コンサバトリーは、イギリスの住まいにとって開放感と自然との調和をもたらす大切な空間です。
しかし日本の住宅で、コンサバトリーを取り入れる際にはいくつかの注意点もあります。
そこで今回は、コンサバトリーの特徴やレイアウトの工夫、導入して後悔しないための注意点や解決策について詳しく解説します。
日々の暮らしの中で自然を感じられる、素敵な空間づくりのヒントとしてお役立てください。
コラムのポイント
- コンサバトリーの特徴を解説します。
- ライフスタイルに合わせた、コンサバトリーのレイアウト案をご提案します。
- コンサバトリーを設置して後悔しないための、注意点と解決策も確認しておきましょう。
目次
コンサバトリーの特徴
はじめに、この章では家とガーデンをつなぐ空間であるコンサバトリーの特徴を詳しく解説します。
ガラス壁に囲まれたサンルームのような部屋は、暮らしに開放感と楽しさをもたらしてくれますよ。
コンサバトリーの特徴 |
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室内から庭を眺められる
コンサバトリーは大きな窓やガラス壁、天井で構成されるため、室内にいながら庭をゆったりと眺められるのが魅力です。
植物やガーデニングを好む方にとっても、大切にお手入れしている庭を身近に感じられることも利点です。
室内と屋外が調和する
コンサバトリーは四季折々の風景を楽しめるため、自然と住まいが調和する空間を取り入れたい方におすすめです。
室内と屋外がスムーズにつながる空間であるため、風や光を感じながら思い思いのリラックスタイムを過ごせますよ。
多目的ルームとして活用できる
屋内外をゆるやかにつなぐコンサバトリーは、用途に応じて多目的ルームとして活用できます。
趣味部屋や読書スペース、ホームオフィス、安全面を配慮すればお子様の遊び場としてなど、ご家族のライフスタイルに合わせて使いみちが広がる空間です。
開放感のある家を実現できる
コンサバトリーがあれば、 天井まで続くガラス壁や大きな窓が開放感をもたらすことも特徴のひとつです。
たとえ小さな家でも、広がりを感じられることも利点です。
また自然光を採り込めるため、昼間は電気を使わなくても明るい空間を得られます。
こちらの記事でも、イギリスの家に取り入れられることも多いクラシックモダンインテリアの魅力や、リビング・ダイニングのインテリア術などをご紹介しています。
よろしければ、合わせてごらんください。
【関連記事】クラシックモダンインテリアの基本を解説|上質感のあるリビング・ダイニング計画のポイントと施工事例
コンサバトリーの多彩な活用方法
あると便利なコンサバトリーですが、活用しきれるのか心配な方も多いのではないでしょうか。
この章では、コンサバトリーの多彩な活用方法をご紹介します。
ご家族のご希望に合わせて、参考になさってください。
セカンドリビングとして活用
コンサバトリーは、静かな時間を過ごしたり、来客を招く際に使用したりとセカンドリビングの役割も果たします。
メインのリビングだけでなく、もうひとつリラックスできるフォトジェニックなスペースがあることで家全体の美観がより高まります。
ダイニングとして活用
食事の時間を特別なひとときにするダイニングとしての活用方法もおすすめです。
コンサバトリーから見える外の景色を楽しみながら、朝食や夕食の時間を過ごせば非日常を感じられます。
特に明るい時間帯は、自然光が差し込み気持ちよく過ごせます。
ユーティリティとして活用
コンサバトリーをユーティリティルームにすれば、洗濯やアイロンがけ、合間にリラックスタイムを過ごすなど、日々の家事が快適になります。
少し面倒に感じる家事も、自然光が入る開放感あふれる環境でならはかどるのではないでしょうか。
快適に暮らすためのコンサバトリーレイアウト案
コンサバトリーをより使い勝手のよい空間とするために、工夫したいのが間取りです。
この章では、コンサバトリーのレイアウト案を解説します。
コンサバトリーにキッチンをつなげる
コンサバトリーをキッチンに隣接させれば、開放感を味わえるダイニングスペースが実現します。
料理をしながら外の景色を楽しめるだけでなく、家族やゲストとのコミュニケーションも円滑になります。
また、明るく開放感のあるアウトドアダイニングとしても活躍しますよ。
コンサバトリーと庭をつなげる
コンサバトリーを庭とつなげることで、室内から庭にアクセスしやすくなり、屋内外が調和した空間を生み出せるレイアウトです。
アウトドアスペースとして、バーベキューやティータイムなどを楽しむことができ、自然とのつながりを感じながら快適に過ごせます。
家庭菜園を楽しむ方にとっては、実った野菜を愛でながら食事ができる特等席になりますよ。
コンサバトリーにリビングをつなげる
リビングにコンサバトリーをつなげると、空間に広がりが生まれます。
屋内外がシームレスに感じられるため、家族やゲストが思い思いの過ごし方でリラックスできるのも魅力です。
昼間は明るい陽光を楽しみ、夜には星空を眺められる開放的なリビングが実現します。
コンサバトリーを設置して後悔しないために|注意点と解決策
最後に、この章ではコンサバトリーを設置して後悔しないために、知っておきたい注意点とその解決策をご紹介します。
コンサバトリーを設置する際の注意点 | 解決策 |
暑さ・寒さ対策と温度調整 | 適切な空調設備や断熱性能の高い素材を使用する |
固定資産税の課税対象になる可能性がある | 事前に施工業者に確認をするほか、新築時に設置を検討する |
設置費用と維持費用 | 光熱費やメンテナンス費用なども考慮する |
暑さ・寒さ対策と温度調整
コンサバトリーはガラスが多く使用されるため、 夏の暑さや冬の寒さ対策が快適に過ごすための鍵になります。
四季があり高温多湿な日本の気候では、コンサバトリーが高温になりすぎたり、冷えすぎたりと温度管理が難しいのが課題です。
解決策
断熱性能の高いガラスの使用や床暖房の導入、適切な空調設備、カーテンの設置などを検討しましょう。
日よけや防寒機能を備え、温度調整が可能であれば、季節を問わず活用できます。
こちらの記事でも、海外と日本の家の違いを詳しく解説しています。
合わせて、参考になさってください。
【関連記事】海外と日本の家の違いは?憧れの海外暮らしを叶える外観や間取りの特徴をご紹介♪
固定資産税の課税対象になる可能性がある
屋根や壁があるコンサバトリーの設置は、固定資産税の課税対象になる可能性があります。
特に、コンサバトリーを後付けする場合は注意が必要です。
解決策
固定資産税はコンサバトリーのみではなく家屋全体の延べ床面積や地価によって額が決まるため、事前に依頼業者に確認しておきましょう。
新築時にコンサバトリーを設置しておけば、後から固定資産税が増加するリスクも軽減できます。
設置費用と維持費用
コンサバトリーの設置には、初期費用だけでなく維持費用も考慮する必要があります。
先ほども触れたように、快適な温度調整のための光熱費や定期的なメンテナンス費用などがかかることも知っておきましょう。
解決策
メンテナンスしやすい素材の選定、断熱性能の高いガラスやサッシなど、デザイン性だけでなく使用する素材の機能面も重視すれば維持費用を抑えられる可能性があります。
また、照明やカーテンなどのオプションを追加するとコストが上がるため、予算内で選択できるよう施工業者とよく打ち合わせを行いましょう。
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ここまで、コンサバトリーの特徴やレイアウトの工夫、導入して後悔しないための注意点や解決策について解説しました。
住まいと庭をつなぐ、開放感あふれるコンサバトリーは、自宅にいながら非日常を感じられる素敵な空間です。
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