薪ストーブのある家は、冬のお家時間を愉しく居心地良くしてくれる魅力的な家です。
輸入住宅ならではのインテリアに調和し、暖かさとゆったりした気分に満ちたリビングを持つ薪ストーブのある家の施工事例をご紹介します。
薪ストーブのメリットを十分に享受し、後悔に繋がるデメリットを生まない為の注意点を確認していきましょう。
コラムのポイント
- 薪ストーブの良さを活かす為には設置場所、暖めたい範囲、併用する暖房器具の有無など、使い方に合わせてサイズや暖房方式のタイプを選ぶ必要があります。
- 新築時に薪ストーブを設置する際は、地域の気候や風の性質も合わせて考えた上で計画を進めることが大切です。
目次
薪ストーブのある家のメリットは暖かさと癒しとおしゃれ効果
薪ストーブには暮らしを豊かにする4つの魅力があります。
ふく射熱で家全体を暖める
暖房の方法にはエアコンや床暖房、ファンヒーターなど様々ありますが、どれも部分的な暖房です。一方、薪ストーブは家全体に暖かさを届ける働きをします。
また、部分的に温風が吹き付けるのではなく、柔らかな暖かさが身体の芯まで届きます。
そして火を落とした後も暖かさが続き、急速に部屋が冷えていかないので朝の室温低下が抑えられます。
炎の癒しで家族の愛情が育まれる
私達は星の瞬きや美しい自然の風景を目にした時には視覚的に癒され、川のせせらぎや風に揺れる木の葉の音から聴覚的に癒されます。
この他にも美味しい食物を味わったり、木に触れたり花の香をかいだりした時に癒しの効果を感じます。
この中で薪ストーブには揺らぐ炎と、薪の爆ぜる音という目と耳から得られる癒しの効果があり、家族の心をリラックスさせます。
もともとリビング中心の間取りには、家族のコミュニケーションを生み出す効果がありますが、そこに薪ストーブがあることでより家族が集いやすくなり、落ち着いたゆったりした空間の中で過ごすことで、さらに家族の愛情が育まれます。
また、薪ストーブにはじっくりと煮込み料理ができる良さがありますが、タイプによってはピザやローストチキンなどの焼き料理もできるので、クリスマスなどに家族や友人と薪ストーブの料理を頂く愉しさも味わえます。
おしゃれなインテリアになる
エアコンやファンヒーターの見た目は無機質でインテリアの邪魔になることはありませんが、より雰囲気を良くするという効果もありません。
一方、薪ストーブには薪ストーブのデザインと煙突、その周りを囲むレンガの壁や床、そして炎によって、室内の雰囲気を一変させる効果があります。特に輸入住宅のインテリアにはとても良く調和し、居心地の良い空間を生み出します。
電気が止まっても使える
地震や台風などの自然災害で電気が止まってしまった時にも、薪が備蓄されていれば薪ストーブは使い続けられます。自然災害の被害が発生した時が夜間であれば、暗さがより不安を掻き立てますが、炎の灯りで室内を明るくできます。
また、冬の期間にはエアコンなど電気を使う暖房器具が使えなくなっても、薪ストーブなら使い続けられ寒さをしのげます。
薪ストーブで後悔しない為の注意点
魅力あふれる薪ストーブではありますが、薪ストーブのある家が完成し暮らし始めてから後悔するようなことがないように、確認しておくべき注意点を考えてみましょう。
間取りや使い方に合わせて薪ストーブのタイプを選ぶ
家全体を暖める薪ストーブにしたい場合には速暖性のある対流式を選び、薪ストーブからの熱が家全体に届くような間取りにする必要があります。
他の暖房機器と組み合わせて使い、調理ができる薪ストーブにしたい場合は、ふく射式が向いています。暖まるまで時間はかかりますが、火を落としてからも暖かさが続きます。
毎年のメンテナンスが必要
秋には薪ストーブの表面に錆が発生していたらワイヤブラシを使って取り除き、ストーブポリッシュを塗ってから磨きます。天板にはオリーブオイルを塗ります。
冬が終わったら薪ストーブの掃除をします。灰を取り除き、ガスケットの点検、必要であれば交換をします。扉のガラスの汚れは薪ストーブ用のガラスクリーナーで拭き取ります。
さらに煤の溜まり具合によって変わりますが、1~3年に1回は煙突掃除をする必要があります。煙突内に煤や埃が溜まってしまうと室内に煙が洩れてしまったり、煙突内部で火災が発生したりする恐れがあります。
薪ストーブの掃除はご家庭でできますが、煙突の掃除は危険なので一般的には専門の業者に依頼する為、1万~2万円程度の費用がかかります。
薪の消費量を把握しておく
