”イギリス風の家”と聞くと、どのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。
レンガ造りの上品な雰囲気、緑の芝生のある広々としたガーデン…漠然とイメージはできるけれど、具体的な特徴は分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、イギリス風の家の外観デザインについて、特徴や家づくりのポイント、そしてさまざまなスタイルの実例をたっぷりとご紹介します。
ブリティッシュスタイルのお家を建てたいとお考えの方は、ぜひ参考にご一読ください。
イギリスの家の特徴
イギリスの住宅は、一度家を建てると次世代まで受け継がれるため、かなり寿命が長いことが特徴の一つです。日本では新築住宅を建てると、築年数が経過するにつれて資産価値が下がっていきますが、イギリスでは古い住宅ほど価値が高いと考えられています。
また長く住み続けることを大切にしているため、建物の耐久性が高いのはもちろん、住む人々も家のメンテナンスを熱心に行いながら生活をしています。
さらに、一つの住まいに長く住み続けるからこそ、愛着を持てる家づくりも大切なポイントです。外観については、景観を守るために法律によって色やデザインの制限がありますが、内装は住む人の好みに自由に変更することができます。
イギリスの家は明るいポップな雰囲気というよりも、落ち着いた色味と素朴な風合いがあるのが特徴。流行りに左右されず、いつまでも飽きることのないナチュラルな雰囲気が好まれます。
イギリス風の家|外観デザインの特徴
ここからは、イギリス風の外観デザインの特徴を3つご紹介していきます。
・落ち着いた重厚感のある風格
イギリス風の外観からは、”落ち着いた重厚感のある佇まい”を感じられるのが最大の特徴です。ブルーやグリーンといった明るい色味は避け、ブラウンやグレー、赤レンガ色など、自然と調和するナチュラルな色が多く使われています。
外壁の素材もレンガや石張りでつくられた家が多くあるため、どっしりとした重厚感のある雰囲気も感じられます。
・煙突や三角屋根でかわいらしさも
イギリス風の外観は、上品で落ち着いた印象だけではありません。その中にも、素朴でかわいらしい雰囲気を持ち合わせているのも特徴の一つ。
その秘密は、かわいらしい煙突や三角シルエットの屋根。玄関や小窓の上部を三角屋根にしてみたり、煙突を取り入れることによってグッとおしゃれでかわいらしい要素がプラスされます。
また、玄関のエントランスや窓の形を丸いアーチ型にすることによって、柔らかい雰囲気を演出しているお家もあります。
・漆喰とレンガで自然な風合い
イギリス風の家の外壁には、自然素材が多く使用されています。伝統的なブリティッシュスタイルの家は、漆喰の塗り壁と赤いレンガで取り入れられた外観となっています。
色合い、外壁の素材ともに、人工的な物は感じさせない自然素材を取り入れたナチュラルなスタイルが特徴です。
イギリスの田舎では、レンガ造りのほかに「石造り」の家がよく見られます。石造りの外壁を取り入れると、より素朴でやさしい雰囲気に仕上がります。
イギリス風の家づくりのポイント
続いては、イギリス風の家づくりをする際のポイントをご紹介します。
・自然素材の変化を楽しむ
イギリスの家は、外観だけではなく内装にも自然素材が使われます。自然素材の家は建物の耐久性が高いだけではなく、有害な物質を含まないため、身体にやさしいというメリットがあります。
一方で、経年劣化により壁にヒビが入ったり汚れが出てきたりと、時間とともに劣化が目立ってくるのも特徴。イギリスの家では、そんな自然が生み出す変化を楽しみながら暮らしていくのがポイントです。
傷や色あせを劣化と捉えるのではなく、時代の流れを感じさせてくれる自然素材ならではのオリジナルな空間で、家に愛着を持ちながら暮らすのがブリティッシュスタイルの生活です。
・落ち着きのある雰囲気を大切に
イギリスの家づくりでは、落ち着きのある雰囲気に仕上げることがポイント。70年、80年と長く愛され続けるイギリスの家では、「居心地の良さ」を何よりも大切にしていて、長い時間穏やかに過ごせる空間づくりを理想としています。
マイホームづくりでは、流行りのデザインや差し色で明るい色を取り入れたくなるものです。ですが、人生の長い時間を過ごす場所は、外から帰ってきたらほっと安らげるような空間の方が、長く暮らしたいと思えるのではないでしょうか。
イギリスの家が100年近く愛され続ける理由には、そんな空間づくりが大きく影響しているのです。
・アイアンづかいでアクセントを
時代の流れを感じさせるイギリスの家づくりでは、アイアン製のものを取り入れるとアクセントとなり、グッとおしゃれな雰囲気になります。歴史を感じさせるイギリスの家には、クラシカルでレトロな印象を与えてくれるアイアン製の装飾がぴったりです。
玄関の取っ手や窓の手すり、照明器具にさりげなくアイアン製のものを取り入れみるのがおすすめ。そのほか、内装はアンティーク風のインテリアで揃えると、落ち着いた雰囲気の家に自然と溶け込み、まとまり感のある空間づくりが叶います。
・長く愛着の持てる家をつくる
長い時間を過ごしていくからこそ、飽きずに長く愛着の持てる家をつくることはとても大切なポイントです。外観や内装には好みの素材や色を取り入れたり、間取りもライフスタイルに合わせて長い目で見て住みやすいかどうかを考えてみましょう。
たとえば、家族で住むのであれば、家事導線を考えて回遊しやすい間取りにしたり、子育てしやすい空間づくりも大切になります。人生に一度のマイホーム。長く過ごしたいと思える居心地の良い場所、長く愛着の持てる家づくりを目指しましょう。
上品でおしゃれなイギリス風の家【実例】
最後に、イギリス風の家の外観をご紹介します。
イギリスの家には、地域や様式によってさまざまなスタイルがあるので、お好みのスタイルをぜひ見つけてみてくださいね。
・伝統的なチューダー様式の家
こちらは、イギリスの代表的な建築スタイルである「チューダー様式」の外観です。チューダー王朝時代に栄えた様式で、レンガの外壁と柱や梁が外部に露出している外観が特徴的です。伝統的なスタイルから、気品と重厚感のある雰囲気のお家になっています。
・コッツウォルズを思わせる石造りの家
こちらはコッツウォルズ地方による見られる、石張り造りの家をモチーフにしています。煙突と三角屋根、アーチ型のエントランスと窓枠によって、全体的にかわいらしい雰囲気に仕上がっていますね。素朴で柔らかい雰囲気の家にしたいなら、石造りの家がおすすめです。
・リバーサイドスタイルの家
こちらは、リバーサイドスタイルの家です。ふと窓に目を向けると美しいリバービューが見える、そんな暮らしが想像できる素敵なお家です。イギリスの家はシンプルな外観のため、周りにグリーンの植物や色とりどりの花を植えると、外観のアクセントとなるのでおすすめです。
まとめ:茨城でイギリス風の家を建てるなら
長く愛着の持てるマイホームを建てたいなら、イギリス風のお家がおすすめです。落ち着いた重厚感のある雰囲気の中に、自然の柔らかさや、かわいらしさを感じられるデザインが魅力です。居心地の良い空間の中でほっとできるような、理想のマイホームづくりを叶えましょう。
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