イギリスの窓には、時代に合わせてさまざまなデザインがあり、家づくりの重要な要素になっています。
古くから続く伝統的なデザインからモダンスタイルまで、住まいの外観や内装の印象を大きく左右するため、慎重に選ぶことをおすすめします。
イギリスの窓デザインの背景には、17世紀終わりに導入された「窓税」と呼ばれる税制も大きな影響を与えています。
そこでこの記事では、イギリスの窓デザインが多彩な理由や、窓税との関係、ステンドグラスの特徴・魅力を施工事例とともに解説します。
コラムのポイント
- イギリスの窓デザインの種類や窓まわりのインテリアポイントを解説します。
- イギリスに存在した窓税と、イギリスの家に与えた影響にも触れます。
- ステンドグラスの魅力や特徴、選び方をご紹介します。
- イギリスの窓の施工事例も参考になさってください。
目次
イギリスの窓デザインは、なぜ多彩なのか
イギリスには、時代ごとに特徴を持つ家が混在しています。
基本的に、家を増築したり改装したりしながら住み継がれるスタイルが多いため、さまざまなタイプの窓デザインが見られるのです。
美観と機能性を兼ね備えた窓は、機能性だけでなく、外観に個性を演出する重要な要素として進化してきました。
イギリスの窓デザインの種類
イギリスの窓デザインには、時代の様式に合わせてさまざまな種類があります。
下記はその一例です。
イギリスの窓デザインの例 |
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窓まわりのインテリアポイント
イギリスの窓は、外観デザインだけでなく室内の「窓まわりのインテリア」にもこだわりが見られます。
部屋に十分な陽の光を取り入れたり、外の景色を室内から楽しんだりと、窓はインテリアにおいても重要な役割を果たすためです。
イギリスの窓まわりのインテリアづくりには、下記のようなポイントがあります。
窓まわりのインテリアポイント |
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イギリスに存在した「窓税」とは
ここまでご紹介してきたように、イギリスの窓にはさまざまなこだわりが見られますが、住まいづくりに大きな影響を与えた事柄のひとつとして「窓税」が挙げられます。
窓税は、17世紀後半に150年に渡りイギリスで課せられた税制度です。
一つの建物に7個以上の窓が設置されている場合は、ぜいたくで裕福とみなされ、税金を払わなければならないとされました。
窓が多いほど税金が高くなることから、機能する窓の数が少なくなりましたが、1851年に窓税が撤廃された後は、光を多く取り込めるベイウィンドウ(出窓)などが普及しています。
窓税がデザインに与えた影響とは
イギリスで窓税が導入されたことで、窓の数を減らし税金を免れようとする建物が増えました。
そのため、当時の建物は窓が多く設置されていてもふさがれており、窓として機能していないケースも見られます。
風通しや採光、デザインに大きな影響を与えた窓税ですが、撤廃後は明るさや開放感をもたらす窓が重要な要素として建物に取り入れられました。
イギリスの窓|ステンドグラスの特徴と選び方
装飾豊かな窓デザインは、イギリスの家を構成する重要な要素です。
1920年様式・1930年様式のイギリスの家には、窓にステンドグラスがはめ込まれているケースも見られます。
この章では、ステンドグラスの特徴や選び方を解説します。
ステンドグラスの特徴
ステンドグラスとは、色付きのガラス片を組み合わせて絵柄を作り、光を透過させて楽しむもので、伝統的な建造物や住宅、近年ではランプシェードなどの小物にも取り入れられます。
ステンドグラスの魅力は、下記のとおりです。
ステンドグラスの魅力 |
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ステンドグラスの多彩なデザイン
ステンドグラスには、さまざまなデザインが施されます。
住宅のスタイルや住む方のお好み、ライフスタイルに合わせて選びましょう。
下記は、ステンドグラスの多彩なデザインの一例です。
ステンドグラスのデザイン例 |
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ステンドグラスの選び方
ステンドグラスは、好みのデザインであるだけでなく、下記のようなポイントも意識して選びましょう。
- 設置場所・窓サイズ・位置などにマッチするデザインを選ぶ
- ステンドグラス自体のデザインだけでなく、透過した光の美しさも楽しめるよう、自然光をより活かせるデザインを選ぶ
- 家全体のテーマやスタイルに調和するデザイン・色を選ぶ
- メンテナンスのしやすさを考慮し、お手入れや修理がしやすいものを選ぶ
こちらの記事でも、イギリスの家がおしゃれな理由や、内装のポイントなどをご紹介しています。
合わせてごらんください。
【関連記事】イギリスの家がおしゃれな理由を解説|ブリティッシュスタイル内装のポイントと施工事例
イギリスの窓を取り入れた、ブリティッシュスタイルの施工事例
最後に、この章ではイギリスの窓を採用したブリティッシュスタイルの施工事例をご紹介します。
窓デザインを検討する際の、参考になさってください。
ステンドグラスを取り入れたイギリスの窓施工事例
床から天井まで伸びる、大きなステンドグラスを採用した施工事例です。
ステンドグラスに透過する光が、部屋を柔らかく照らします。
ブリティッシュスタイルの空間は、ステンドグラスをアクセントに取り入れることで上質感を演出できます。
施工事例の詳細は、こちらからごらんいただけます。
ベイウィンドウを取り入れた、イギリスの窓施工事例
サンルームのようなベイウィンドウを設けた施工事例です。
イギリスの家は一般的にレースカーテンを掛けないケースが多いですが、日本の住宅では目隠しのためにも取り入れたいアイテムです。
柔らかな光が差し込む窓辺は、くつろぎの場やディスプレイスペースなど活用の幅が広がります。
施工事例の詳細は、こちらからごらんいただけます。
上げ下げ窓を取り入れた、イギリスの窓施工事例
上げ下げ窓を多く取り入れた、ブリティッシュスタイルの施工事例です。
窓枠を白で統一し、洗練されたモダンデザインに仕上げました。
整然と並んだ窓とクラシカルデザインのガラス入り玄関ドアを採用し、品のあるおしゃれな外観を実現しました。
施工事例の詳細は、こちらからごらんいただけます。
こちらの記事でも、ブリティッシュインテリアの特徴や施工事例をご紹介しています。
合わせてごらんください。
【関連記事】ブリティッシュインテリアの特徴と魅力を解説|おしゃれなキッチンデザインのポイントも
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茨城でイギリスの窓を採用した住宅を建てるなら四季彩建設へ
この記事では、イギリスの窓デザインが多彩な理由や、窓税との関係、ステンドグラスの特徴・魅力を解説してきました。
イギリスの窓は、窓税が導入された歴史背景など、時代とともにデザインや取り入れ方が変化し、今なお住宅を彩る重要な要素になっています。
窓にもこだわれば、より素敵なブリティッシュスタイルの家が実現しますよ。
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