イギリスの「桜文化」と庭のある暮らし|春の景色を住まいに取り込む家づくり

季節の変化は、私たちの暮らしの風景をやさしく変えていきます。

枝先にふくらむつぼみや、風に揺れる淡い花びらを見ると、春が近づいていることを感じる方も多いのではないでしょうか。

桜は日本の春を象徴する花として広く知られていますが、実は、イギリスでも桜は春を知らせる花として親しまれています。

ロンドンでは例年3月から4月にかけて桜が咲き、公園や街路、住宅の庭先などを彩ります。

しかし、日本の花見文化のような賑やかな行事として捉えられているわけではありません。

イギリスでは桜は特別なイベントの花ではなく、日常の景色の中で静かに楽しむ春の花として親しまれているのです。

そこでこの記事では、イギリスの桜の特徴や文化を紹介しながら、桜の景色を暮らしに取り込む住まいづくりのヒントについて考えていきます。


コラムのポイント

  • イギリスでも、桜は春の花として広く親しまれています
  • ロンドンでは、主に3月から4月に桜が街を彩ります
  • イギリスで見られる桜の品種は、カンザンやオカメなどです
  • イギリスの桜は、日常の景色として静かに楽しまれています
  • 庭や窓の設計によって、桜の景色を暮らしに取り込むのも素敵です

