マイホームの設計は直線・垂直が基本ですが、ちょっとしたポイントに曲線を使うと優しくおしゃれな雰囲気を演出できます。
アール壁やアーチ状の開口部は珍しいからこそ目を引きますが、主張しすぎず程よいアクセントになるのが魅力。
今回は内装・外観の中に曲線を盛り込んだ、おしゃれなマイホームをたくさんご紹介します。
目次
1.マイホームがグッとおしゃれになる曲線デザイン
2.アール壁・アーチ開口のあるお家
3.アーチ開口のメリット・デメリット
4.アール壁のメリット・デメリット
1.マイホームがグッとおしゃれになる曲線デザイン
アーチ開口やアール壁はヨーロッパテイストの住宅でよく使われるデザインで、海外デザインの流行とともに日本でも見かけることが多くなってきました。海外デザインの輸入住宅に合うのはもちろん、シンプルなモダンスタイルなどで使われることも多いです。
直線とくらべるとR形状は少し手間とコストがかかるものの、デザイン性の高さを考えるととっても魅力的。内装・外観ともに上手に活用すれば、ワンランク上のオシャレな仕上がりを得られます。オリジナリティの高いマイホームを目指すなら、ぜひ取り入れてみてください。
2.アール壁・アーチ開口のあるお家
実際にアール壁やアーチ開口を上手に採り入れた、おしゃれなマイホームデザインをチェックしていきましょう。
広いLDKの開口部をアーチ状で統一し、柔らかく上品な印象をプラス。アーチ開口越しに見えるキッチンの景色が、絵画のようにリビングのアクセントになっています。
玄関ポーチと二階の飾り窓をアーチで統一し、シンプルなシルエットに変化を与えています。すべてをアーチにするのではなく、アクセント的な使い方ですね。
こちらも玄関ポーチと掃き出し窓をアーチデザインで統一。大きな窓もランマ部分をアーチにすることで、グッとおしゃれなイメージになりますね。
外壁の一部をアール壁にして、中世のお城のようなイメージに仕上げています。玄関部分の石材アクセントとアーチ状の入り口も、歴史ある建物のような雰囲気を生み出しています。
こちらは大きな円形のお部屋をつくり、外観のおしゃれなアクセントになっています。円錐状のとんがり屋根と並んだ小窓は、アール壁ならではのおしゃれなデザインですね。
玄関ポーチ部分をアール壁で塔のように仕上げたデザインです。実際の居住スペースではないので使い勝手に困ることがなく、外観のおしゃれなワンポイントアクセントに。
南欧をはじめとするフレンチテイストは、アーチ壁との相性が良好。バルコニー下がり壁を少しアーチにするだけでも、かなり外観のイメージが柔らかくおしゃれになりますね。
キッチンのパントリーや勝手口などの開口部も、アーチ壁を採り入れやすい場所です。吊戸棚とキャビネットの扉もアーチデザインにして、本格的なヨーロッパ風のキッチンに。
廊下の天井全体をアーチ状に仕上げて、おしゃれなデザイン性と開放感をプラス。石造り風の壁とアイアン装飾で、本物のお城のようなワクワクする場所になりました。
ちょっとした収納も、曲線にするだけでおしゃれなアクセントに早変わり。素敵なギャラリースペースとしても活用できます。
開口部に合わせたアーチ状のドアは、テーマパークのような遊び心を演出できます。
お部屋のドアだけでなく、ちょっとした収納扉をアーチ状にするのもおしゃれ。
ほかにもたくさんのおしゃれなお住まいを紹介していますので、こちらもぜひチェックしてみてください。
3.アーチ開口のメリット・デメリット
【メリット】
・いろいろな場所に取り入れやすい
長方形の開口部を曲線にするアーチ開口は、お部屋の内外さまざまな場所に取り入れやすいのが魅力です。お部屋同士をつなぐ開口部、下がり壁、収納の扉など、アーチにできる場所はたくさんあります。
