薪ストーブのある家では家族揃ってゆったりした時間を過ごせます。スープを煮込んだり、ピザを焼いたりする楽しみもあります。何よりも一台の薪ストーブで家中を暖められることが大きな魅力です。ただ、住宅地での薪ストーブのある家には近所迷惑というデメリットの恐れがあります。薪ストーブのある家を新築する際の注意点を確認していきましょう。
目次
薪ストーブと暖炉やペレットとの違い
薪ストーブ・暖炉・ペレットには、見た目の違いや煙の排出方法、暖まり方、使い勝手、設置やメンテナンスの方法に違いがあります。新築時にこの違いを確認しておくと、新居完成後に暖炉にすればよかった…ペレットの方が良かったかも…という後悔を避けられます。
薪ストーブは鋳物やスチールで造られ、煙突とセットで室内に取り付けられます。ペレットも鋳物やスチールですが、薪ストーブのような煙突はなく、排気筒だけです。暖炉はレンガを積み上げ、壁の内部に煙突が組み込まれています。
雰囲気の違い
輸入住宅での家づくりを計画される方の多くは、外観はもちろん、内装のデザインにもこだわりがあることと思います。暖炉には豪華で落ち着いた雰囲気があります。
海外のクリスマスのシーンを思い描く時、暖炉のある広いリビングと大きなクリスマスツリー、山積みされたプレゼントなどをイメージされる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ログハウスで窓からの雪景色を眺めながら、薪ストーブでコトコト煮込んだスープを、家族で楽しむ光景が思い浮かぶ方もいらっしゃるかもしれません。ただ、薪ストーブは、山小屋風のイメージの他に、フランスの田舎家のようなフレンチスタイルの内装にもピッタリ調和する雰囲気も持ち合わせています。
煙の排出方法の違い
薪ストーブは煙突、暖炉は壁の内部、ペレットは排気筒を通して煙を排出します。
暖まり方の違い
暖炉には暖炉の近くだけ暖まるという特徴があります。暖房というより採暖としての暖まり方なので、部屋全体を暖める為には、エアコンや床暖房など、他の暖房機器が必要です。
薪ストーブには2つの暖まり方が異なるタイプがあります。どちらのタイプにも、薪の量で火力を調整できることや、ストーブを消した後も暖かさが残る良さがあります。ただ、暖まるまでの時間が数十分かかります。エアコンのようにスイッチを入れたらすぐ暖まるというイメージを持っていると、こんなはずではなかった…と感じる恐れがあります。
ふく射式薪ストーブ
ストーブ本体から発生する赤外線がふく射熱となって、部屋全体に柔らかな暖かさを届けます。
対流式ストーブ
二重構造によってふく射熱が届きにくい場所にまで暖かさを届けられるので、吹き抜けのあるリビングなど、大空間に向いています。小さなロフトハウスなど、間取りと住宅の規模によっては、一台の薪ストーブで家中が暖まります。
ペレットは、薪ストーブほどの火力はありませんが、部屋全体を暖められます。
使い勝手の違い
暖炉・薪ストーブ・ペレットにはいくつかの使い勝手の違いがあります。
調理ができる範囲
暖炉やふく射式薪ストーブでは、調理ができます。特に薪ストーブでは、ピザやチキンの丸焼きなどの焼き料理の他に、スープやシチューなどの長時間の煮込み料理もできます。
家具の配置への注意点
暖炉には扉がないので、火が燃え移らないよう、家具の配置などに注意が必要です。
メンテナンスの方法と頻度
暖炉は壁の内部に煙突があるので、定期的に専門家に依頼して煤を落としてもらう必要があります。
薪ストーブは煙突のメンテナンスとして、1年に1回程度ワイヤーブラシなどで煤をおとす必要があります。
ペレットは煙突がないので、燃焼後の灰の掃除だけですみます。
設置方法の違い
暖炉は新築時にだけしか取り付けができません。基本的に薪ストーブも新築時に取り付けることが理想です。
特に家全体を暖めたい場合には、間取りとの兼ね合いを考えながら薪ストーブを設ける位置を決めていくことが大切です。
ペレットは新築時ではなくても取り付けができます。
薪ストーブの魅力
薪ストーブにはインテリアの雰囲気をおしゃれにするだけではなく、家族のくつろぎの時間をよりゆったりさせるという魅力があります。扉がついていますが、炎の揺らぎや薪の爆ぜる音が、癒しの空間を生み出します。
家族や親しい友人と、談笑しながら薪ストーブでの調理を愉しみ、美味しい料理を分かち合うこともできます。
また、電気を使わないので停電時にも暖をとることができ、明るさも得られる、冬の季節に雨や雪が続いても、薪ストーブがあると室内で洗濯物がカラッと乾くなどの便利さもあります。
薪ストーブのデメリットと注意点
薪ストーブを設置するかどうかを決める際には、住宅の周辺の環境に合うかどうかを考えることが大切です。
密集した住宅地にある狭小地に新築するという場合には、周辺の住宅に迷惑をかける恐れがあります。薪ストーブで臭いや煙が出るのは、燃焼のさせ方が間違っている・薪が充分に乾燥していない・煙突内が汚れているなどの理由があります。
これらをすべて適切に行ったとしても、隣家との距離が短い場合には、煙やニオイで迷惑をかけてしまうことがあります。また、密集した住宅では風の向きや強さによっては、一定の気流が生じ、同じ住宅に継続的に煙やニオイが流れて行ってしまう恐れもあります。
薪ストーブを設置する際には、ある程度ゆったりした敷地面積があり、周辺に住宅が密集していないという環境であるかどうかは重要な条件です。
薪ストーブ・ペレットストーブを使用するにあたってのお願い
近年、住宅で薪ストーブ等を使用することによる臭い等の相談が市に寄せられています。
環境にやさしい暖房として注目されているストーブですが、誤った方法による使用は煙や臭いなど様々なご近所トラブルの原因になります。
設置や使用の際には、以下のガイドブックを参考に適切な使用を心がけてください。
家づくりプランを立て始める際に、すでに土地が決まっている場合には、施工を依頼する建築会社に薪ストーブを設けても問題かないかどうかあらかじめ相談することが大切です。
また、施工を依頼する建築会社といっしょに土地探しを進める場合には、薪ストーブのある家にしたいという旨を伝えておくと、その条件も踏まえて土地探しが進められます。
ひたちなか市 薪ストーブのある家の施工事例
この事例を詳しくご覧いただけます。
>>>【ひたちなか市】フレンチスタイル
【鹿島市】薪ストーブのある家の施工事例
この事例を詳しくご覧いただけます。
>>>【鹿島市】マンサード屋根の家
薪ストーブはフレンチスタイルの輸入住宅のリビングに調和し、落ち着きのある懐かしさや温もりを演出します。また、空調の方法や間取りとの組み合わせによっては、広い範囲に暖かさを届けることができます。
その為、薪ストーブは新築後に導入するよりも、新築時に間取りや空調方法と考え併せながら計画を進めていくことが、住宅の温熱環境に与える良い影響を大きくします。
また、茨城県には「薪ストーブのある家を安心して建てられる敷地環境の土地」が数多くあります。薪ストーブのある家を建てたい…薪ストーブのある家を建てられる土地はどうやったら探せるのかしら…とお考えの際にはお気軽にご相談ください。
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