が出るのも、自然素材の魅力。
・高い断熱性で快適
寒さが厳しい地域も多いヨーロッパでは、昔から断熱性の高い住まいづくりが基本となっています。暖かさを逃がさない小さな窓や断熱構造は、日本の気候でも快適な暮らしにつながります。
高断熱の住まいは冬の寒さ対策として効果的なだけでなく、夏のエアコンが良く効き光熱費の節約効果も。
4.西洋風の家と相性の良い間取りデザイン
・薪ストーブ
寒さが厳しい地域も多いヨーロッパでは薪ストーブとえんとつのある家が多く、デザイン面・実用面ともに優れる人気の暖房設備です。
トラディショナルな薪ストーブのデザインは、自然素材中心の西洋風の家と相性ばつぐん。輻射熱による優しい暖かさは、エアコンや石油ストーブと一味違う感覚でやみつきになる方も少なくありません。リビングに配置して、自然に家族が集まる団らんスペースにするのがおすすめです。
・吹き抜け
天然木の梁やアイアン装飾などデザインバリエーションが豊富な西洋風の家は、大きな吹き抜け空間との組み合わせもおすすめです。高い窓から入るたっぷりの自然光は、ヨーロピアンテイストの内装をさらに素敵に彩ってくれます。
階段を利用した部分吹き抜けや屋根形状を活かした勾配天井など、さまざまなバリエーションがあるのでいろいろ検討してみましょう。
・アーチデザイン
各部屋をつなぐドアや収納扉など、さりげなくおしゃれなイメージを出せるアーチデザインもヨーロッパテイストの定番です。
ローコストに上品でかわいらしい印象を生み出せるため、いろいろな場所に使ってみてください。
・シャンデリア
もともとは中世の教会や修道院などで使われていたシャンデリアも、お部屋のイメージをグッと西洋風に近づけてくれるアイテムです。
キャンドル風やお花をモチーフにしたデザインなど、バリエーションが豊富なのもシャンデリアの魅力。内装のイメージに合わせてトータルコーディネートしてみましょう。
・無垢材の内装
フローリング・建具・窓枠・カウンターなど、内装のさまざまな場所を無垢材で仕上げるのも西洋風のお家の特徴です。
天然木ならではの質感や触り心地は、合板や樹脂建材には出せないものです。ダイニングテーブルやチェアも木目を揃えると、お部屋全体の統一感が出てさらにおしゃれに仕上がります。
・しっくい壁
内装・外観ともに、本格的な西洋風デザインに仕上げるなら手塗りのしっくい壁を選ぶのがおすすめです。手作業なので表面仕上げのバリエーションが多く、光が当たったときの見え方が変わるのもしっくい壁の魅力。
・アイアン装飾
バルコニーや階段の手すりなど、細身のアイアン装飾を使うのも西洋風のお家ならでは。好みの時代や国に合わせて、お好みの装飾をコーディネートしてみましょう。
■まとめ:おしゃれで長く愛せる西洋風のお家
長い歴史の中で磨かれてきた西洋の住宅デザインは、日本のマイホームでもおすすめの選択肢の一つ。ヨーロッパの街並みやライフスタイルが好きな方は、ぜひ西洋風のお家も検討してみてください。
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