「内装は派手すぎずナチュラルに。だけど、一味違うおしゃれな空間にしたい」。
そんな方におすすめなのが、梁見せ天井のデザインです。
天井を梁見せにするだけで、グッとおしゃれな雰囲気を演出できるのはもちろん、ワンランクアップした高級感のある家づくりも叶います。
こちらのコラムでは、梁見せ天井の実例をたっぷりとご紹介し、梁見せ天井のメリット・デメリット、おしゃれに見せるためのコツも解説します。
おしゃれな天井デザインで、理想の家づくりを叶えましょう。
目次
梁見せ天井のおしゃれな新築実例
まずは、梁見せ天井の新築実例をご紹介。梁見せ天井にはさまざまなデザインがあるので、お好みの天井を見つけてみましょう。
・実例①
こちらは、自然のぬくもりを感じる優しい風合いの家。リビングの天井は、ダークブラウンの梁見せになります。
梁の色合いと照明のレトロな雰囲気がマッチしていて、おしゃれなリビングになります。
キッチンの天井にも、さりげなく梁見せデザインを取り入れています。細い梁のデザインは、控えめな可愛らしい印象になります。
・実例②
勾配天井に大胆に梁を見せたデザイン。梁見せ天井で悩みがちな照明の問題も、梁の本数や位置を工夫すれば、上記のように部屋全体に光を届けることができます。
廊下の天井も、アクセントとして梁見せに。梁の色と、照明やドアの木材の色が統一されていて、ナチュラルなおしゃれ感が。
・実例③
こちらは、階段を上がって2階にLDKを設けた家。
2階は勾配天井で、大胆に露出したティンバーフレームの木組みが。
これだけ梁を露出させても天井が非常に高くなっているため、まったく圧迫感を感じません。
思わず天井を見上げてしまうような、無垢材が織りなす美しい梁のデザインです。
梁見せ天井のメリット
つづいては、見せ梁天井のメリットや魅力について見ていきましょう。
・広く開放的な空間に
見せ梁天井にする場合、「勾配天井」や「吹き抜け天井」とは相性抜群です。
高い天井に梁のデザインが加わることで、部屋が広く見えるのはもちろん、より立体的な空間に見せることができます。
「開放感のある空間を実現したいけれど、高い天井にするとどこか殺風景に…」という方は、梁見せの天井がオススメです。
・インテリアのアクセントに
内装のアクセントに、梁見せの天井を取り入れるのもオススメ。
家具は必要最小限にシンプルにしたい人でも、天井を装飾することで空間全体がグッとおしゃれになります。
天井は目につきにくい場所なのでは?と考える方もいるかもしれませんが、意外と部屋の多くの面積を占めています。そのため、天井のデザインを工夫するだけで、ワンランクアップした上質な空間に仕上がります。
・どんなテイストにも合う
梁見せデザインは、どのようなテイストの家にも合わせられるため、取り入れやすいのも特徴のひとつ。
自然木をそのまま使用したり木材を好きな色に塗装したり、あるいは使用する木材の種類も自由に選べるため、デザインの種類が豊富にあります。
ナチュラルや自然派の家だけではなく、スタイリッシュやモダンなスタイルの家にも似合わせられるのが、梁見せ天井のメリットです。
梁見せ天井のデメリットや注意点
梁見せ天井を取り入れることで、おしゃれな空間づくりが叶う一方、デメリットや注意点もいくつかあります。
・天井の掃除に手間がかかる
梁の周りは埃が溜まりやすく、さらに高い天井と組み合わせると掃除が大変になる、というデメリットが。
掃除をするときは埃が舞い落ちても良いように床に新聞紙を敷いて、天井に届く長さのモップで綺麗にするといった方法があります。
どうしても自力で掃除ができない場合は、ハウスクリーニング業者に依頼したり、シーリングファンで空気を循環させることで埃が溜まらないような工夫をしてみると良いでしょう。
・照明器具選びが大変
天井に凹凸ができることや、勾配天井との組み合わせで天井が斜めになってしまうことなどから、照明器具選びで悩んでしまうことも。
凹凸があっても比較的取り入れやすいのは、シーリングライトやスポットライト。高い天井で下まで光を行き届かせたい場合は、メインにペンダントライトを設置して、必要なところには部分照明を設けるのも良いでしょう。
・防音性が低くなる
梁見せの吹き抜け天井にした場合、屋内での防音性が低くなってしまうことも。
その理由は、吹き抜けにすることにより1階と2階を隔てる天井が一部なくなり、上下階の間で生活音が伝わりやすくなってしまうためです。「家族の帰りが遅く、夜中に帰宅してきた際に生活音が気になって眠れない」ということにならないよう、寝室や水回りの間取りに配慮しておくようにしましょう。
・冷暖房の効率が悪くなる
梁見せデザインと相性の良い「勾配天井」や「吹き抜け天井」は、天井が高い分、冷暖房を行き届かせるための空間が広くなります。そのため、冷暖房の効率が悪くなり、光熱費が余分にかかってしまいます。
この問題を改善するには、シーリングファンやサーキュレーターを取り入れて、空気の循環を促す工夫をしてみるのがオススメです。
おしゃれな梁見せ天井にするためのポイント
最後に、おしゃれな見せ梁天井のつくり方について、3つのポイントをお伝えします。
・天井高はどうする?
梁のデザインを決める基準にもなってくるのが、「天井高」。
たとえば、一般的な天井高の場合は、梁の存在感をあまりにも出しすぎると圧迫感を与えてしまう可能性も。一方で勾配天井の場合は、縦に空間の広がりができるため、大胆な梁見せデザインも楽しめるでしょう。
このように、天井高とのバランスを考えた梁デザインにするのが、おしゃれに見せるコツのひとつ。
・自然木と化粧梁どっちを選ぶ?
部屋の印象を大きく左右するのが、自然木のままにするか化粧梁にするかという選択。
自然木の場合は、木材の色味や質感をそのまま生かしたデザインで、自然のぬくもりやナチュラルな印象を与えられるのが魅力です。化粧梁は、自然木に塗装を施して色を変えたデザインで、上品に見せたい場合やシックに見せたい場合など、さまざまなテイストに合わせることができます。
家のテイストに合う梁デザインにすることで、統一感のあるおしゃれな天井に仕上げることができます。
・雰囲気に合った照明器具を
照明器具も、部屋の雰囲気を決める大切な要素のひとつ。
クールに見せたいときは、スポットライトやダウンライトを散りばめて設置したり、レトロ感のあるシャビーな印象にしたいときは、アイアン製のペンダントライトが合うでしょう。
梁のデザインだけではなく、こだわりを持って照明選びをするのも、おしゃれに見せるポイントです。
【関連記事】北欧住宅から学ぶ、新築住宅の照明器具選び|茨城県のおしゃれな実例紹介
おしゃれな見せ梁天井の新築は、四季彩建設にお任せください
こちらのコラムでは、梁見せ天井の実例紹介や事前に知りたい基礎知識をまとめて解説しました。理想のデザインや参考にしたい天井のイメージは見つけられたましたか?
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