サービスヤードは、洗濯や掃除、ゴミ出しなど、日々の家事に役立つ屋外スペースです。
海外の住宅で取り入れられてきましたが、国内の住宅でも設置されるケースが増えました。
そこで今回は、サービスヤードの基本的な特徴、活用方法と注意点、さらに使いやすい間取り設計のポイントについて詳しく解説します。
サービスヤードの設置で家事負担を軽減し、暮らしやすい住まいを実現しましょう。
コラムのポイント
- サービスヤードは、家事効率をよくしたり、多目的に活用できたりと、便利に使えるスペースです。
- 屋外や半屋外に設置することで、室内をより快適に活用できます。
- 使いやすいサービスヤードを実現するために、動線を考慮した間取りのポイントも確認しましょう。
サービスヤードとは|3つの特徴
サービスヤードとは、屋外(半屋外)に設置する作業スペースや収納スペースを指します。
はじめに、この章ではサービスヤードの特徴を3つご紹介します。
ご自宅に取り入れるか迷っている方は、ぜひ参考になさってください。
サービスヤードの特徴1.|家事効率を上げるスペース
サービスヤードは、洗濯やゴミ出し等を行うスペース、収納スペース等として使われます。
サービスヤードがあることで、室内で作業を行わずにすむため、部屋を広々と使えたり家事動線がスムーズになったりと暮らしやすさにつながることが利点です。
サービスヤードは海外住宅にも多く取り入れられているアイデアです。
こちらの記事でも、海外と日本の家の違いを詳しく解説しています。
合わせて、参考になさってください。
【関連記事】海外と日本の家の違いは?憧れの海外暮らしを叶える外観や間取りの特徴をご紹介♪
サービスヤードの特徴2.|屋外や半屋外に設置
サービスヤードは、一般的にキッチンの勝手口付近、建物の裏側や側面、庭と接する屋外や半屋外に設けられます。
自然換気や日当たりがよいため、洗濯物がよく乾いたり、ゴミ出しの負担が軽減したりと、家事がよりスムーズになるのです。
また、比較的コンパクトに設計できるため、限られた敷地でも取り入れやすいのが特徴です。
サービスヤードの特徴3.|多目的に活用可能
屋外や半屋外スペースのため、室内に置けない物を収納したり、DIYを楽しむスペースにしたりとさまざまな用途に使えるのが魅力です。
次の章では、家事効率化のために覚えておきたい、サービスヤードの具体的な活用方法をご紹介します。
家事効率化のための活用方法と注意点
サービスヤードは、上手に活用することで家事効率化が期待できます。
使い方のイメージが湧けばご自宅に必要なスペースかを判断しやすくなるため、ぜひ参考になさってください。
洗濯・物干しスペース
サービスヤードは、屋外や半屋外に設置されるため通風や採光にすぐれており、洗濯や物干しに向くスペースです。
洗濯機を設置したり、物干し竿やラックを配置したりとランドリースペースのような環境に整えることで、作業がスムーズに進みます。
屋根付きのエリアを設ければ雨の日でも洗濯しやすく、部屋干しスペースが取れない場合に役立つのも利点です。
洗濯・物干しスペースとして活用する注意点
天候に左右されない設計
- 雨で洗濯物が濡れないよう、屋根や庇を設置する。
- 洗濯物が乾きやすいよう、日当たりや風通しを考慮する。
- 室内干しスペースも併設して、天候に合わせて使い分ける。
プライバシーを確保
- 外から洗濯物が見えないよう、目隠しフェンスや植栽を取り入れる。
- 外部からの視線を遮るよう、ドアや窓の位置を工夫する。
- センサーライトや防犯カメラを設置するなど、プライバシーに配慮する。
ゴミ置き場・リサイクルの作業スペース
家庭ゴミの一時保管場所としてサービスヤードを活用することで、室内を衛生的に保ちやすくなります。
屋外に設置すれば臭いが気にならず、分別用のゴミ箱を設置することでリサイクルの作業もスムーズです。
ゴミ置き場として使用する場合は防犯や景観に配慮し、目隠しフェンスや蓋付きのゴミ箱を取り入れましょう。
ゴミ置き場として活用する注意点
臭いと衛生管理、景観に配慮する
