暖炉のある家は、暖かさだけでなくインテリアを含めて心地よい時間を演出する人気の住宅です。
しかし、暖炉のある部屋はメリットだけでなく、メンテナンスや換気など対策が必要な注意点もあります。
そこでこの記事では、暖炉のある家の魅力とともに、課題やその解決策を詳しく解説します。
間取りやインテリアの工夫によって、より快適でおしゃれな空間を作り出すポイントも合わせてご紹介しますので、ぜひ最後までごらんください。
コラムのポイント
- 暖炉のある家のメリット・デメリットを解説します。
- 暖炉のある家の課題と解決策を確認しましょう。
- 間取りや暖炉の配置など、暖炉のある部屋づくりのポイントを解説します。
- 暖炉まわりを魅力的に彩る、インテリアのポイントをご紹介します。
暖炉のある家のメリットとは
暖炉は部屋のなかで、インテリアのアクセントになり視線が集まる場所です。
この章では、暖炉のある家のメリットをご紹介します。
温かみのある空間を演出する
暖炉は、インテリアにリラックスした雰囲気をもたらし、揺れる炎や暖色系の光で実際の暖かさだけでなく視覚的にも温もりを届けます。
暖炉のある部屋は、お一人でもご家族と一緒でも、時計を忘れてゆったりとした時間を過ごしたくなる心地よさが魅力です。
災害時に非常用暖房器具になる
電気やガスが使用できない災害時には、暖炉が非常用の暖房器具として役立ちます。
燃料を準備しておけば寒さをしのぐことができ、停電時も暖かさや明るさを得る手段の一つになることも魅力です。
特に寒冷地では、万一の際に暖房を備えていることで、安心感にもつながります。
調理に活用できる
暖炉は、暖をとる道具としてだけでなく調理にも使えるため便利です。
煮込み料理や焼き料理など、非常時だけでなくアウトドア体験を気軽に楽しみたい場合に役立ちますよ。
暖炉を囲んで季節の食材を調理すれば、季節感を楽しめるだけでなく、ご家族の思い出の風景としていつまでも心に残る思い出になります。
こちらの記事でも、薪ストーブのある家の魅力をお伝えしています。
合わせてごらんください。
【関連記事】茨城で薪ストーブのある家をフレンチスタイルで実現!ひたちなか市と鹿島市の事例
暖炉のある家のデメリット|解決策
暖炉のある家は、上記のようにさまざまなメリットがある一方で、メンテナンスや換気、コスト面などに課題もあります。
この章では、暖炉のある家のデメリットと解決策の具体例を合わせてご紹介します。
メンテナンスと掃除の手間がある
暖炉は、定期的なメンテナンスや掃除が必要です。
特に薪を使う暖炉の場合は、燃えかすや灰が溜まりやすく、煙突にはススやタールが蓄積します。
下記のように、こまめなメンテナンスを行いましょう。
解決策
- 専門業者による年1〜2回のメンテナンスを行うことで、煙突の詰まりや火災のリスクを軽減する。
- 簡単に掃除できる暖炉や煙突のデザインを選ぶと、日常的なメンテナンスがラクになる。
- 薪を使わないバイオエタノール暖炉などを選択すると、メンテナンスの手間が軽減する。
初期費用がかかる
暖炉の設置には、煙突や防火対策などを含めて初期費用がかかります。
既存の建物に設置する場合、構造の改修が必要になる可能性もあり、設置費用が高額になることも考えられます。
暖炉をご検討中の場合は、不燃材料の採用や設置スペースの確保などを含めて新築時に計画しておくのがおすすめです。
解決策
- 設置費用を抑えたい場合は、比較的リーズナブルなガス暖炉や電気暖炉を選択する。
- 暖炉の暖房効果やランニングコスト、インテリアにもたらすメリットなどを考慮して、長期的に初期費用に見合うものかを検討する。
煙突や換気トラブルの可能性
煙突の設置や使い方、換気に問題があると、煙や一酸化炭素などが室内にもれるリスクがあります。
また、煙突が詰まることで煙が逆流する可能性もあるため、メンテナンスを怠らないなど取り扱いに注意が必要です。
解決策
- 暖炉と煙突の設置は必ず専門家に依頼し、正しい換気システムを取り入れる。
- 一酸化炭素を検知するためのセンサーを設置し、万一の際に警報が鳴るようにする
- 部屋に新鮮な空気が取り込めるよう、定期的な換気を行う。
