空間をおしゃれに見せてくれるだけではなく、上下階への移動も楽になる「リビング階段」。特に近年では、リビング階段を取り入れる家が増えています。
今回は、新築にリビング階段を取り入れようか検討中の方向けに、リビング階段のメリットやデメリット解消法、さまざまな間取り例を実例写真とともにご紹介します。
本当にリビング階段にするべきか?リビング階段のある家の間取りは?といったお悩み解消の参考に、ぜひご一読くださいね。
目次
人気の間取り、リビング階段のある家って?
日本の一般的な住宅では、玄関を入った廊下に、上階へ移動するための階段が設けられている間取りが多くありますよね。その一方で、「リビング階段」のある間取りとは、上記の写真のように、リビング内に階段が設けられているレイアウトのことを言います。
間取りによっては必ずしもリビングに設けられるわけではなく、生活導線やライフスタイルに合わせて、ダイニングやキッチンの横など、LDK内のいずれかの場所に階段を設ける家もあります。
廊下に階段を配置する場合と大きく異なるリビング階段の特徴は、上階へ移動する際に、かならずリビングを通る導線になるという点。この特徴によって、さまざまなメリットが生まれます。
その一方で、リビング階段ならではのデメリットもあるため、実際にリビング階段を取り入れるかを考えるうえで、良い面だけではなく、ネガティブな面の解消方法も知っておきましょう。
リビング階段の家のメリット
まずは、リビング階段を設けるメリットについて、大きく3つのポイントを見てみましょう。
・上階への移動がラク
リビング階段は、リビングやキッチン、ダイニングから上階へ移動することができるので、導線が短くなるのがメリットの一つです。
リビングでくつろいだ後に寝室へ移動したり、キッチンで料理をしている途中に子ども部屋の様子を見に行ったりなど、2階へ行く度に廊下へ出る必要なく移動することができます。
家事導線を短くしたいという方や、屋内での移動がしやすい間取りが希望の方は、リビング階段がぴったりです。
・家族間のコミュニケーションが増える
上階へ移動するのにかならずリビングを通る間取りとなるため、家族同士で顔を合わせる機会が自然と増えるのが、リビング階段のもう一つのメリット。
たとえば、キッチンで料理をしながらでも、子どもが帰宅して自分の部屋に上がっていく様子が分かるなど、コミュニケーションの機会が増えるだけではなく、家族同士の様子を見守れるという安心感も生まれるでしょう。
・階段の省スペース化に
リビング内に階段を取り入れる間取りは、廊下に階段を設ける場合よりも、階段のために使用するスペースを節約することができるといったメリットがあります。
そのため、間取りの自由度を上げたい方や、階段に使うスペースを最小限に抑えたい方は、リビング階段で省スペース化を図るのがオススメです。
リビング階段の家のデメリット対策
続いては、リビング階段ならではのデメリットとその対策方法について解説します。
・冷暖房効率が悪くなる→高断熱・高気密の家を建てる
リビング階段の場合、階段を設けることによって1階と2階の空間につながりできるため、冷暖房の効率が悪くなるというデメリットが。
対策としては、性能の高い高断熱・高気密の家を建てることで、冷暖房に頼らなくても「夏は涼しく、冬は暖かい」という住環境が作れるように意識してみましょう。または、建物全体を暖めたり冷やしたりすることができる「全館空調システム」を取り入れるのもオススメです。
・臭いや煙が上階へ広がる→ロールスクリーンやカーテンを設ける
LDK内に上階へとつながるリビング階段があることで、料理中に出た臭いや煙が、上階まで広がってしまうというのもデメリットの一つとして挙げられます。
どうしても気になってしまう場合は、リビング階段の入り口にロールスクリーンやカーテンを付けて、臭いや煙が充満しないように防ぐと良いでしょう。
・来客時にプライバシーが確保しにくい→ゲストルームを設ける
友人や知人を呼ぶことが多いというご家族の場合、リビング階段のある間取りにすると、来客時にプライバシーが確保しにくいのも悩みの一つとなります。
たとえば、リビングで友人とお茶をしている際に、ほかの家族が帰宅したときには、かならずリビングを通って2階へ移動しなければなりません。
頻繁に人を招くため、ほかの家族に気を遣わせてしまうのは避けたいという場合は、玄関から入ってすぐの場所に多目的に使えるゲストルームを設けるのも一つの手です。
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参考にしたいリビング階段のある間取り【実例集】
リビング階段のある間取りには、さまざまなレイアウトがあります。
こちらでは、私たち四季彩建設の実例写真をたっぷりとご紹介しますので、ぜひ間取りアイデアの参考にご覧ください。
・キッチンから家族の様子が見守れる、安心の間取り
こちらはリビングの隅、対面キッチンの目の前にリビング階段を設けたレイアウト。
料理をしながらでも、子どもが帰宅したことを確認できたりなど、家族の様子が見守りやすくなる主婦目線の間取りです。
・生活導線を最優先に考えた、暮らしやすい間取り
こちらは、奥のキッチン・ダイニングと、手前に広がるリビングスペースの間にリビング階段を設けたレイアウト。
左の玄関から入ってすぐにリビングに入ることができ、階段横には浴室など水回りへと続く扉が。どの場所からもリビング階段へと移動しやすいコンパクトなレイアウトに。
階段下には収納スペースも設けて、まったく無駄のない間取りになっています。
・開放感たっぷりのLDKに設けた、シンプルで無駄のない間取り
リビングとダイニングを直線上に配置し、その向かいにはリビング階段とキッチンをスペースを並べたシンプルながらも、開放感たっぷりの間取り。階段下スペースはアーチ型にくり抜いて、おしゃれに収納棚を設けました。
リビング階段の存在感がありすぎると、窮屈感を感じることもあるので注意が必要ですが、この間取りなら視線がまっすぐに突き抜けるようなリビングダイニングのレイアウトなので、広々と感じられますね。
・リビングの奥に階段を設けた、おしゃれな間取り
こちらは、吹き抜けの開放的なリビングの奥に階段を設けた間取り。アーチ型の壁の奥には、まるで装飾の一部かのようにスケルトン階段が設けられています。
リビング階段は階段自体が空間デザインの一部となるため、上記のように敢えて階段を目立たせるレイアウトもおすすめです。
・相性の良い吹き抜け天井を取り入れた、階段が主役の間取り
2階の空間とつながりができるリビング階段は、1階と2階の天井をなくして開放感を出す「吹き抜け天井」との相性は抜群。
こちらは、リビングの真ん中に設けた、階段が主役の大胆な間取り。2階へと続く階段の天井は吹き抜けになっており、まるでお城の中に住んでいるかのような豪華な雰囲気が感じられますね。
茨城でリビング階段のある注文住宅を建てるなら、四季彩建設へご相談ください
こちらのコラムでは、リビング階段の魅力やデメリット対策、オススメのリビング階段の間取りをご紹介しました。
茨城エリアにて、おしゃれなリビング階段のある新築をお考えなら、四季彩建設へご相談ください。
わたしたち四季彩建設は、茨城にて自然素材と海外デザインを取り入れた自然派輸入住宅を手がけております。リビング階段のある家の施工実績が豊富にありますので、お客様の理想のお家に合わせた間取りやデザインをご提案させていただきます。
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