- ゴミの臭いが周囲に広がらないよう、密閉可能なゴミ箱を使用する。
- こまめに掃除をして、清潔を保つ。
- 直射日光が当たらない場所に、ゴミ箱を設置する。
- 住まいや周辺の景観を損ねないよう、デザイン性にもこだわる。
- ゴミ置き場が見えないよう、目隠しフェンスなどを取り入れる。
ゴミを捨てやすい動線設計にする
- キッチンから、スムーズにゴミを捨てやすい動線設計にする。
- 収集日にゴミを出しやすいよう、ゴミ捨て場へのアクセスを考慮する。
- 雨天時でもゴミ出ししやすいよう、屋根や庇を設置する。
収納・ストックスペース
サービスヤードは、掃除用具や日用品、非常用ストックなど、室内に置き場所がない物を収納できるため便利です。
収納棚やフックを活用し、特によく使う道具をすぐ取り出せる場所にしまうことで家事効率が向上します。
また、屋外や半屋外に収納スペースを設けることで、屋内を広々と使いやすくなるのも魅力です。
収納スペースとして活用する注意点
収納する物を分類しやすい構造にする
- 使用頻度や用途に合わせて分類しやすいよう、収納場所を設計する。
- 季節用品や掃除道具など、屋外や半屋外に適した物を収納する。
- 重い物は下部に、軽い物は上部に配置して安全面にも配慮する。
湿気や防カビ対策を行う
- 通気性を考慮して、換気扇や窓を設置する。
- 湿気対策として、調湿シートや除湿剤の使用も検討する。
- カビや害虫の発生を防ぐため、こまめな掃除や定期的な点検を行う。
こちらの記事では、代表的なキッチン収納(パントリー)について解説しています。
サービスヤードと合わせて、検討しましょう。
【関連記事】おしゃれな「パントリー」でキッチンが変わる|可動棚の活用方法と便利アイテムをご紹介
サービスヤードを含む間取り設計3つのポイント
サービスヤードがあっても、使いづらい場所に設置してしまった場合はうまく使いこなせない可能性があります。
設置して後悔しないためにも、サービスヤードを含む動線を考慮した間取りのポイントも確認しておきましょう。
間取り設計のポイント1.|キッチンに近づける
サービスヤードをキッチンの近くに設けることで、ゴミ出しがスムーズになります。
下記の点を特に意識して、間取りを検討しましょう。
- ゴミ置き場や資源ごみの保管スペースを、キッチンの近くに配置する。
- キッチンから、直接出られるドアを設置する。
- 家事動線を妨げる、壁や扉を設けない。
- キッチンからサービスヤードが見えるよう配置する。など
間取り設計のポイント2.|サニタリースペースをまとめる
洗濯物の動線を短縮するために、サービスヤードを洗面所(ランドリールーム)や浴室と直結させるのがおすすめです。
家事効率アップのためには、下記の点がポイントになります。
- 洗濯→干す→収納が最短距離でつながるレイアウトに整える。
- サニタリーとサービスヤードを快適に使えるよう換気設備を設置する。
- 家族の生活動線と作業動線が交錯しないようゾーニングを工夫する。など
間取り設計のポイント3.|リビングなど居室から距離を取る
サービスヤードをリビングやダイニングから少し離れた場所に配置すると、生活空間をより快適に使えます。
サービスヤードをゴミ置き場や掃除用具の収納スペースとして利用しても、生活感を抑えすっきりとした印象を保てるため、居室との距離感を十分に考慮しましょう。
上記のように、サービスヤードを使いやすく快適なスペースにするためには、間取りや設計などプロ目線のアドバイスを受けるのが近道です。
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ここまで、サービスヤードの特徴や具体的な活用方法、さらに使いやすい間取りのポイントについて解説しました。
屋内外がゆるやかにつながるサービスヤードは、家事効率アップだけでなく、日曜大工や趣味スペースとしてなど、工夫次第で多彩な使い方ができます。
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