- メンテナンスや取り扱いがラクな製品を選択する。
暖炉のある部屋の間取り|暖炉の設置場所
暖炉を主役にしたレイアウト
暖炉を部屋の主役にしたレイアウトにすることで、暖かく上質感のある空間を作れます。
暖炉の前には座り心地のよいソファや椅子を置き、家族やゲストがリラックスして過ごせる集いの場を作りましょう。
安全性を確保した配置と動線
暖炉の周りには十分なスペースを確保し、火傷や事故のリスクがないように配慮しましょう。
特に小さなお子様やペットがいるご家庭では、暖炉まわりにフェンスを設置するなど暖炉近くでの事故が起こらないように対策が必要です。
また、下記の点にも注意しましょう。
暖炉のある部屋の注意点 |
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暖炉の配置パターン
暖炉の暖気は上昇する傾向があるため、部屋全体に行き渡るよう配置を工夫しましょう。
暖炉の配置は、主に下記のパターンがあります。
暖炉の配置パターン例 |
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部屋の中央に暖炉を設置した場合、部屋全体が暖まりやすい一方で、家具の配置や生活動線の確保が難しくなる可能性があります。
部屋のコーナー部分に暖炉を設置することで、使いづらいスペースを有効活用できます。
暖炉の専門知識が豊富な施工業者に依頼し、ご家族構成やライフスタイルに合わせて、最適な設置場所を検討しましょう。
こちらの記事でも、薪ストーブのある家の魅力や豊富な施工事例をご紹介しています。
ぜひ、参考になさってください。
【関連記事】薪ストーブのある家|海外テイストの施工事例15選とメリットデメリット
暖炉まわりを彩る|インテリアのポイント
暖炉のまわりは、装飾やアート作品などを取り入れて、インテリアのアクセントにするとおしゃれな空間が実現します。
最後に、この章では、暖炉まわりを彩るインテリアのポイントを解説します。
マントルピースにこだわる
マントルピースとは、暖炉の額縁のような役割を果たす装飾で、部屋全体の雰囲気を左右する大切な要素です。
暖炉の開口部を囲うように、さまざまな装飾を施します。
クラシカルなデザインで重厚感を演出したり、シンプルなデザインで洗練された印象を与えたりなど、部屋のスタイルや好みの時代の様式に合わせて選びましょう。
置き家具とコーディネートする
暖炉のまわりに配置する家具は、部屋全体のテイストに合わせてコーディネートすることが大切です。
ソファやチェア、テーブル、収納家具などを、色・素材などの統一感を意識すると、調和のとれた空間が実現します。
造作家具で一体感を演出する
暖炉の両脇に造作家具を設置することで、部屋に一体感が生まれます。
マントルピースと調和した色や素材感のシェルフ・キャビネットなどを造作し、暖炉を含めた一面をおしゃれにデザインしましょう。
また、暖炉を機能的に使用せず、置台として活用する方法もあります。
暖炉のある部屋を、お好みに合わせてアレンジすれば、個性が光る心地よい空間が実現します。
注文住宅を数多く手がけてきた四季彩建設は、お客様のご希望をおうかがいしながら、暖炉のある家づくりをご提案いたします。
お気軽にお問い合わせください。
まとめ
この記事では、暖炉のある家の魅力とともに、課題やその解決策を解説してきました。
間取りやインテリアの工夫によって、暖炉のある部屋がよりおしゃれな空間になると同時に、調理ができたり、ディスプレイできたりとさまざまな活用方法が生まれます。
暖炉のある部屋に憧れるけれど、どのようなタイプがよいのかわからない、配置場所に悩むといった疑問をお持ちの場合は、お気軽にお問い合わせください。
わたしたち四季彩建設は、茨城にて主婦目線の家づくりを意識した「自然派輸入住宅」を手がけております。
暖炉のある家の魅力を最大限に活かしつつ、日本ならではのライフスタイルにアレンジした住み心地の良いおしゃれな住まいをお届けいたします。
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