アーリーアメリカンスタイルに代表されるようなカバードポーチは、住まいの外観をグッとおしゃれにしてくれるデザインのひとつ。
デザイン性の高さはもちろん、雨に濡れない・リビングが涼しくなるといった実用性があるのもカバードポーチの魅力。
今回は実際のおしゃれなカバードポーチの新築実例を見ながら、メリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。
目次
1.カバードポーチとは
2.カバードポーチのある輸入住宅実例
3.カバードポーチのメリット・デメリット
4.カバードポーチの活用アイデア
5.カバードポーチに関するみんなのギモン
1.カバードポーチとは
海外の住宅でよく見られるカバードポーチは、玄関や掃き出し窓につながる広い範囲を屋根で覆ったデザインのことを指します。広さや床面仕上げの決まりはなく、ウッドデッキやタイルなど用途に合わせてさまざまな仕上げ方法があります。
アーリーアメリカンやカリフォルニアスタイルなど定番の海外デザインはもちろん、北欧やフレンチなどさまざまなテイストと組み合わせるのも素敵です。
外観にアクセントを加えておしゃれに仕上げたい方、アウトドアライフが好きな方は、ぜひカバードポーチの間取りを上手に採り入れてみてくださいね。
2.カバードポーチのある輸入住宅実例
古き良きアメリカンスタイルの平屋に、大きなカバードポーチを組み合わせたおしゃれな外観です。外観を構成するデザインの中でも目を引く要素ですが、トータルコーディネートすることでバランス良く納まっています。
ラップサイディングや格子窓、玄関のレンガアプローチなど世界観を統一し、訪れるお客様がワクワクするような玄関回りに。雨をしっかりしのいでくれるので、普段の利便性もばっちりです。
室内が暗くなりやすいカバードポーチの弱点には、高いドーマー窓からたっぷり自然光を取り入れて対策しています。
3.カバードポーチのメリット・デメリット
おしゃれなカバードポーチにはデザイン面以外のメリットもたくさんありますが、同時にデメリットもあります。両方把握してしっかりデメリットに対策し、カバードポーチによる後悔が生まれないようにしましょう。
【メリット】
・一目で分かるアクセントになる
カバードポーチは外観上の変化が大きく、パッと見で「素敵だな」と感じるデザイン性の高さが大きな魅力です。建物の構造自体を活かしたアクセントなので「後付け感」がなく、長年暮らしても飽きにくい点もメリットの一つ。海外の住宅デザインが好きな方には、おすすめ度の高いデザインです。
・立体感のあるシルエットになる
カバードポーチを付けると住まい全体に立体感が生まれるため、シンプルなシルエットをゴージャスに見せることができるのがメリットの一つ。コンパクトで面白みに欠けやすい平屋のアクセントにするのも定番の活用方法です。
玄関自体のオシャレ度がアップするので、お客様を迎える素敵な空間に仕上げやすいのも魅力的なポイントです。
・雨がかかりにくい
奥行のあるカバードポーチは雨をしっかり遮ってくれるため、玄関やリビングへの出入り時にも便利です。風が強いときの雨の吹込みを軽減してくれるため、網戸で床が濡れてしまう心配が少ない点もgood。
雨が直接かからないので玄関ドアや外壁の劣化スピードを軽減する効果も期待でき、いつまでも美しい玄関回りをキープできるのも特徴です。
・リビングの暑さを和らげる
カバードポーチはリビングの掃き出し窓から入る直射日光を遮る効果もあり、夏の室温上昇を軽減してくれるのも意外なメリットです。特に太陽の位置が低い朝夕の時間は、直射日光が入らないことでかなり暑さの軽減につながります。窓の外が日陰になることでガラスから伝わる熱気も減って、エアコンの効きが良くなるのもうれしいポイント。
・アウトドアリビングとして使える
リビングとお庭をつなぐカバードポーチは、アウトドアリビングとしての活用の幅が広いのも魅力ポイントです。
