北欧で親しまれている「サマーハウス」をご存じでしょうか。
豊かな自然の中で、静かに流れる時間を楽しむ、 そんな北欧らしい過ごし方を象徴するのが「サマーハウス」と呼ばれるもうひとつの住まいです。
日本ではまだあまり馴染みがない言葉ですが、フィンランドやスウェーデンなどでは夏になるとサマーハウスへ出かけるライフスタイルが根づいています。
そこでこの記事では、「サマーハウス」とは何か、その暮らし方や愛される理由、日本の住まいに取り入れるコツを解説します。
コラムのポイント
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北欧で親しまれている「サマーハウス」の意味や文化的背景をご紹介します。
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忙しい日常に取り入れられる、サマーハウスのような「癒しの時間」の持ち方を解説します。
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「何もしない時間」を楽しむための、空間づくりや過ごし方のヒントも参考になさってください。
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北欧の暮らしに学ぶことで、日本の家でも「心を休める工夫」を取り入れやすくなります。
目次
サマーハウスとは|北欧で親しまれている「もうひとつの住まい」
「サマーハウス」は、直訳すると「夏の家」を指します。
しかし、別荘とは少し異なった「暮らしの在り方」そのものを指し、北欧の豊かなライフスタイルを映し出すものです。
この章では、サマーハウスの基本的な考え方について、解説します。
自然の中で「何もしない」を楽しむ場所
湖のほとりや森の中、海辺などに佇む小さな小屋、それが北欧のサマーハウスです。
都市部の喧騒から離れ、家族で焚き火を囲んだり、サウナに入ったり、読書をしたりと思い思いの時間を過ごします。
しかし、基本的にはシンプルに「何もしない」ことを大切にするのがサマーハウスの本質だと言えます。
エネルギーを使わず、自然と共生する
電気や水道を引かないサマーハウスも少なくありません。
ろうそくの明かりや雨水の利用など、自然に寄り添った設計が多く見られます。
「サステナブル」や「自給自足」よりも、もっと自然体なスタイルが、世代を超えて愛されている理由のひとつです。
誰でも気軽に所有・利用されている
北欧諸国では、一般家庭がサマーハウスを持つことも多く、特別な富裕層だけのものではありません。
共有で所有することもあり、「小さくても、心が落ち着く自分たちの場所」として大切にされているのが「サマーハウス」です。
こちらの記事でも、北欧のライフスタイルについて詳しくお伝えしています。
合わせてごらんください。
【関連記事】北欧の幸せの秘訣、ヒュッゲとは|暮らしに取り入れる工夫とインテリア術
サマーハウスが長く愛される理由
北欧の人々が何世代にもわたってサマーハウスを受け継ぎ、愛用するのには深い理由があります。
この章では、サマーハウスが長く愛される理由を紐解きます。
「休む」文化の象徴
北欧では、長く厳しい冬が明けると、人々は外の光と自然を心から楽しみます。
サマーハウスは、家事や仕事、日常の忙しさからいったん離れ、心を解き放つ場所です。
「休むことも大切」とする北欧らしい考え方が根底にあります。
家族や仲間と「ほどよい距離感」を保てる
サマーハウスでは、会話よりも共に過ごす時間が大切にされます。
同じ空間にいながら、それぞれが自分の時間を楽しむといった「ほどよい距離感」が心地よさを生み出すのです。
手を加えながら大切に使い続ける
使い込んだ家具、塗り直された壁、代々引き継がれる道具など、サマーハウスは「古くなるほど価値が増す」場とも言えます。
DIYやメンテナンスも暮らしの一部として受け入れられており、手を加えながら大切に使い続けることも特徴です。
こちらの記事では、手を加えながら住まいを大切にする意味では共通する、フランスならではの暮らし方もご紹介しています。
よろしければ、あわせてごらんください。
【関連記事】「フランスの暮らし」から学ぶ、日々を豊かに過ごす知恵|ファッション・食文化・住宅の特徴を解説
「サマーハウス」の暮らしを日本で取り入れるコツ
日本の住宅事情では、サマーハウスをそのまま再現しづらいものです。
しかし、その考え方や工夫は、日本の暮らしにも取り入れられます。
「何もしない時間」を意識してつくる
家の中に、テレビやスマホから離れて「何もしない時間でも楽しめる場所」を用意してみましょう。
たとえば、窓際に小さな椅子とクッションを置くだけでも、自分だけの「サマーハウスのような空間」になります。
素材感を大切にした空間づくり
サマーハウスのような空間には、手触りのある素材が似合います。
たとえば、以下のようなモノを取り入れてみましょう。
サマーハウスのような空間をつくるアイテム例 |
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このようにナチュラルで粗さのあるものを選ぶことで、肩の力が抜けるような居心地のよい空間づくりにつながるのです。
週末だけ「サマーハウス風」を楽しむ
週末など時間と心にゆとりがあるときにだけ、「サマーハウス風」を楽しむアイデアも素敵です。
以下のようなアイデアなら、気負いなく北欧のような暮らしを体感できます。
サマーハウス風の過ごし方例 |
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このように、特別なことではなくても、サマーハウスで過ごすような心地よい暮らしは実現します。
小さな「非日常」を意識的に取り入れて、心を休めて過ごしてみませんか。
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まとめ|サマーハウスは「心を休める場所」
この記事では、「サマーハウス」とは何か、その暮らし方や愛される理由、日本の住まいに取り入れるコツを解説してきました。
「サマーハウス」は、「心を休めて、自分を取り戻す時間」を与えてくれる空間です。
自然に寄り添い、手を加えながら暮らしを大切にする北欧の人々のような暮らしは憧れますね。
私たちも日々の中に「心を整える場所」を持つことで、サマーハウスで過ごすような時間を持てます。
四季彩建設は、天然素材を生かした設計や、デザイン性と機能性を両立したプラン提案も得意としており、北欧のサマーハウスのような空間演出もご希望にあわせてご提案いたします。
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