家を建てるならヨーロッパ風のお家に憧れる、という方は少なくありません。
その中でも、”南フランスのプロヴァンス風”のお家は人気が高く、開放感のある明るいリゾートの雰囲気がありながらも、ナチュラルさを兼ねそなえている点に魅力を感じる人は多いでしょう。
そこで今回は、南フランス・プロヴァンス風お家づくりのポイントを外観と内装にわけてご紹介します。お家の実例もたっぷりご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
フレンチスタイルの家にはどんな種類がある?
”フレンチスタイル”はよく聞く言葉ではありますが、実は地域によって住まいの特徴は異ります。
こちらでは、南フランスと北フランスにおけるお家の特徴をそれぞれ解説します。
・南フランス
南フランスは地中海性気候で降水量が少なく、明るい太陽の陽差しと青い海に面した地方にはリゾート感の漂う雰囲気が感じられます。明るい雰囲気がある一方、中世の街並みがそのまま残る素朴な家々が立ち並んでいます。
南フランスの家は、シンプルな見た目に赤い屋根瓦がアクセントとなっているのが特徴。中世の時代から今まで姿を変えずに月日を重ねてきたお家は、とても素朴で独特な風合いを持ちあわせています。
・北フランス
北フランスは陽差しが強くカラッとしている南フランスと異なり、涼しい気候で日が長く雨が多いのが特徴で、避暑地として訪れる人も多くいます。北フランス地方は牛の放牧やワインが有名で、海に面している地域では海の幸も楽しめる、自然豊かなところが魅力です。
降水量が多い北フランスの住まいは、雨水を流しやすくするために屋根の勾配が急な”とんがり屋根”が特徴的。リゾート感漂う南フランスとは違い、森の中にありそうなかわいらしい雰囲気が魅力です。
南フランス・プロヴァンス風の家とは?
南仏風の家の多くは”プロヴァンス風”とも呼ばれ、ほとんどが南仏プロヴァンス地方の住宅がモチーフとされています。パリから南下した先にあるのがプロヴァンス地方で、ニースやカンヌといったヨーロッパ屈指のリゾート地を有しています。
そんなリゾート感溢れるプロヴァンス地方の住まいは、”真っ白な塗り壁”に赤や茶色の”カラフルな瓦屋根”が特徴。昔ながらの街並みは現代まで変わっていないため、ナチュラルで無駄のない外観でありながら、どこかシャビーで素朴な雰囲気も感じられます。人工的なものは一切感じることなく、豊かな自然と共存した丁寧な暮らしを大切にしています。
南フランス・プロヴァンス風の家|外観のポイント
ここからは、おしゃな南仏プロヴァンス風の家に仕上げるための外観のポイントをお伝えします。
・瓦が映える三角屋根
南フランス風の家にしたいなら、三角屋根と瓦屋根ははずせないポイントです。
屋根の勾配は急にしすぎず、なだらかにするとカラフルな瓦屋根がよく見えるのでおすすめ。瓦屋根は、赤やオレンジ、茶色など暖色系を複数使うと、ナチュラルで素朴な印象に仕上がります。
・ホワイト・クリーム系の塗り壁
外壁は、ホワイトかクリーム系の塗り壁で仕上げましょう。人の手で塗り上げられる塗り壁は、独特な風合いとシャビー感のある外観に見せてくれます。
真っ白な外壁にするとおしゃれ度がグンッと上がりますが、汚れるのが心配という場合は、少し黄身がかったクリーム系の色をえらびましょう。
・自然素材を活かした木製ドア
瓦屋根や塗り壁といった、ナチュラルな風合いにマッチするのは木製のドア。
木の本来の色をそのまま活かすのも良いですが、ブルーやグリーンなどにして可愛らしさや遊び心をプラスするのも良いでしょう。
・アイアン使いでアンティーク風に
窓のフェンスやドアの取手、玄関の照明にさりげなくアイアン製のものを取り入れてみましょう。
中世の街並みがそのまま残るアンティークな雰囲気に。素朴なだけではなく、重厚感とおしゃれ度がアップします。
南フランス・プロヴァンス風の家|内装のポイント
続いては、南仏プロヴァンス風の家に仕上げるための内装のポイントをご紹介。
・自然を感じさせる無垢材の床
