タイルやウッドカウンターなど自由なデザインの造作洗面台にあこがれるものの、ハードルが高いと感じる方も多いようです。どれくらいの費用がかかるのか、おしゃれな設計は難しくないのかなど悩みは尽きませんよね。
今回は造作洗面台のメリットやデメリットなどをまとめました。記事の後半では、実際に造作洗面台をつくったおしゃれな新築の事例写真も掲載します。
一日に何度も立つことになる洗面台、せっかくの注文住宅なら思い切りおしゃれに仕上げて素敵な毎日を過ごしてみませんか?
目次
1.造作洗面台とは?
2.造作洗面台を作るメリット
3.造作洗面台のデメリットや気になるポイント
4.おしゃれな造作洗面台のある建築実例【茨城県】
1.造作洗面台とは?
新築住宅の洗面化粧台には、一般的なメーカー既製品と造作洗面台の2つの選択肢があります。まずはそれぞれの特徴を比べてみましょう。
・水回りメーカーの既製洗面台の特徴
TOTOやLIXILといった水回りメーカー各社から販売されている既製品は、新築の洗面化粧台選びでベーシックな選択肢です。リーズナブルな価格帯から100万円を超えるような高級クラスまでラインナップがあり、使いやすい機能がまとまっていて選びやすいのが魅力。高級グレードでは横幅をセミオーダーできる商品もあります。
デザインについてはカタログから選ぶことになるため、細かいカスタマイズはできません。ボウルや水栓の位置なども決まってくるため、使い勝手に合わせた調整も難しいです。メーカー既製の洗面台は、ある程度決まった仕様で気に入ったものが見つかるならおすすめの選択肢と言えます。
・造作洗面台の特徴
カウンター・ボウル・水栓・鏡など、すべてのパーツを1から組み合わせて作れるのが造作洗面台の特徴です。基本的にフルオーダーになりますので、世界中に存在するパーツを好みで選んでオリジナル洗面台を作れるのが最大の魅力。例えば、旅先で見つけた思い出のタイルをカウンターに使うといったカスタマイズも可能です。
デザインや寸法を1から設計していくため、私たち施工店の提案力やサポートが重要になる点は注意が必要です。慣れていない施工店だと、かえって使いにくくなってしまうリスクはゼロではありません。
造作洗面台は、既製品に気に入ったデザインや使い勝手が見つからない方におすすめの選択肢です。
2.造作洗面台を作るメリット
既製品ではなく造作洗面台を選ぶメリットについて、具体的に細かいポイントを見ていきましょう。
・素材とデザインが自由
カウンター・ボウル・扉を自由に組み合わせて好みのデザインを作ることができるのは、造作洗面台最大のメリット。スタイリッシュなホテルライクデザインから、可愛らしい海外デザインまでどんな内装テイストにも合わせることが可能です。既製品はどうしても万人受けするデザインになってしまいますが、造作洗面台なら世界に一つだけのオリジナルデザインを作れます。
・照明と鏡を選べる
デザインに大きな影響を与える照明と鏡の組み合わせが自由な点も魅力です。可愛らしい丸型ミラーや洗面所を広く見せる大型ミラーなど、お部屋全体の印象を変えることもできます。既製品は機能性を優先したシンプルなライトになってしまいますが、おしゃれなブラケットタイプの照明を選べるのもメリット。
・高さ・幅・奥行をオーダーできる
既製品でも幅をオーダーできる商品はありますが、高さや奥行まで自由にオーダーできるのは造作洗面台ならではのメリットです。間取りや身長に合わせてカスタマイズして、ジャストサイズで仕上げることができます。L型やアール型など、既製品にはないカウンター形状を作れるのもgoodポイント。
・使い勝手に収納を合わせられる
収納アイテムの量と種類が多い洗面所では、収納を細かくカスタマイズできるのも大きなメリット。お風呂のお掃除用品や詰め替えストックなど見せたくないものは扉付きの収納、可愛らしいビンに入ったお化粧品はオープン収納など目的別につくることができます。半分は扉を付けて残りはオープンスペースなど、使い勝手に合わせて自由に作れるのはとても便利ですね。
3.造作洗面台のデメリットや気になるポイント
魅力やメリットがたくさんある造作洗面台ですが、選ぶ際にデメリットを気にされる方も多いです。よくあるギモンや不安ポイントをまとめました。
・費用が掛かるのでは?