イギリスでも桜は咲く|春を知らせる街の風景

イギリスの「桜文化」と庭のある暮らし|春の景色を住まいに取り込む家づくり

イギリスでも春になると桜の花が咲き、街の景色をやさしく彩ります。

日本では桜並木が一斉に咲く風景がよく知られていますが、イギリスでは街のさまざまな場所に植えられた桜が静かに春を知らせるのです。

住宅街の庭先や公園の芝生の中に立つ桜の木は、季節の移ろいを感じさせてくれます。

散歩の途中でふと桜の花に気づき、その瞬間に春を実感させてくれる花の一つです。

ロンドンの桜の見頃

ロンドンでは、桜の見頃は主に3月から4月です。

品種やその年の気候によって開花時期が少しずつ異なるため、街の中では比較的長い期間春の花を楽しめます。

早咲きの桜は3月頃から咲き始め、八重咲きの桜は4月までが見頃です。

桜が見られる場所

桜は公園だけでなく、街路樹や住宅の庭にも植えられています。

ロンドンの公園には広い芝生があり、その中に桜の木が点在していることも少なくありません。

都市の中心部であっても自然を感じられる景色が広がっているのが特徴です。

日本の花見文化との違い

日本では花見が春の行事として広く知られていますが、イギリスでは宴会を伴う花見文化は一般的ではありません。

公園を散歩したり、芝生でくつろいだりしながら花を眺める人が多く見られます。

桜は、日常の風景の中で自然に楽しむ花として受け止められているのです。

多様な桜が広がった背景|イギリスの桜文化

イギリスの「桜文化」と庭のある暮らし|春の景色を住まいに取り込む家づくり

イギリスの春には、さまざまな種類の桜が咲きます。

日本ではソメイヨシノが広く植えられているため、桜が一斉に咲く景色が印象的ですが、イギリスでは異なる品種の桜が混ざって植えられていることも多いのが特徴です。

花の色や形、開花の時期も少しずつ違うため、春の間は長く桜の景色を楽しめます。

こうした多様な桜がイギリスに広がった背景には、園芸家コリングウッド・イングラムの存在があることをご存じでしょうか。

彼は20世紀前半に日本の桜を研究した人物で、日本各地を訪れて桜の品種を収集し、自宅の庭で育てました。

彼は、桜の研究に深く関わったことから「チェリー・イングラム」とも呼ばれています。

桜を研究した園芸家チェリー・イングラム

イギリスに多様な桜が広がった背景には、園芸家コリングウッド・イングラムの存在があります。

彼は20世紀初頭に日本を訪れ、さまざまな桜の品種を研究しました。

自宅の庭では多くの桜を育て、日本ではあまり見られなくなっていた品種の保存にも力を注いだと言われています。

当時の日本では都市化の影響などにより、昔から伝わる桜の品種が次第に少なくなっていました。

イングラムはそうした桜を集めて栽培し、桜の多様な品種を守ることに貢献したのです。

日本へ戻された桜「タイハク」

イングラムに関するエピソードの中でもよく知られているのが、「タイハク」の名を持つ桜についてです。

この桜は日本ではほとんど見られなくなっていましたが、イングラムの庭で育てられていました。

その後、彼の庭の木から穂木が日本に送られ、日本でも再び育てられるようになったといわれています。

この出来事は、桜が国境を越えて守られた象徴的な出来事として知られています。

桜の文化が、日本とイギリスの間でつながっていることを感じさせるエピソードですね。

多様な桜がつくるイギリスの春

イギリスでは桜並木であっても、異なる品種の桜が並んで植えられていることがあります。

そのため、花の色や形が少しずつ違い、開花のタイミングも木によって異なるのも興味深いところです。

満開の桜の隣で、まだつぼみの桜が残っていることもあり、淡い花の木の奥で、濃い色の桜が咲き始めることもあります。

こうした違いが重なり合い、さまざまな花が同じ季節の中で少しずつ咲いていく景色は、イギリスの春の魅力の一つと言えるのではないでしょうか。

こちらの記事でも、イギリスの街並みの特徴を解説しています。

合わせてごらんください。

【関連記事】イギリスの「テラスハウス」が美しい理由とは|街並みになじむ外観と植栽のポイント

イギリスでよく見られる桜の品種

イギリスの「桜文化」と庭のある暮らし|春の景色を住まいに取り込む家づくり

イギリスでは、観賞用としてさまざまな種類の桜が植えられています。

日本の桜とは少し違う品種も多く、花の形や色にも違いがあるのも興味深いところです。

庭木として扱いやすい桜が選ばれることが多く、公園や住宅の庭で春の景色を彩る存在になっています。

ここでは、イギリスでよく見られる桜の品種をご紹介します。

カンザン(関山)

カンザンは濃いピンク色の八重咲きの桜です。

ヨーロッパでも広く植えられている観賞用の桜で、公園や街路樹としてよく見られます。

花びらが幾重にも重なって咲くため、満開になるととても華やかです。

オカメザクラ

オカメザクラは濃いピンク色の小さな花を咲かせる早咲きの桜です。

寒さに強く、イギリスの気候でも育てやすい桜として庭木に利用されることがあります。

春の訪れを知らせる花として、広く親しまれている品種です。

ヨシノ系の桜

日本の桜に近い淡い色合いの花を咲かせる桜も、植物園などで見ることができます。

日本の桜に由来する品種が植えられている場所もあり、やわらかな花の色が春の景色を穏やかに彩ります。

イギリスの庭文化と桜のある暮らし

イギリスの住宅文化では、庭が大切な存在です。

庭は住まいの外に広がるもう一つの生活空間として扱われており、花や木を植え、季節ごとに変化する景色を楽しむ文化があります。

ここでは、桜のような花木を取り入れた庭文化についてご紹介します。

庭に一本の木を植えるデザイン

芝生の庭の中に、一本の木を植える庭づくりはイギリスの住宅でもよく見られます。

一本の木が庭の象徴となった景色は、住まいのデザインとしても素敵です。

桜の木は、春に花を咲かせ、夏には木陰をつくり心地よい住環境をつくります。

芝生と木のシンプルな庭

イギリスの庭では、芝生を中心にしたシンプルな庭づくりも多く見られるデザインです。

広い芝生の中に花木が配置されることで、自然な景色が生まれ、桜の木もこうした庭の中で春の彩りとなっています。

庭で季節を感じる暮らし

庭の木は、季節ごとに違う表情を見せるのも魅力です。

春は花、夏は緑、秋は紅葉、冬は枝のシルエットというように一年を通して景色を変えていきます。

イギリスの家にとって、庭は日常をより豊かにする大切な要素です。

こちらの記事でも、庭を魅力的に取り入れたイギリスの家づくりについてくわしくお伝えしています。

合わせてごらんください。

【関連記事】素敵なイギリスの家の間取りに学ぶ|特徴・日本の家との違い・暮らしやすさの工夫を解説

桜の景色を取り込む住まいづくりのヒント

イギリスの「桜文化」と庭のある暮らし|春の景色を住まいに取り込む家づくり

桜の景色は、住まいの設計によってより魅力的に楽しめます。

ここでは、建物の配置や窓の設計を工夫し、庭の景色を暮らしの中に取り込むヒントをご紹介します。

リビングの窓から庭を眺める設計

リビングから庭が見える設計は、イギリスの住宅でも多く見られます。

窓の外の景色を暮らしの一部として取り入れるとき、桜の木が庭にあると素敵です。

春には、美しい花を咲かせた桜の景色が室内から見えるようになります。

植栽がアートのような役割を果たし、借景として楽しむのも、豊かな家づくりのアイデアです。

季節を感じる住まいの計画

庭の木や花を計画的に植えることで、四季の変化を楽しむ住まいをつくれます。

例えば、次のようなアイデアを取り入れてみましょう。

  • 庭の中心に桜などのシンボルツリーを植えると、季節の変化を感じる景色が生まれる
  • 窓から花が見える位置に植栽を配置すると、室内から春の景色を楽しめる
  • 春の花木、夏の緑、秋の紅葉など、季節ごとの植物を組み合わせることで庭の表情が豊かになる
  • 枝が広がる樹木を選ぶと、夏には自然の木陰が生まれ庭で過ごす時間が快適になる
  • 芝生や余白を残すと、木や花が引き立つ落ち着いた庭の景色をつくれる