直射日光を遮ってくれるので天気が良い日も過ごしやすく、室内のように空気がこもらないため夕涼みにもピッタリ。一般的なウッドデッキと違い雨が降っているときも使えるので、在宅ワークや趣味のスペースとしても優秀です。
【デメリット】
・庭が狭くなる
一般的な玄関ポーチより面積が広いカバードポーチをつくると、お庭や駐車場のスペースが狭くなる点はデメリットと言えるでしょう。どれくらいの広さ・奥行でつくるかによっても変わりますが、30坪前後の市街地の土地だとお庭が狭く感じてしまうかもしれません。
そもそもカバードポーチは田舎風のデザインや過ごし方を楽しむ間取りでもありますので、できれば郊外の広い土地に作るのがおすすめです。
・室内が暗くなりやすい
夏の暑さを軽減しやすい反面、室内の自然光が減って暗くなりやすい点にも注意が必要です。特に明るさは平面図やイメージパースから読み取るのが難しい要素なので、完成してから「思ったより暗い…」と後悔するパターンが多いです。
日中過ごすことが多いリビングにカバードポーチを付ける場合、天窓や高窓などと組み合わせて十分な明るさを確保しましょう。
4.カバードポーチの活用アイデア
・友達を呼んでバーベキュー
ひろびろとしたカバードポーチは、みんなでワイワイバーベキューする場所にピッタリ。屋根があれば夏場でもテントなしでOKですし、雨の日も中止にせず快適に楽しむことができます。
リビングと出入りしやすいので材料や飲み物なども取りに行きやすく、後片付けがラクちんなのも良いですね。
・気分を変えてお外で在宅ワーク
在宅勤務の機会がある方にも、カバードポーチはとってもおすすめです。外の空気を吸えば気分転換になりますし、生活感と切り離せるので意外と集中しやすいのもおすすめポイント。
近所の公園にPCを持っていくのは人の目が少し気になりますが、リビングの目の前のカバードポーチならテーブル&チェアだけで手軽にワーケーション気分を味わえますよ。
・雨の日の洗濯物干し
一般的なバルコニーより奥行のあるカバードポーチなら、雨の日の洗濯物干しスペースとしても活用しやすいです。雨が吹き込みにくいため、室内干しスペースがないときに使えてとても便利です。
柱や壁に物干しフックを付けるだけで良いので、コストをかけずに活用しやすいのもgood。
・読書や楽器演奏など趣味スペース
リビングで過ごす家族との時間も大切ですが、カバードポーチで読書や趣味に没頭する一人の時間も素敵です。おうちの中だと完全に一人の時間を作るのはなかなか難しいですが、壁一枚あるだけでかなりプライベート感のある場所になります。
音が出る楽器演奏、室内だと気を使う工作や道具の整備などの趣味を思い切り楽しむスペースとしてもおすすめです。
5.カバードポーチに関するみんなのギモン
・延床面積には入るの?
カバードポーチが床面積に入り建蔽率・容積率に影響するかどうかは、ケースバイケースです。
「ポーチの床面積への不算入」という規定があり、原則として延床面積には算入しないこととされています。ただし壁に囲まれていたり、屋内的な用途に使われたりする場合は床面積としてカウントされる場合もあります。必ず設計の段階で確認しましょう。
・メンテナンスは大変?
カバードポーチは建物の屋根を延長してつくる構造なので、特別なメンテナンスが必要になることはありません。屋根面積が増えるため塗装時の費用は少し多くなりますが、それほど大きな負担にはならないでしょう。
雨や直射日光がかかりにくいので、ウッドデッキ単体より劣化も軽減しやすいです。メンテナンスが気になる場合樹脂のデッキにしたり、タイル仕上げにしたりといった対策もおすすめです。
■まとめ:カバードポーチのある家で素敵な時間を過ごしてみませんか?
素敵なデザインだけでなくさまざまな過ごし方ができるカバードポーチは、おうち時間が増えているこれからの時代にピッタリの間取りです。特にアメリカンやフレンチなど海外デザインとの相性が良いので、輸入住宅を建てるならぜひ検討してみてくださいね。
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