日本ではクリスマスは「恋人と過ごす日」といったイメージがありますが、アメリカではクリスマスをどのように過ごしているのでしょうか?
こちらのコラムでは「アメリカのクリスマスの過ごし方が知りたい!」「日本とどう違うの?」といった疑問にお答えすべく、アメリカのクリスマスの過ごし方をまとめてご紹介します。
目次
クリスマスってどんなイベント?
クリスマスはもともと、古代ヨーロッパで「冬至」を祝う行事であったことがその起源とされています。現代ではクリスマスは「イエス・キリストの誕生を祝う行事」となっています。
アメリカでは国民の全員がクリスマスを祝うというイメージがありますが、実際はキリスト教を信仰する人たちのみがクリスマスを祝います。とはいえ、アメリカは国民の大多数がキリスト教であるため、アメリカ人の大半がクリスマスを祝うことになります。
日本でクリスマスが祝われるようになったのは、16世紀頃にイエズス会の宣教師たちが持ち込んできたことが始まりと言われています。日本人が習慣的にクリスマスを祝うようになったのは1900年以降で、この頃にクリスマスケーキなどクリスマスに関連する商品を売り出しはじめたことから、徐々にクリスマスという行事が定着していったようです。
アメリカのクリスマスの過ごし方|日本との違いは?
さてここからは、日本との違いに触れながらアメリカのクリスマスの過ごし方をご紹介します。
・クリスマスカードを送る
アメリカでは、感謝祭(Thanksgiving Day)が終わる11月下旬ごろからクリスマス前までの間に「クリスマスカード」を送ります。日本でいうところの「年賀状」のようなもので、親戚や友人、上司、同僚などにクリスマスを祝う言葉や相手を気遣うメッセージなどを書いて送ります。
キリスト教でない人に送る場合は、「Merry Christmas」というクリスマスを祝うような表現は避けて「Happy Holidays」と添えるのが無難な挨拶になります。
・アドベントカレンダーでカウントダウン
日本ではあまり馴染みがありませんが、アメリカでは12月1日になると「アドベントカレンダー」を買って、12月24日のクリスマスまでをカウントダウンする習慣があります。
「アドベント (Advent)」とは、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間のことで、本来は12月25日に最も近い日曜日の4週間前の日曜日から始まりますが、近年では12月1日から始まるアドベントカレンダーが多く販売されています。
アドベントカレンダーはスーパーやお菓子ブランドが販売しており、毎日カレンダーの日付をめくるごとにお菓子やインテリア小物が入っているものなど、バラエティに富んだ商品が売られています。
・ジンジャーブレッドハウスを作る
ジンジャーブレッドハウス(Gingerbread House)は、ジンジャークッキーを使って家の形に組み立てたもの。
11月下旬〜12月中旬に市販のキットを購入して、子どもたちが学校や家で作ります。ジンジャーブレッドハウスは、子どもたちがクリスマスに楽しむアクティビティの一つに。
・大きなクリスマスツリーを飾る
アメリカのクリスマスといえば、自分の背丈よりも高く天井に届きそうな「大きなクリスマスツリー」を一番に思い浮かべる方もいるかもしれません。
アメリカでは11月下旬から12月上旬にクリスマスツリーを飾り始めます。日本で一般的に飾られるツリーよりも背が高く、家庭によっては本物の天然木を飾る家もあります。
クリスマスツリーにはモミの木などの常緑樹が使われるのですが、その起源として古代より常緑樹が「永遠の象徴」とされていたことが背景にあるようです。
・クリスマス・キャロルを歌う
クリスマス・キャロル(Christmas Carol)は、神をたたえる讃美歌の一種でクリスマスを祝う歌。
アメリカでは、クリスマスイブの日に教会に集まった子どもたちが家を回ってクリスマス・キャロルを歌ったり、クリスマスツリーの回りに集まってクリスマスの歌を歌う習慣があります。
・イブは家族でクリスマスディナー
クリスマスの前日である24日のイブの日は、家族で家に集まってクリスマスディナーを食べます。日本の場合は恋人と食事をしたりイルミネーションを観に行ったりするのが定番の過ごし方ですが、アメリカでは少し違います。
アメリカでは家族で過ごすイブの日は、サンクスギビングにもよく食べられる「七面鳥の丸焼き(ローストターキー)」や「ローストハム」、お肉料理に添えられるクランベリーから作った「クランベリーソース」、肉汁から作った「グレイビーソース」などを食べます。
日本ではクリスマスにホールケーキを買ってきたり作ったりして食べる人も多くいますが、アメリカの場合はドライフルーツ入りのフルーツケーキやクッキーなどが定番のスイーツです。
・クリスマス当日はプレゼントを開封
クリスマスの朝は、子どもたちにとって一番のお楽しみであるクリスマスプレゼントの開封。
アメリカでは、クリスマスプレゼントはサンタクロースだけではなく親や友人からも貰います。親や友人から貰ったプレゼントはあらかじめクリスマスツリーの下に置いておき、クリスマスの日になるまで開けるのを待ちます。
24日のイブには、子どもたちはサンタさんのためにクリスマスツリーの横にミルクとクッキー、ちょっとしたメッセージなどを置いておきます。すると、翌日の朝にはミルクとクッキーは空になっていて、代わりにプレゼントが置いてあるのです。
・アメリカのクリスマスは家族とゆっくり過ごす
クリスマス当日は、家族で映画を観たりおしゃべりを楽しんだりしながらゆっくりと過ごします。
恋人と外に出掛けて食事やイルミネーションを楽しむのが日本のクリスマスの過ごし方に対して、アメリカでは家族とゆっくり過ごすのが定番。日本とアメリカのクリスマスの過ごし方には大きな違いがありますね。
また、もともとキリスト教の行事であるということからも、日本よりもアメリカのほうがクリスマスというイベントをより大切にしていることも分かりましたね。アメリカ人にとってクリスマスは、日本にとっての「お正月」のような一大イベントの一つになっています。
家族との時間を大切に過ごすアメリカの家の特徴とは?
クリスマス以外にも家族と過ごす時間を大切にしているのが、アメリカ文化の特徴のひとつ。そのため、アメリカの住まいも日本とは異なる点がいくつか見られます。
こちらでは「アメリカの家の特徴って?」「日本とどう違うのか気になる‥」という方に向けて、アメリカの家の特徴を実例写真とともに簡単にご紹介します。
アメリカの家といえば、アメリカのドラマや映画でよく目にする「広々とした敷地に建つ平屋」をイメージする方も多いでしょう。アメリカの郊外では、実際に上記のような長い板を積み重ねたラップサイディングを用いた外観の平屋が見られます。
日ごろから家族で過ごす時間を重視しているアメリカの家では、大空間の広いリビングを取り入れるのが特徴。家族全員で集まっても広々と過ごせる間取りになっています。
リビングのほかに、キッチンも広々とした造りになっているのがアメリカの家ならではのポイント。間仕切りを一切設けずに開放的なオープンキッチンにするのが定番。
家によっては本物の暖炉や、暖炉の装飾「マントルピース」を設ける家もあります。暖炉の前に家族で集まって談笑する、そんなリラックスした空間を設けるのがアメリカの家ならではの特徴。
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いかがでしたか?こちらのコラムではアメリカのクリスマスの過ごし方を解説しました。
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