平屋は二人暮らしのご夫婦が老後を迎えても暮らしやすさが続く家です。2人暮らしになった時に備えて間取りが工夫されていれば、子育てをする家としても最適です。
人生のどのステージであっても家族のコミュニケーションが自然に生まれ、スムーズな動線があり、家事負担が少ない平屋にするポイントを考えていきましょう。
コラムのポイント
- 平屋は老後に2人暮らしをする時まで暮らしやすさが続きます。
- 平屋のデメリットを生まない為には、土地選びと新築時の対策が重要です。
目次
平屋が老後まで暮らしやすい家である理由
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平屋が老後まで暮らしやすい家と言われることが多いのは、階段がなくシンプルな動線で効率良く移動できるためです。
階段のない暮らしができる
子育てが終わり、お子さまが独立して行った後にも、平屋は暮らしやすさが続きます。
一方、2階建ての家では80代以上の高齢になった時には、階段の上り下りで事故が発生するリスクが生まれます。また、万が一事故や病気で車いすを使う生活になった場合、階段が使えなくなるので家の半分に行き来出来ないスペースができてしまいます。
子育て中の若いご夫婦であっても、毎日、掃除機や洗濯物を抱えて階段を上り下りすることは家事の負担ですし、お子様の階段事故も心配です。
平屋であればロフトがあったとしても、階段が暮らしに大きく影響することがなく、使えないスペースが生まれることを避けられます。
平屋の空間のつながりが自然なコミュニケーションを生む
平屋はワンフロアにすべてがあり、家中の空間がつながっていることから家族間の自然なコミュニケーションが生まれやすい家です。ご夫婦の暮らしではお互いの存在を感じ取りやすく、子育て中にはお子様の行動を把握しやすいという良さがあります。
老後まで快適な二人暮らしが続く平屋にする6つのポイント
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快適に暮らせる家にする為には、平屋に発生しやすい問題点を生まない敷地周辺の環境と間取りが必要です。子育て時期から老後まで快適な二人暮らしが続く平屋にする為には6つのポイントがあります。
平屋の暮らしやすさに影響する土地選び
平屋は2階建てよりも敷地周辺の環境から受ける影響が多い家です。隣家との距離が近かったり、周辺の家が2階建てや3階建てだったりする場合、日当たりと風通しの悪い家になってしまいます。
一方、日当たりや風通しの為に窓のサイズを大きくしたり、数を増やしたりしすぎるとプライバシーが維持できなくなくなるかもしれません。
その為、平屋の場合、屋根の傾斜を活かして高い位置に窓を設けるなどの設計の工夫をしても、住宅の密集度合いによっては日当たり風通しとプライバシー確保の両立に限界が生まれてしまうことがあります。
特に子育て中から老後まで快適さが続く家の条件には、現在も将来的にも敷地周辺にマンションなど2階建て以上の建物が建築されないことや、隣家との距離をゆったりとれることなども入れておくことが大切です。
もうひとつ平屋の土地選びで絶対に外してはならない条件は、水害のリスクがないということです。ハザードマップで過去に水害が出た地域、今後水害が出る恐れのある地域が確認できます。
国土交通省 水管理・国土保全局 防災課 ハザードマップポータルサイト
十分な収納力を持たせる
同じ敷地に建てる2階建てと比較すると平屋は床面積が少くなってしまいます。その床面積の中で、家族の居室や水回りなどに十分なスペースを確保しようとすると、収納スペースが限られてしまうことがあります。
特に子育てに備えての家づくりである場合、お子さまの持ち物は就学後、進級、進学の度に増えていきますので、ロフトを設けて収納力を増やす間取りにするなどの対策が必要です。
ロフトへの階段にははしご式や収納式もありますが、お子さまの安全と高齢になった時の使いやすさから、固定式の階段が理想的であると考えられます。