春に花を楽しみ、夏には木陰を感じ、秋には紅葉を眺める暮らしは住まいの時間を豊かにしてくれるのではないでしょうか。

注文住宅を数多く手がけてきた四季彩建設は、お客様のご希望をおうかがいしながら、イギリスの家のような自然と調和する住まいづくりをご提案いたします。

お気軽にお問い合わせください。

四季彩建設のお問い合わせはこちら

まとめ|イギリスの桜の多様な美しさに想いをはせる

桜は日本だけでなく、イギリスでも春を知らせる花として親しまれています。

公園や街路、住宅の庭先で咲く桜は、街の景色の中で静かに季節の変化を伝える存在です。

イギリスの桜は、多様な品種が順々に美しい花を咲かせます。

暮らしの中に自然と目に映る桜の楽しみ方は、「自然体」な住まい文化ともつながっています。

家づくりを考えるとき、建物の形だけでなく窓の外に広がる景色にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

春の花を眺めながら過ごす時間は、日々の暮らしに穏やかな豊かさをもたらしてくれます。

茨城でイギリスの家のように、朝ごはんの時間を心地よく過ごせる住まいをご検討中の方は、ぜひ「四季彩建設」にご相談ください。

地元密着・年間棟数を10棟に限定したスタイルで、お客様と一緒に理想の住まいづくりをお手伝いいたします。

四季彩建設の【施工事例】はこちらからごらんいただけます

私たちスタッフが家づくりをサポート

【私たちが家づくりをサポートします】

茨城県石岡市には、実際の間取りやデザインをご体感いただける自社モデルハウスもご用意しております。

「初めてで、何もわからない」お客様にも、ご希望のデザインや間取りについてじっくりとお話をお伺いしたうえで、最適なプランをご提案いたします。

スタッフ一同、お客様のお越しを心よりお待ちしております。

モデルハウスでデザインをチェック

【四季彩建設のモデルハウス情報】

【イベント情報】

オンライン家づくり相談会のバナー

    0299-26-7251
    営業時間 AM8:30〜PM7:00

    お問い合わせ内容 (必須)
    資料請求新築相談リフォーム相談モデルハウス予約土地さがし資金計画その他


    お好みのスタイル

    ご予算
    ~1,500万円~2,000万円~2,500万円~3,000万円~4,000万円~5,000万円5,000万円以上決めていない

    建築の時期
    決まっている決まっていない

    モデルハウス見学予約
    決まっている決まっていない

    ご予約日時

    第1希望(見学予約時必須)

    第2希望(任意)

    第3希望(任意)



    参加人数
    大人 人 / 子供 

    お客様に入力して頂いた氏名・住所・電話番号・E-mailアドレス等の個人情報は今後、弊社もしくは関係会社において、 弊社が出展または主催する展示会・セミナーのご案内、弊社が提供する商品・サービスに関するご案内など各種情報のご提供、及び弊社営業部門からのご連絡などを目的として利用させて頂きます。
    弊社は、ご提供いただいた個人情報を、法令に基づく命令などを除いて、あらかじめお客様の同意を得ないで第三者に提供することはありません。



    ※入力項目を確認して一度だけ送信ボタンをクリックしてください。

    送信後、お客様が入力したメールアドレスに自動的にメールが届きます。
    メールが届かない場合は、再度ご確認よろしくお願いします。

    監修者情報

    中村 威
    中村 威四季彩建設株式会社 代表取締役
    「年間10棟 届けたいのは手づくりのぬくもり」

    お一人おひとりの想いを大切に、これまで培った経験の全てを注ぎだし、
    職人さんとともに一棟一棟、丁寧な家づくり。

    ご家族の「幸せが宿る家」づくりをお手伝いさせていただきます。

    >>Message 社長の想い

    資格情報
    一級建築士 一級建築施工管理技士
    応急危険度判定士 木造住宅耐震診断士 被災地住宅危険度判定士