「ヨーロッパの家の特徴が知りたい」
「ヨーロッパの家の実例写真を見て、家づくりの参考にしたい」
そんな方に向けて、こちらのコラムでは日本の家とは異なる「ヨーロッパの家の特徴」についてまとめて解説します。
さまざまなヨーロッパの家の実例写真とともに外観・内装に分けて特徴を解説しますので、住宅デザインの参考にしたい方も合わせてご一読ください。
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ヨーロッパの家は日本の家とどう違う?
ヨーロッパと日本の住まいは具体的にどのようなところが違うのでしょうか?こちらでは、大きく5つのポイントに分けて日本とは異なるヨーロッパの家ならではの特徴を解説します。
・築年数が長い
ヨーロッパの家は築70年、80年が当たり前で、なんと中には築年数100年以上の住宅もあります。一方で、日本では新築を購入するのが当たり前で、築20〜30年になると大規模なリフォームをするのが一般的です。
ヨーロッパの築年数が長いのには建物自体の耐久性が高いこと、そして中古市場が盛んなことが背景にあります。ヨーロッパでは年数が経っても住宅価格が下がることはあまりないため、住宅を買って売り、また新しい住宅を買って移り住むということを繰り返しながら、一つの家をさまざまな人が80年、90年に渡って住み続けていくのが一般的。
・自然素材が使われている
なぜヨーロッパの家は長く住み続けられるか?という理由は、質を重視した家づくりにあります。
ヨーロッパの住宅は、床や壁、天井などいたるところに自然素材が使われています。一方で日本の住宅の場合は床には集成材と呼ばれる接着剤で加工された木材が使用されていたり、壁や天井にはポリエステル・レーヨンなどの化学繊維から作られるクロスが用いられます。
ヨーロッパでは人工的な化学物質を使わない自然素材を使うことで、より長持ちする耐久性の高い家が叶うのです。
・面で支えるツーバイフォー工法
建物の構造も日本の家と大きく異なります。日本の住宅は梁と柱を組み合わせて建てる「在来工法」を採用しているのに対して、ヨーロッパや北米などの家は木材のパネルを貼り合わせて面で支える「ツーバイフォー工法」で建てられています。
「ツーバイフォー工法」は強風や地震を面で受け止められることから、より耐久性の高い家になります。
・寒さ対策がしっかりされている
ヨーロッパは日本よりも寒い国が多く、寒さ対策がしっかりされていて冬も暖かいのが特徴。
ツーバイフォー工法で建てられるヨーロッパの家は断熱性・気密性が高く、家の構造自体が寒さに強いものになっています。さらに窓が二重になっていたり、窓数そのものを少なくすることで冬でも暖かく過ごせる工夫がされています。
・ダイニングとキッチンが独立している
ヨーロッパでは、気軽に友人や知人を家に招待してホームパーティーを楽しむ文化が根付いています。そのため、食事を楽しむ場であるダイニングと料理をするキッチンがそれぞれ独立している家が多いのが特徴。
さらにキッチンは広々と開放的で、収納スペースがたくさんある点もヨーロッパの家ならではのポイントです。
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ヨーロッパの家の外観の特徴
こちらでは、ヨーロッパの家の外観における特徴を3つのポイントに分けてお伝えします。
・レンガや石造りの外壁が多い
日本の住宅は木造が一般的なのに対して、ヨーロッパの家はレンガや石を積み上げて建てられる住宅が多くみられます。ヨーロッパでは古代から石材が建物の素材として使われてきた歴史があり、寒い地域では室内の熱を外に逃がさない石やレンガ造りの家が好まれたと言われています。
レンガや石材で作られた外壁は、重厚感のあるおしゃれな外観に仕上がるのが魅力です。
・切妻屋根(三角屋根)が定番
ヨーロッパの家は切妻屋根(三角屋根)が定番。とんがりとした形の屋根はシンプルでありながらも、おしゃれで可愛らしい印象に見せてくれます。ヨーロッパの街並みといえば、上記のような三角屋根が建ち並んでいる景色を想像する方もいるでしょう。
特に北欧などの雪国では、雪が屋根から滑り落ちやすく除雪がしやすい形をしているため、三角屋根が好まれたと言われています。
・おしゃれな上げ下げ窓
窓は横のスライド式が日本では一般的ですが、ヨーロッパの家では上記の写真のような上下にスライドして開け閉めする「上げ下げ窓」が主流です。
上げ下げ窓は外から屋内に侵入しづらく防犯面に優れていたり、開口部が少なく上窓が固定されていることから気密性にも優れているといったメリットが。
そして何よりも、上げ下げ窓のある外観は絵本に出てくるようなおしゃれで可愛らしい外観になるのが魅力です。
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ヨーロッパの家の内装の特徴
続いては、ヨーロッパの家の内装の特徴を4つのポイントに分けてご紹介します。
・無垢材のフローリング
自然素材がたっぷりと使われているヨーロッパの家。床には自然木をそのままくり抜いて使用した「無垢材」が使われています。無垢材は耐久性が高くなるうえに、木のぬくもりが感じられるリラックスした空間を作れるのがメリット。
・アンティーク調の照明器具
内装のアクセントになるのが、おしゃれアンティークな照明器具。日本の住宅ではシーリングライトやダウンライトが一般的ですが、ヨーロッパの家では上記のようなアンティーク調で少し大きめの照明が取り入れられています。
・薪ストーブや暖炉
寒い冬をしのぐためによく取り入れられるのが、薪ストーブや暖炉。リビングに取り入れれば、家族で温まることのできるリラックスした空間に。過ごしやすい住環境を叶えるだけではなく、見た目もおしゃれな住まいになるのが薪ストーブや暖炉を取り入れるメリットです。
さらに、暖炉のデザインを壁に装飾する「マントルピース」を取り入れる住宅もよく見られます。
・タイルキッチン・洗面台
キッチンや洗面台の周りにタイルの装飾が取り入れられているのもヨーロッパの家の内装の特徴。
タイル素材はアンティーク調の照明器具とよくマッチして、レトロで可愛らしい雰囲気になります。
【関連コラム】
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こちらのコラムでは、日本とヨーロッパの家の主な違いや外観・内装の特徴をまとめてご紹介しました。
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