
玄関は、ご家族が日々行き来する大切な場所です。
靴を脱いだり荷物を置いたりと動作が重なるため、設計段階で使いやすく工夫しておくと日々のストレスが軽減します。
間取りや収納を十分に検討することが、暮らし始めてからの後悔を減らすポイントです。
そこでこの記事では、外観、間取り、収納、動線など、注文住宅の玄関計画で押さえておきたいポイントを解説します。
コラムのポイント
- 注文住宅の玄関ポーチやドア、植栽、照明など、外観を整える際に押さえておきたいポイントを解説します
- 動作を基準にして玄関の広さや位置を決めることで、暮らしやすい間取りに仕上がります
- 採光や通風を確保しながら、プライバシーにも配慮できる窓計画を確認しましょう
- シューズクロークや靴箱のつくり方など、散らかりにくい玄関収納のヒントをお伝えします
目次
注文住宅の玄関を美しく機能的に整える3つのポイント

玄関まわりは、家全体の印象を決める大切な部分です。
この章では、外観を整える際に押さえておきたいポイントを解説します。
ポイント1.玄関ポーチの奥行き
玄関ポーチは外観の印象を整えるだけでなく、実際の使いやすさにも直結します。
特に奥行きの取り方によって、生活のしやすさが大きく変わるため慎重に検討しましょう。
玄関ポーチの奥行きが十分にあると、次のようなメリットがあります。
- 雨の日に傘をゆっくりたためる
- 濡れた荷物を一時置きしやすい
- 玄関ドア前での動作がスムーズになる
- 訪問者が雨風を避けられる
奥行きを深くすると機能面でメリットが多いだけでなく、外観に落ち着きが生まれ、住まいの印象も自然と引き締まります。
ポイント2.玄関ドアの素材と色
玄関ドアは建物のアクセントになるため、素材や色選びが大切です。
例えば、木目調は温かみのある雰囲気に、金属調はシャープでモダンな印象を与えます。
統一感をもたらす鍵は、外壁の素材や屋根、窓枠の色と合わせることです。
玄関まわりは住まいの顏となる場所のため、住む人の個性が光る外観を意識しましょう。
ポイント3.植栽と照明
玄関へのアプローチは、家に帰る人をゆっくりと迎え入れるための空間です。
直線のアプローチは端正な印象になり、緩やかにカーブさせると柔らかい雰囲気に仕上がります。
また、植栽によって、季節の移ろいを楽しめるのも利点です。
小さな庭のような感覚で、季節の草花を育てるのも素敵ですね。
さらに照明を組み合わせると、夜の玄関が一段と落ち着いた雰囲気になります。
アプローチを安全に照らすだけでなく、植栽が引き立つ温かみのある光を取り入れましょう。
こちらの記事では、家と庭を調和させるコツについて詳しく解説しています。
合わせてごらんください。
【関連記事】イギリスの住宅にある「フロントガーデン」とは|英国風庭づくりの魅力・家と調和させるコツ
注文住宅の玄関設計で後悔しないために|間取りの考え方

玄関の間取りは、暮らし方やご家族の人数によって必要な広さや動線が変わります。
注文住宅の玄関は自由度の高さが利点ですが、後悔しないためには工夫が必要です。
この章では、日常の動きをスムーズにするためのポイントをご紹介します。
「動作」を基準に玄関の広さを決める
玄関は、ただ広ければ快適とは限りません。
ご家族の実際の動作を思い浮かべながら計画すると、必要な広さが見えてきます。
たとえば、以下のような動きを想定してみましょう。
- ご家族が同時に出入りする
- 荷物を持ったまま靴を脱ぎ履きする
- 宅配の受け渡しをする
- ベビーカーや自転車を一時置きする
特に上がり框の向きと幅は、出入りのしやすさに大きく関わります。
動作が重なっても窮屈にならないよう、少し余裕のある設計が望ましいです。
玄関位置の選び方で採光と通風が変わる
玄関は家の顔となる場所ですが、窓の配置や方角によっては暗くなりやすい空間でもあります。
道路に面した位置を選べば動線が短くなり移動がラクに、奥まった位置にすると落ち着いた印象になります。
プライバシーを守りながら自然光を確保したい場合は、次のような窓を選ぶのがおすすめです。
- ハイサイドライト
- 細長いスリット窓
- 玄関ドアの採光窓
視線を気にせず光を取り込みやすいため、明るさと防犯面への配慮を両立できます。
玄関×リビング直結の間取りの注意点
玄関からすぐリビングにつながる間取りは動線が短く便利ですが、生活空間が見えやすいため対策が必要です。
来客時の視線を気にせず過ごしたい場合は、次のような工夫が役立ちます。
- 廊下を短く挟む
- 軽い間仕切りで視線を遮る
- リビングの入口位置をずらす
このような少しの調整で、家全体に落ち着きをもたらします。
こちらの記事でも、間取りや内装で快適な住まいをつくるポイントについて詳しく解説しています。
合わせてごらんください。
【関連記事】DENのある間取りが魅力的な理由とは|特徴・サービスルームとの違い・取り入れる際の注意点を解説
注文住宅の玄関収納|シューズクロークの取り入れ方

玄関の散らかりやすさを解消するためには、収納計画が欠かせません。
この章では、注文住宅の玄関収納で人気のシューズクロークの取り入れ方をご紹介します。
靴箱は「日常の使いやすさ」を優先する
靴箱をつくる際は、ご家族が普段どの靴を使うかを基準に棚の高さを調整することが大切です。
奥行きを深くしすぎると使いにくくなるため、程よいサイズで整えると取り出しやすくなります。
シューズクロークはしまうモノを想定したサイズに
ご家族が多い場合や荷物が多い生活スタイルでは、シューズクロークが大きな助けになります。
靴以外にも、次のようなものをまとめて置けるのが魅力です。
- アウトドア用品
- 雨具
- 季節家電
- スポーツ用品
- コートや上着
- ベビーカー
適切なサイズのシューズクロークによって、屋内外で場所を取るアイテムがすっきりと収まり、玄関まわりの景色が整います。
狭くても快適な注文住宅の玄関とは

玄関スペースが十分に確保できない場合でも、視線や明るさを工夫することで広く感じられます。
次のようなアイデアを取り入れてみましょう
視線の抜けをつくれば玄関は広く見える
玄関が狭く感じる原因は、面積よりも視線のとまる位置が重要です。
正面に小さな窓を設けたり、視線が抜ける向きに上がり框を設置したりすると、広々と感じやすくなります。
天井の高さと照明で空間に余裕が生まれる
天井を少し高くする、あるいは照明位置を天井際に寄せることで圧迫感が軽減します。
照明計画は昼夜の印象を決めるため、次のような組み合わせがおすすめです。
- ダウンライト
- 足元灯
- 間接照明
夜の玄関が柔らかい光に包まれると、帰宅時に自然と気持ちが落ち着きますね。
温かみのある暖色系の光を選べば、よりリラックス感のある空間に仕上がります。
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まとめ|注文住宅の玄関は設計の自由度が魅力
玄関は、ご家族を迎える入口であり、住まいの印象をつくる場所です。
小さな工夫を積み重ねることで、日常の使いやすさが自然と整います。
居室に比べると後回しにされがちな空間ですが、こだわり、整えることで家の印象が大きく変わります。
玄関が整った家は、帰宅の一歩から心地よさを感じられるものです。
長く住み続けられる、愛着の湧く家づくりのヒントとして、ぜひ参考になさってください。
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