アーチ開口で統一感を出すのも良いですし、ワンポイントアクセントにするのもおしゃれ。シンプルなデザインで物足りなさを感じた時の、ちょい足しアクセントとしても優秀です。
・主張しすぎず程よいアクセントになる
パッと見た時のおしゃれな印象を演出しつつ、主張しすぎないバランスの良さもアーチ開口のメリット。どのお家にも必ずある開口部を活用するので、「とってつけた感」がなく自然になじみます。
シンプルなデザインなので、長年暮らしても飽きにくいのもgoodポイントです。
・ローコストでおしゃれに
真四角の開口部をアーチ状にするのは少し材料費と加工費がかかりますが、仕上げ方法が変わるだけなので比較的ローコストなのもうれしいポイント。何かを付け足すのではなく、もともとある開口部を活用するのでムダがありません。
リフォームで作り直す場合少しコスト増になりますが、新築時ならリーズナブルにアーチ開口にすることができます。
【デメリット】
・ドアがオーダーメイドになる
アーチ状のドアは採用数が少ないため、基本的にはオーダーとなることがほとんどです。扉を付ける場合、通常の四角いドアよりコストが多めにかかる点は若干デメリットと言えるでしょう。
将来リフォームで交換するときもオーダーになるので、新築時に長く使える無垢材のドアを選んでおくのがおすすめです。丈夫な無垢材なら長く使えますし、塗装でガラッとイメージを変えることもできます。
・壁紙の仕上げが難しい
アーチ開口の壁紙仕上げは曲線の巻き込みになるため、通常の四角い開口部より将来はがれやすくなるケースがあります。また柄物のクロスだと模様が乱れてしまう可能性も。
対策としては曲線部分も自在に仕上げられるしっくいや珪藻土を選ぶのがおすすめです。
4.アール壁のメリット・デメリット
【メリット】
・インパクトが大きくおしゃれに見える
建物の角がなくなるアール壁は見た目のインパクトが大きく、おしゃれなデザイン性が最大のメリットといえるでしょう。シンプルな外観の一部をアール壁にするだけでもかなりイメージが変わり、オリジナリティのあるお住まいに見えます。
玄関やリビングなど内装壁の一部を曲線にするのも素敵です。
【デメリット】
・コストがかかる
直線の壁とくらべてR形状の壁は施工の手間がかかるため、予算は少し多めに見ておかなければいけません。窓も細長い物を複数使う必要があるため、材料費も多めにかかります。
アーチ開口よりアール壁の方がコスト面のハードルは少し高くなります。
・家具の配置が難しい
アール形状の壁に直線の家具を並べるとムダができてしまうため、配置はある程度限定されます。アール壁のあるお部屋は広さに余裕を設け、家具配置に悩まないようにしましょう。事前にテーブルやソファなどの配置を考えておくことも大切です。
基本的な設計は直線にして、外観や内装の目立つ部分だけピンポイントでアール壁にするのがおすすめです。
■まとめ:曲線を上手に活用してオリジナリティのあるマイホーム
アーチ開口やアール壁などの曲線デザインは、マイホームを魅力的にしてくれるアイデアのひとつ。フレンチやブリティッシュなどヨーロッパの住宅デザインが好きな方は、ぜひ積極的に採り入れてみてください。下がり壁や収納扉など、さりげない場所にチョイ足しアクセントとして使ってみましょう。
茨城県でおしゃれなデザインのマイホームを建てるなら、四季彩建設にぜひご相談ください。年間棟数を10棟に限定し、お客様とじっくり打ち合わせすることで理想のマイホームづくりをお手伝いしています。
地元エリアに限定することで、なんでも話し合える近い距離感の家づくりが可能です。デザイン・土地探し・ライフスタイルなど、どんなこともお気軽にご相談ください。
茨城県石岡市には、おしゃれな海外デザインを体感して頂けるモデルハウスもご用意しています。こちらも住まいづくりのはじめの一歩、イメージづくりにぜひお役立てください。スタッフ一同お待ちしております。