自然を大切にする南仏の住まいには、無垢材の床が欠かせません。木のぬくもりとともに過ごす空間では、月日の流れとともに自然素材ならではの経年劣化も楽しめます。
色は濃い色の木材を選ぶと”落ち着いた重厚感のあるお部屋”に、明るめの色にすると”リゾート感のある明るい室内”に仕上げることができます。お好みで木材の色味を選びましょう。
・ペンダントライトでレトロな雰囲気に
室内の照明には、ペンダントライトを取り入れるのがおすすめ。とくにアイアン調のライトは、お部屋全体のアクセントとなってレトロでおしゃれな雰囲気にしてくれます。
シンプルなお家には、照明器具や小物選びがおしゃれに近づけるためのポイントとなります。
・水回りにはモザイクタイルやレンガを
洗面台やキッチンなどの水回りにはモザイクタイルやレンガを用いると、ナチュラルな内装に馴染みながらも、グッとおしゃれな雰囲気になるのでおすすめ。
ブルーや水色など寒色系のタイルを使えば上品で落ち着いた雰囲気に、オレンジなど暖色系のタイルは温かみのある明るい雰囲気にみせてくれます。
南フランス・プロヴァンス風の家|実例3選
最後に、南フランス・プロヴァンス風のお家の実例をご紹介します。
実例1
こちらはブルーの窓と、アイアン使いのベランダがアクセントとなっている南仏風のお家です。玄関のアーチ壁のように、ところどころに丸みをプラスするとかわいらしい印象を与えることができるのでオススメ。
レトロな雰囲気のおしゃれな照明と重厚感のあるドア。扉の先にはどのようなお部屋が待っているのでしょうか…。
リビングは床もテーブルも椅子も、すべて木のぬくもりが感じられる自然素材でつくられています。自然に囲まれながら暖かい陽差しの中で、丁寧な暮らしを送るライフスタイルが叶います。
キッチンは温かみを感じるレンガの壁が使われています。天井や収納には深い色合いの木材が使用されていて、心が落ち着くような穏やかな空間が感じられます。
実例2
シンプルな外観にはっきりとした塗り壁の模様がアクセントとなり、素朴な雰囲気に仕上がっているお家です。同じ白い塗り壁でも、模様の仕上げ方によってお家の印象は大きく変わります。
床も家具もすべて白と濃いブラウンの色で揃えられていて、統一感のあるリビング。四角い内装で揃えることで全体にしまりがありつつも、丸い照明で少し柔らかな雰囲気に。
キッチンはホワイトとベージュのモザイクタイルで、パッと明るく上品な見た目に。タイルや自然木の色は温かでナチュラルな印象になりますが、洗練された上質な空間に仕上げたいならホワイトとタイルの組み合わせがオススメです。
1階から2階への階段部分が吹抜けになっていて、開放感のある広々とした空間に。家具や小物もあまり多く置きすぎず、ゆったりとした空間を作るのも南仏風の住まいには大切なポイントです。
実例3
三角屋根に小窓がいくつも並んでいる、かわいらしい外観のお家です。小さな上げ下げ窓を設置するのも、南仏風のお家の特徴です。
南仏風の素朴さとフランスの王室のような雰囲気の両方が感じられる、とってもおしゃれなダイニング。シャンデリアと薄紫のソファがアクセントとなり、ナチュラルから少し上品な雰囲気に。
キッチンの床や壁にはタイルが使用されていて、上品な雰囲気の内装にぴったりです。アーチ状の壁でおしゃれ感がプラスされています。
窓から降りそそぐ陽差しの中で、休日はゆっくりと読書が楽しめそうなお部屋です。ホワイトとブラウンのベーシックな色味に、ソファーのグリーンなど差し色を加えるとグッとオシャレに。
まとめ:憧れの南フランス風の家を建てるなら
南仏プロヴァンス風のお家はいかがでしたでしょうか?ナチュラルで素朴ながらも、どこかおしゃれな雰囲気の住まいがお好みなら、南フランス風のお家はとってもオススメです。「自然素材に囲まれた丁寧な暮らしがしたい」という方にもぴったりの、憧れの生活が手に入れられる住まいです。
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