「一生に一度のマイホームを建てるなら、海外風のおしゃれな家を建てたい。」
そんなときに候補として挙がるのが、海外の設計思想を取り入れた『輸入住宅』。海外デザインの素敵な家づくりが叶う「輸入住宅」ですが、どの地域・スタイルのデザインを取り入れるかによって、外観や内装の雰囲気も大きく異なってきます。
今回は「どのような輸入住宅を建てるのか、まだ決められていない」という方に向けて、さまざまなスタイルの輸入住宅の外観をご紹介します。
事例写真とともに各スタイルの特徴を解説しますので、ぜひお好みのデザインを見つけてみてくださいね。
目次
輸入住宅とは?
「輸入住宅」とは、「海外の設計思想による住宅を、国内に建築する住宅」のことをいいます。「海外」とは、特にヨーロッパや北米などの地域を指しています。
輸入住宅のデザインについては、特に明確な定義づけはされていないため、欧米のさまざまな地域のテイストを取り入れたり、それらを組み合わせることで、外観やインテリアの様子を作り上げていくことになります。
輸入住宅が日本に広まりはじめたのは、1980年代ごろから。「1974年に建設省(現国土交通省)が北米で一般的な2×4(ツーバイフォー)工法を告示化したこと」が背景にありました。1990年代には、住宅を検討する際の選択肢のひとつとして考えられるようになり、輸入住宅が一般化していきました。
開放感あふれる【アーリーアメリカン】
輸入住宅と聞いてまず思い浮かぶのは、北米住宅を代表する「アーリーアメリカン」。開放的な雰囲気で、日本でも非常に人気が高いデザインとなっています。
「アーリーアメリカン」とは、アメリカのイギリス植民地時代や独立したばかりの頃に流行した建築・インテリアのデザインのこと。
特徴的なのは、細い板をていねいに重ね張りして仕上げる「ラップサイディング」の外壁や、屋根に小さな空間をつくり取り付ける「ドーマー窓」。外壁には、白やグリーン、水色などの明るい色が使われていて、全体的に爽やかなイメージです。
・「赤毛のアンの家」をイメージしたカントリーハウス
児童文学で有名な「赤毛のアン」の家をイメージしたデザイン。白と深いグリーンの外壁でかわいらしい雰囲気に。
・おしゃれなカバードポーチのある平屋のアメリカンハウス
まるでアメリカの映画やドラマに出てくるような、広々とした平屋のアメリカンハウス。
円柱で支えられた、おしゃれなカバードポーチもアーリーアメリカンの特徴のひとつ。
・西海岸風テイストのサーファーズハウス
こちらは、白と明るいブルーの外壁が爽やかな「サーファーズハウス」。
”サーファー好きの人が住む家”とイメージされがちですが、サーファーズハウスとは「アメリカ西海岸のカリフォルニアテイストの住まい」のことです。
【関連コラム】おしゃれなアーリーアメリカンの家づくり特集|茨城県石岡市の輸入注文住宅実例
白い外壁と自然素材を使った【フレンチスタイル】
「フレンチスタイル」とはその名の通り、フランスの住宅デザインを取り入れた住まいのこと。
塗り壁で仕上げられた「白い外壁」と、漆喰や瓦屋根などの「自然素材」をふんだんに使っている点が、フレンチスタイルの特徴。可愛らしい雰囲気が好きな方、自然派の方にはぴったりです。
すでに挙げたような大まかな特徴はありますが、フランスの地域によって住まいの雰囲気は異なってきます。ここからは、さまざまな地域のフレンチスタイルのお家を見てみましょう。
・”とんがり屋根”がアクセントの北フランスの家
涼しい気候で雨が多く、避暑地として訪れる人も多い「北フランス」。
急勾配のとんがり屋根は「降水量が多く雨水を流しやすくするため」と、ひと工夫されているポイント。まるで森の中に建っているような、シャビーで可愛らしい雰囲気が魅力。
・瓦屋根に真っ白な外壁がかわいらしい南仏スタイル
北フランスとは対照的に、日差しが強くカラっとした地域の南フランス。暖色系の瓦屋根と白い外壁で、リゾート感が漂う南仏スタイルです。
・クールでおしゃれなパリのアパルトマン風の家
ガラッと雰囲気が変わり、こちらは大都会のパリにあるアパルトマン風のお家。モノトーンのおしゃれでカッコいい外観に。
【関連コラム】南フランス・プロヴァンス風のお家|実例紹介と外観・内装のポイント
心地よい空間づくりが叶う【北欧スタイル】
ノルウェー、スウェーデン、デンマークなどの北ヨーロッパの住宅を取り入れた「北欧スタイル」。日本では住宅だけではなく、家具や小物などの北欧インテリアにも根強い人気がありますよね。
