非常に残念なことですが、注文住宅の間取りで失敗したという声を耳にすることは少なくありません。注文住宅は自由に間取りを作れる反面、しっかり打ち合わせしないと使いづらい間取りになってしまう事も多く注意が必要です。
そこで今回は、実際に建てられた事例などを中心に、注文住宅の間取りづくりを解説します。失敗しないコツや取り組み方なども茨城県の工務店四季彩建設がプロ目線で解説していきます。
目次
■注文住宅の間取りはこだわらないと後悔につながる
■注文住宅の間取り事例集
■失敗・後悔を防ぐ間取りの決め方
■注文住宅の間取りは工務店選びが重要
■まとめ
■注文住宅の間取りはこだわらないと後悔につながる
家づくりにはさまざまなアプローチがあり、お施主様や工務店によっても取り組み方は違います。しかし、間取りづくりの失敗を防ぐ共通の考え方としては、住む人の「こだわり」を盛り込むことが大切です。
注文住宅はお洋服に例えるなら生地やデザインも含めたフルオーダーのようなもの。実際に使う人が好きなデザインや使い勝手に合わせないと、良い物はできあがりません。細かい部分までこだわり、仕様を詰めていくことが後悔を防ぐことにつながります。次の項目から、事例を見てこだわりをチェックしていきましょう。
■注文住宅のこだわり間取り事例集
実際に建てられた注文住宅の間取りから、おすすめのプランやアイデアをピックアップしてご紹介します。使い勝手やデザインに注目して、気に入った間取りを採り入れてみてください。各事例ともここでは掲載できない写真を各ページで公開していますので、気になる間取りはそちらもどうぞ。
・生活感を見せないおしゃれなLDK
高い天井高の広々としたLDK空間としながら、それぞれのスペースの使い勝手にもこだわった間取り事例です。屋根までの吹き抜けはセンターに下がり壁を設けることで、キッチンとリビングスペースを緩やかにゾーニング。
対面キッチンの正面に設けたおしゃれなカウンター壁は、キッチン内部を自然に隠して生活感を感じさせません。ワンフロアのLDKはより広さを感じられるのがメリットですが、生活感が見えるとくつろぎづらく来客時にも慌てることに。デザインにこだわるだけでなく、目線も計算することがおしゃれなLDKをつくるコツです。
・和洋を両立する間取り
こちらは違和感なく洋間と和室を組み合わせた使い勝手の良い事例。洋風のカーテンや間接照明も、シンプルに仕上げれば畳と調和したおしゃれな空間に。最近の住宅は洋室がメインとなっていますが、ラグやソファのいらない和室は多目的に使えて意外と便利な間取りです。お子さんの遊び場やお昼寝スペース、洗濯物を畳んだりアイロンをかけたりする家事スペースとしても活用可能。畳が好きな方や便利に使えるスペースが和室をぜひ有効に採り入れてみて下さい。
・料理好きの方におすすめの独立キッチン
壁面一杯に配置した大型のL型キッチンで、思い切り料理をするのに適した間取り事例です。最近はコミュニケーションの取りやすい対面のオープンキッチンが主流ですが、においが広がりやすいなどのデメリットもあります。料理好きの方なら、一部屋の独立キッチンも夢中になれるのでおすすめです。
こちらの事例のようにリビングやダイニングのすぐ隣に配置すれば、配膳の不便やコミュニケーションの取りづらさもありません。
・デザインと収納力を両立
注文住宅の間取り自由度を活かし、おしゃれで機能的な収納をたくさん配置した事例。ダイニングテーブルやキッチンカウンターの厚みを利用した細かい収納は、床面積を節約して収納力をアップ。ナチュラルなウッドテイストで統一することで、野暮ったい印象なくおしゃれに仕上がっています。造作収納は入れる物や使い勝手に合わせてオーダーできる点も大きなメリット。市販の収納に気に入ったものが見つからない方はぜひ検討してみてください。
■失敗・後悔を防ぐ間取りの決め方
続いて、間取りづくりにおける失敗や後悔を防ぐための決め方について解説していきます。ちょっとしたコツで失敗を防ぎ、住みよい間取りを目指すことができますからぜひ採り入れてください。
・デザインを優先しすぎない
間取りやデザインを自由につくることができる注文住宅は、ついおしゃれなデザインを優先してしまいがち。しかし、見た目を優先するあまり使いづらい間取りで後悔してしまう事もありますので、機能性についても十分検討しましょう。
先ほどご紹介した事例でも触れたキッチンは、対面型などでオープンにするとおしゃれなLDKを演出しやすいです。しかし、どうしても生活感が見えやすくなるため、来客が多い場合は独立キッチンの方が良い場合もあります。理想のデザインも大切ですが、機能性・使い勝手も考えてバランスを取りましょう。