使用する時間帯や薪ストーブの大きさと燃焼効率、補助の暖房器具の有無、天候によって消費する薪の量は変わります。
参考の為、2011年の調査結果ではありますが、長野県環境保全研究所が長野県内在住の薪ストーブ利用世帯を対象に実地した薪ストーブ利用実態調査の結果を見てみましょう。
調査結果の概要
薪を全量自家調達している世帯の割合は53%であった。逆に全量購入している世帯は21%で、全量購入世帯の購入金額の平均は年間約76,000円であった。
年間の薪使用量は4~10m3の世帯が多く、平均は9.0m3であったが、薪を購入している世帯の使用量は少ない傾向がみられた。
多くの世帯で薪ストーブ以外の暖房器具を併用しているが、石油ストーブでの灯油の使用量は一般的な世帯の使用量よりも少なかった。
引用:長野県林務部県産材利用推進室 環境保全研究所「薪ストーブ利用実態調査」
この調査時から10年以上の月日が経っており、木材の価格も上がっているので現在の購入金額はもっとかかると考えられます。現在の薪の価格は針葉樹で1000kg(1トン)7,500円程度、広葉樹は1万円程度が相場と言われています。
ただ、同時に電気やガスの料金も高騰しているので、電気やガスを節約できる料金も増えています。
また、気象庁が発表している1991~2020年の期間の長野県1月の平均気温は-3.9℃、茨城県は-1.8℃ですので、薪の使用量は併用する暖房器具の有無にもよりますが、長野県の9.0m3より少なくなるでしょう。
薪の消費量は薪ストーブの燃焼効率やサイズ、住宅の断熱性にも大きな影響を受けるので、それらの条件を合わせて考えた上での薪の消費量もストーブ選びの条件の一つとして確認しておくことが大切です。
四季彩建設では広葉樹の中でも薪の王様と呼ばれる火持ちがよく煙が少ない樫の木の薪を、2トン車1台で8,800円で購入できる業者さんをご紹介しております。
薪ストーブのある家を建てる為の敷地の条件
新築時に薪ストーブを採用するかどうか迷っている時に、薪ストーブを設けたら近隣からの苦情で使えなかったというような情報を目にされた方もいらっしゃることと思います。
確かに薪ストーブは敷地周辺の環境によっては、そのような問題が発生する可能性があります。
まず、住宅が密集している地域に薪ストーブは向いていません。隣家との距離がある程度離れている敷地環境である必要があります。
茨城県は薪ストーブのある家を建てられるだけのゆったりした条件の敷地が見つけやすい地域です。
薪ストーブのある家を新築したい場合には、土地探しの段階から近隣への迷惑がかからない敷地条件を念頭に検討を進めることが大切です。
また、同じ敷地条件であっても、ニオイや煙の伝わりは地域の風の性質によっても変わります。薪ストーブのある家を建てる際には、地元の気候を熟知している建築会社に依頼することが失敗を避けることに繋がります。
大子町で受けられる薪ストーブ等設置費補助金
茨城県大子町では森林資源の利活用を促進し、低炭素社会の構築及び地域林業の活性化に寄与することを目的として、薪ストーブ等の設置に補助金を交付しています。
- 期間 2023年04月01日 ~ 2024年03月31日
- 補助金の額 薪ストーブ等の購入費及び設置工事費の3分の1に相当する額(上限5万円)
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薪ストーブの色やデザインと周りを囲む壁の組み合わせで、リビングの雰囲気が変わります。間取りや暖めたい範囲、使う目的に合わせて、最適な薪ストーブを選ぶことが暖かく居心地の良い薪ストーブのある家を実現します。
薪ストーブのある家にしたいけれど、どのように計画を進めたら良いのか…とお考えの際にはお気軽にご相談ください。
茨城で注文住宅・輸入住宅を建てるなら四季彩建設へ
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私たち四季彩建設は、茨城で北欧スタイルやフレンチスタイルといったさまざまな海外デザインの自然派輸入住宅の他に、日本の伝統的な美しさを活かす古民家風住宅をお届けしております。
私達がお届けする注文住宅・輸入住宅は、デザイン性や雰囲気の良さだけではなく、ご家族の暮らしに沿った間取りになるようなプランを一緒に造り上げていく注文住宅です。
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