柔らかく落ち着きのある雰囲気が特徴的ですが、家族や友達と過ごす時間、ほっと一息休む時間を大切にする”北欧ならではのライフスタイル”に魅力を感じる人も多くいるでしょう。
「忙しい毎日の中でも、家ではリラックスした心地よい空間を求めたい」という方にぴったりなのが、北欧スタイルの家です。
・”赤い外壁”が特徴の北欧の伝統的な家
こちらは、北欧の伝統的なスタイルのお家です。赤い外壁は茶色が混ざったような落ち着いた色味で、自然の緑に溶け込んでいますね。都会では少なくなりましたが、田舎の方ではまだ伝統的な赤い家が見られるようです。
・パステルのツートンカラーがかわいい家
こちらは可愛らしい見た目の、モダンな北欧スタイル。パステルカラーが多く使用されるのも、北欧デザインの特徴です。
・グレーとホワイトのやさしい雰囲気の家
こちらは、柔らかい優しい雰囲気のお家。カバードポーチや半円窓まわりのさりげない装飾で、おしゃれ度がグッと上がり、エレガントな見た目になっています。
【関連コラム】茨城で北欧風の家をおしゃれに仕上げるコツ|内装・外観の施工事例集
伝統と品格を感じる【ブリティッシュスタイル】
イギリスの歴史や伝統を感じさせる「ブリティッシュスタイル」は、落ち着きと重厚感のある雰囲気が魅力。ブリティッシュスタイルで代表的なのは、「チューダー様式」。白い塗り壁と、柱や梁を敢えて見せるデザインが特徴です。
ブリティッシュスタイルの家はアンティークなインテリアと相性がよく、可愛らしいというよりは「気品があり、格式高い」といったイメージがあります。
・重厚感を感じるレンガ造りのお家
こちらは、レンガ造りの重厚感溢れるお家。ブリティッシュスタイルには、明るい色はあまり使われず、茶色やブラックといった暗い色味が好まれます。
・代表的な建築スタイル「チューダー様式」
こちらは、イギリスの伝統的なスタイルである「チューダー様式」。住宅の上部のみ塗り壁で仕上げられたスタイルは、「ハーフティンバー」と呼ばれています。
・石張り造りをモチーフにした田舎風のお家
田舎の素朴な雰囲気を感じさせる、石造りのお家。円形の窓がアクセントに。リラックスした生活が送れそうな、穏やかな住まいに仕上がっています。
【関連コラム】イギリス風の家づくり|外観デザインの特徴をご紹介|茨城の輸入住宅
スタイリッシュでかっこいい【ニューヨークスタイル】
洗練されたクールな住まいがお好みなら、「ニューヨークスタイル」がおすすめ。「マンハッタンスタイル」「ブルックリンスタイル」などとも呼ばれます。
ニューヨークスタイルは、色味が抑えられていて、モノトーンでスタイリッシュな見た目に仕上がります。都会的な要素だけではなく、伝統を感じさせるレトロな要素との調和が楽しめるスタイルです。
・スタイリッシュでかっこいいガレージハウス
白と黒のモノトーンでまとめられた外観のお家。車やバイク好きの方には、かっこいいガレージ付きの家もおすすめです。
・洗練されたショーブリックの外壁の家
レンガで造られたショーブリックの家。映画のワンシーンに出てきそうな、レトロ感のあるおしゃれなお家です。
・レンガ造りの「ブラウン・ストーン・ビル」
1800年代につくられたアパート風の「ブラウン・ストーン・ビル」。まるでニューヨークの住宅街にあるかのような佇まいです。
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茨城でおしゃれな輸入住宅を建てるなら
いかがでしたか?こちらのコラムでは、輸入住宅のさまざまなスタイルをご紹介しました。「海外のおしゃれな家」と言っても、デザインや見た目の雰囲気は実にさまざまです。人生でもっとも長い時間を過ごすマイホームづくりでは、自分好みの理想のライフスタイルが叶う住まいを選びましょう。
茨城県でおしゃれな海外デザインの家を建てるなら、輸入住宅の四季彩建設にぜひご相談ください。フレンチスタイル、ニューヨークスタイル、北欧スタイルなど、さまざまなスタイルを承っております。地元密着で年間棟数を10棟に限定した家づくりスタイルで、お客様と一緒に理想のデザインづくりをお手伝いします。
茨城県石岡市には、実際の間取りやデザインを体感いただける自社モデルハウスもご用意しています。「初めてで何もわからない」という方にも、お家づくりにおけるご希望のデザインや間取りについてじっくりお話をお伺いしますので、ぜひお気軽に遊びに来てください。スタッフ一同お待ちしております。