・なるべく細かくシミュレーションする
使いやすい間取りを作るためには、家族全員の生活をなるべく細かくシミュレーションすることが欠かせません。朝起きてから学校や仕事に行くまでの行動、洗濯物や掃除をする際の動線などを一つずつ考えてみましょう。例えばシミュレーション不足でコンセントが一か所足りないだけでも間取りに対する不満を感じてしまいます。現在の行動様式を新しい住まいの間取りに当てはめ、間取りや必要な設備を最適化するのが失敗を防ぐコツです。
・たくさん事例を見る
家電やお洋服などどんな物にも当てはまることですが、なるべく多くの選択肢を知ってから選ぶと後悔を防ぎやすいです。注文住宅もたくさんの事例を見て勉強することは、失敗や後悔を防ぐことに大いに役立ちます。お施主様ご自身の知識が増えると、工務店との打ち合わせもより密なものになり良いプランがつくりやすいです。雑誌・インターネットなどを活用して、できるだけバリエーション豊富な事例をチェックしてみてください。私たち四季彩建設も、多くの事例を公開していますのでぜひコチラもどうぞ。
・なるべく実物をチェック
手書きや3Dのパースなど間取りのイメージを膨らませるものはありますが、やはり実物を見るのが一番。図面と全く同じ間取りは見れませんが、使い勝手や素材感をチェックするためになるべく実際の間取りをチェックしましょう。実際に注文住宅を建てた友達や親戚を訪ねてみたり、後述するモデルハウスなども活用してみたりしてください。
・他人のおすすめに流されない
家族の人数やライフスタイルによって最適な間取りは変わってくるため、どの家にもピッタリな間取りはありません。注文住宅を実際に建てた方の意見は大変参考になりますが、全てを採り入れるのではなくあくまで参考としましょう。
例えば「洗濯物がたくさん干せるからベランダは大きい方が良いよ」とすすめられても、乾燥機派の方にはあまり意味がありませんよね。良かった体験談をそのまま採り入れるのではなく、一度ご自身のライフスタイルと照らし合わせてみてください。そのうえで良い間取りのアイデアを活用して、良い家づくりを進めましょう。
■注文住宅の間取りづくりは工務店選びが重要
ここまでご紹介した間取りの失敗を防ぐためには、目指す家づくりに適した工務店を選ぶことが大切です。工務店選びの際に注意すべきポイントを2つピックアップしました。
・プランの自由度に注目する
間取りの失敗や後悔を防ぐためにはこだわりを入れるのが大切だとお伝えしましたが、そのためには自由なプラン作りが欠かせません。選べる材質やカラー、間取りの選択肢は工務店によって違うため、なるべく自由なプラン作りができる工務店を選びましょう。
四季彩建設は年間棟数を10棟に限定し、オーダーメイドのきめ細かい家づくりをサポートしています。細かなご要望やデザインの変更にも柔軟に対応いたしますので、こだわりの家づくりはお任せください。
・間取りや素材をチェックできるモデルハウスはあるか?
前述したように実際の間取りをチェックして失敗を防ぐため、モデルハウスを備えた工務店を選ぶようにしましょう。工務店の規模によってはモデルハウスを設けていない会社もありますが、やはり実際の仕上がりや間取りをチェックできないと厳しいです。モデルハウスは間取り作りの前だけでなく、何度も訪れてみてチェックすることもあります。打ち合わせなどで気軽に訪れることができる場所にあるのが望ましいといえるでしょう。
四季彩建設は茨城県の石岡市に自社設計のモデルハウスをご用意しています。和風の古民家風から海外デザインまで幅広い造りを一度にチェックできますので、ぜひ間取りづくりの参考にして下さい。
■まとめ:間取りにこだわった注文住宅づくりで理想のマイホーム
今回は写真付き事例をもとに、注文住宅の間取りづくりで失敗を防ぐコツをご紹介しました。暮らしやすい家づくりのためには、工務店としっかり連携して密な連携をすることが欠かせません。工務店の取り組みについても注目して選んでみて下さい。
私たち四季彩建設は、年間棟数を限定して一軒一軒の住まいづくりにていねいに取り組んでいます。ご家族の想いやご要望をしっかりと採り入れ、暮らしやすいマイホームを形にしていきます。茨城県で注文住宅をご検討の際は、ぜひご相談下さい。コロナウイルスによる外出の自粛が続く大変な時期ですが、ご自宅からご利用いただけるオンライン相談も始めました。時間を有効に活用して、明るい未来の計画づくりにお役立ていただければ 幸いです。