おしゃれなデザインで人気の『アイランドキッチン』。多くの人が憧れるスタイルのひとつで、「マイホームはアイランドキッチンでおしゃれにしたい!」と考える人もいるのではないでしょうか。
そんな中、「せっかくなら、こだわりを持って理想のキッチンに仕上げたい」「あとで後悔して失敗するのだけは避けたい」と慎重になる方も多くいるでしょう。
そこで今回は、『アイランドキッチンでよくある失敗例』と『失敗を避けるための成功の秘訣』を解説します。合わせて間取りの実例もたっぷりご紹介しますので、ぜひ参考にご覧ください。
目次
アイランドキッチンとは
アイランドキッチンとは、”アイランド=島”という名前のとおり「調理カウンターが壁から離れていて、海に浮かぶ島のように独立している形のキッチン」のことを言います。
キッチンが独立しているため、キッチンとリビング・ダイニングの間に壁などの仕切りがなく、すべての空間が繋がる間取りになるのが特徴です。
おしゃれな見た目はもちろんのこと、キッチンからリビング・ダイニングへ移動しやすいということから、近年人気のキッチンデザインのひとつとなっています。
アイランドキッチンでよくある失敗例と成功の秘訣
ここからは、アイランドキッチンでよくある失敗例をご紹介します。
失敗を避けるためのポイントも解説していますので、ぜひキッチンづくりの参考にお役立てください。
・キッチンが丸見えになって落ち着かない
アイランドキッチンで避けることができないのが、「キッチンが常に丸見えになってしまう」こと。
どうしても気になるのであれば、調理カウンターのリビング・キッチン側に腰の高さまである「腰壁」を設置すると、手元や調理器具が隠れるのでおすすめ。気になる水はね・油はねも防げるので、一石二鳥です。
また、キッチン・ダイニングとリビングルームの間に、開け閉めできる「間仕切り戸」を設けるというアイディアもあります。友人が遊びに来た際などキッチンを見せたくないときには、戸を閉めておけば気になりません。
・収納スペースが少なくて不便‥
アイランドキッチンは壁に面していないため、調理カウンターの下にあるベースキャビネット以外には、収納スペースを確保できないのがデメリットです。
それだけでは収納量が足りないため、アイランドキッチンの背後にある壁側に、食器棚や壁付き収納を設置してみましょう。間取りに余裕があれば、キッチンの横に小部屋を作ってパントリーを設けるのもおすすめ。
・部屋が狭くなり、間取りも制限される
通常のキッチンとは異なり、アイランドキッチンはスペースをより広く使わなければなりません。キッチンに面積を使用する分、リビングが狭くなってしまったりと間取りに制限が生まれてしまうこともあるでしょう。
解決策として、アイランドキッチンではなく、キッチンの左右どちからを壁に付けるタイプの「ペニンシュラ型キッチン」にしてみるのも良いでしょう。アイランドキッチンの開放感を失うことなく、片面を壁に寄せることで、その分スペースを節約することができます。
・すぐに匂いや煙が広がる
リビングとキッチンの間に壁などの仕切りがないため、「調理中の匂いや煙が部屋全体に広がってしまうのが嫌だ」という後悔の声も聞かれます。
換気性能の高い換気扇を取り付けるか、窓を多く設置して風通しの良い部屋づくりを心がけるように工夫してみましょう。どうしても気になる場合は、キッチン・ダイニングとリビングの間に間仕切りを設けて、調理中に匂いや煙がリビングへ来ないようにするという方法もあります。
・価格が高くなってしまった
アイランドキッチンは、通常より大きな調理テーブルを使用することや、天井から吊り下げる形の換気扇「センターフード」を取り付ける必要があることなどから、価格が高くついてしまうのがデメリットです。
こだわりを持って理想のキッチンを実現したいのであれば、家づくりの他の部分で価格を抑えるようにしましょう。予算内で家のどこにお金をかけるのかは人によって異なるため、あらかじめ優先順位をつけておくと、あとで後悔しない選択ができるでしょう。