お洋服などと同じように、「フルオーダーで造ると高くなる」というイメージをお持ちの方は少なくありません。自由度が高くておしゃれに仕上げられる分、材料費や施工費が高くつく気がしますよね。
【回答】⇒価格を抑えてつくることも可能です
造作洗面台は仕様によって材料費や施工費が大きく変動するため、シンプルに仕上げて価格を抑えることも可能です。そもそも造作洗面台が高くなるイメージは、いろいろ見ているうちに豪華な仕様に目移りしてしまうのが主な原因。最初におおまかなご予算をお伺いすることで、全体で費用を調整することができます。
・既製品よりカビやすいと聞いたのですが…
実際に新築住宅に造作洗面台をつけた方の意見で、カビが発生しやすいという声も良く挙がります。タイルやウッドカウンターなど、素材によってはカビが生えやすいイメージもありますよね。
【回答】⇒素材選びと構造で対策できます
結論からお伝えすると、造作洗面台が特別カビに弱いということはありません。既製品の洗面化粧台もお掃除をサボれば当然カビは生えますので、お掃除しやすい素材や構造を選ぶことで対策可能です。
例えばタイル仕上げのカウンターより、目地の無いツルツルのカウンターの方が汚れは溜まりにくくお掃除しやすくなります。デザイン性と清掃性のバランスを考え、お掃除手間を減らしたい方は清掃性を重視するのがおすすめです。
4.おしゃれな造作洗面台のある建築実例【茨城県】
私たち四季彩建設が、お客様のイメージを形にした造作洗面台をピックアップしました。おしゃれなデザイン性と使い勝手に注目してみてください。
【事例1】
こちらのお住まいは石材カウンターに高級感のあるボウルを組み合わせたスタイリッシュな仕上がり。タイルと正面の壁をさわやかなブルー系でまとめて、清潔感も与えています。すき間のない仕上げで、ホコリや汚れが溜まりにくいのも好印象。
さらに玄関ホールにも手洗いを設置。帰宅後すぐに手洗いうがいをすることで、家の中にウイルスを持ち込むことを防ぎます。お客さんが自然に手洗いをできて、お互いに気兼ねしないのもgoodポイント。
【事例2】
幅と奥行きを自由に調整できる造作洗面台ならではのレイアウトです。幅いっぱいのカウンターは、すき間に綿棒やコットンなどの小物が落ちるのを防いで清潔に保ってくれます。
オープン棚には使用頻度の高いアイテム、扉付きの棚には詰め替えボトルなどを収納して使い分けることも可能です。おしゃれな照明とミラーの組み合わせで、いつもの身支度や洗顔が楽しくなるような空間になっています。
既製品にはないおしゃれなハンドルを選べるのも、造作洗面台ならではのgoodポイント。
【事例3】
無垢材を活かしたウッディな仕上がりも、既製品では選べないおしゃれな仕上がりと言えます。清潔感のあるホワイトのタイルと、アクセントのおしゃれなデザインタイルの組み合わせも素敵ですね。自分好みのタイルを探して、自由にデザインを考えるのも楽しいですよ。
【事例4】
大きなカウンターと組み合わせた造作洗面台は、まるで海外の映画に出てきそうな空間に。忙しい朝の時間も、家族で広いカウンターに並んで身支度をこなすことができます。窓枠とミラーの枠を合わせて、統一感を出せるのも造作洗面台ならでは。
【事例4】
タイルのカラーを木部と合わせて統一感を出したデザイン例です。一段上がったタイル部分にソープやお化粧品を置くことで、水垢が溜まりにくいように工夫しています。使い方に合わせてタオル掛けやボウルの位置も、細かくオーダーしています。
【事例5】
横幅の広いカウンタータイプの洗面は、シンプルな構成ながら高級感漂う仕上がりです。レトロな白熱球風の照明も、現代の既製品にはないデザインですね。カウンター下をオープンにしているため、将来車いすにも対応できる間取りです。
まとめ:手作りのおしゃれな造作洗面台で素敵な毎日を
既製品にはない手作りの暖かみと、世界に一つだけのオリジナルデザインが魅力の造作洗面台。気分が上がる理想のデザインで、一日のスタートや終わりを素敵に彩ってみませんか?
私たち四季彩建設は年間棟数を10棟に限定して、お客様の理想をカタチにする手作り感を大切にしています。デザインや使い勝手にこだわりがある方、既製品では満足できない方もぜひご相談ください。
地元茨城県の石岡市には、自然素材をたっぷり使ったオーダー設計の自社モデルハウスもご用意しています。私たちのデザイン力や施工力をチェックいただき、気持ちの良い空間をぜひ体感してみてください。
オンライン相談では「まずはちょっと話を聞いてみたいな」というお気軽なご利用もお待ちしております。スタッフ一同、お客様とお話できることを楽しみにしています。