アイランドキッチンはメリットもたくさん
ここからは、人気の理由にもなっている「アイランドキッチンの魅力」について解説します。
アイランドキッチンのメリットは、”見た目のオシャレさ”だけではありません。
・回遊性が生まれて家事も楽チンに
アイランドキッチンは壁から離れていて、キッチン周りをぐるぐると回れるような作りになっているため、「キッチンとダイニング・リビングとの行き来がしやすい」のが最大のメリットです。
料理をしながら子どもの様子を頻繁に見に行ったりなど、家の中を動き回る生活を送っている方にはぴったりのキッチンです。
・部屋全体に開放感が生まれる
壁などの仕切りがなく、キッチン、ダイニング、リビングがすべて繋がるような間取りになるため、部屋全体に開放感が生まれます。広々と明るく見えるため、部屋を広く見せたい方、開放感のある空間にしたい方にはおすすめです。
・キッチンがデザインの一部になってオシャレに
アイランドキッチンにすると、部屋全体をグッとオシャレに見せることができます。キッチンの存在感が大きくなるため、キッチン自体が部屋のデザインの一部となって、オシャレで開放的な印象に見せてくれます。
キッチンのデザインによって部屋の雰囲気がガラッと変わるため、素材や色選びもより楽しくなるでしょう。
・リビングとコミュニケーションが取りやすくなる
キッチンに立ちながらもリビングが見渡せるようになるため、リビングにいる家族とコミュニケーションが取りやすくなります。
リビングにいる子どもの様子を見守りながら、テレビを見ながら、家族と会話をしながら料理ができると、家事・育児がしやすいのはもちろん、家族とのより楽しい日々を送ることができるでしょう。
関連記事:おしゃれなアイランドキッチンにする方法|事例集やレイアウトも紹介
参考にしたいアイランドキッチンの間取り実例集
最後に、「アイランドキッチンの間取り実例」をたっぷりとご紹介します。
「アイランドキッチンにしたいけれど、リビングダイニングとの位置関係はどうしよう‥」「収納はどうやって確保すればいい?」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
こちらは、調理カウンターと平行にダイングテーブルを設置した間取り。色もグレー系でまとめているため、お部屋全体に統一感が出ています。カウンターチェアを置いて、カウンターテーブルとして利用すれば、おしゃれなバーのような雰囲気に。
アイランドキッチンの横にダイニングスペースを設けた間取り。アイランドキッチンでは、冷蔵庫などの電化製品も人目に触れやすくなるため、部屋の雰囲気に合うデザイン性の高いものを選ぶとgood。ビルトインオープンレンジにして、目立たなくする工夫もできますよ。
こちらは、キッチンスペースを大胆に確保している開放的なお部屋です。アイランドキッチンの背後に大きな窓を設置することでたっぷりと採光ができ、明るいキッチンに仕上げることができます。
友人や親戚を呼んで大人数で食事をすることが多い人にとっては、このようなアイランドキッチンがぴったりです。
家族と会話がしたい、子どもの様子を見守りたいという方には、このようにキッチンの目の前にリビングを設けるスタイルがおすすめです。
アイランドキッチンの場合、視線を遮る壁がないため目線が高いところに行きやすい傾向があります。こちらの部屋のように、目線の先におしゃれなペンダントライトを取り付ければ、部屋全体のアクセントに。
関連記事:広いキッチンで理想のお料理空間を実現|おしゃれな輸入住宅キッチン写真集
茨城でアイランドキッチンの家を建てるなら‥
いかがでしたか?こちらのコラムでは、アイランドキッチンの失敗例や間取りの事例をご紹介しました。アイランドキッチンのデメリットを事前に知っておき、きちんと対策をすることができれば、後悔や失敗のない理想のキッチンを実現することができるでしょう。
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