夏の暑さへの対策
夏は平屋には2階がない為、家中の室温が太陽熱で上昇します。それを避ける為に屋根の断熱性を高めることと、日射遮蔽が必要です。
屋根材の中から断熱性が高い素材を選ぶことで室内への夏の伝わりを抑えられます。
日射遮蔽には軒の出を深くすることが役立ち、カリフォルニアスタイルの住宅に見られるカバードポーチも、日本の家の軒と同じような働きをして日射を遮蔽します。
夏の平屋に快適な室内環境には、その他に北向き以外の窓に使う遮熱タイプの窓ガラスや、家中の空気を循環させる全館空調などが必要です。
防犯対策
新築時にするべき平屋の防犯対策には主に窓と外構という2つの方法が挙げられます。
防犯性の高い窓
一般的に2階建て住宅では2階に寝室を設る理由には、静かさや日当たりの良さ以外に、2階の方が安全という防犯的な意味もあります。1階には玄関ドアがあり、足場がなくても侵入できる位置に窓があるからです。
その為、防犯ガラスと、開錠しにくいクレセントが使われた防犯性の高い窓を取り付けて、窓からの侵入を防ぐことが平屋の防犯性を向上させます。
次に、開き方タイプから考えると、引き違い窓より上げ下げ窓やすべり出し窓、掃き出し窓よりは腰高窓の方が侵入しにくい窓です。加えて低い位置にある窓よりは高い位置にある窓の方が侵入しにくいので、ハイサイドライトやドーマー窓、天窓なども防犯効果が高くなります。
プライバシーを守りつつ近隣からの視線を通す外構
平屋は2階建て住宅と比較すると、日当たりと風通しを確保する為に窓の多い家が多く、視線対策の為に植栽や塀を設けることが少なくありません。その結果、敷地内部のプライバシーは確保されるのですが、不審者が入り込んでも近隣の人の目に触れにくくなってしまいます。
門や塀のある外構は心理的に入りにくさを与えるという意味では防犯効果がありますが、見通しの悪い塀は外部からの視線を遮断してしまいます。一方、フェンスなどがなく、通りや近隣の住宅から家の中まで見えてしまう状況ではプライバシーが守れません。
その為、敷地と外部の区切りとなりながら視線を遮り過ぎない低いフェンスと植栽の組み合わせが理想的です。
夏に窓を開けなくても安眠できる空調
夏の暑い時期に、窓を開けたまま就寝すると防犯性が低下します。それを避ける為には、24時間稼働して快適な室温を維持する全館空調が役立ちます。
詳しくはこちらをご覧ください。
>>>G-Air 24時間換気システムとエアコンの組み合わせ
平屋を輸入住宅で建てる魅力と施工事例
輸入住宅には、海外で暮らしているかのような非日常的な空間が夢のある暮らしを生み出す魅力があります。家の内部には天井の高さや緩い区切りを生むアーチ壁、建具の幅の広さなどからゆったりした空間になっています。
また、海外スタイルの外観はおしゃれなだけではなく、屋根に使われる明るい色合いの瓦が夏の室温上昇を防ぎ、格子付きの上げ下げ窓や鎧戸が防犯性を高めます。子育て期から老後まで暮らしやすさが続く輸入住宅の平屋の施工事例をご紹介します。
自然と共に夫婦二人で暮らす家
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>>>【茨城県笠間市】自然と共に夫婦二人で暮らす家
緑豊かな自然の中に囲まれた広々とした庭でガーデニングを楽しむ家です。
ダイニングキッチンとパントリーはアーチ壁でゆるく区切られています。
無垢材のフローリングと白壁に映えるブルーの勝手口ドアが夢のあるキッチンを演出しています。
無垢材の梁とペンダントライトが温かみのある空間を生み出しています。
瓦屋根と塗り壁の素朴で温かみのあるプロヴァンススタイルの平屋
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>>>【茨城県ひたちなか市】プロヴァンススタイル|自然素材で彩る優雅な平屋
子育て中のご家庭の平屋ですが、家を建てたご夫婦が生涯安心して暮らせる家でもあります。
美しい無垢材の梁が特徴的なリビングは、暮らしの変化に対応しやすいシンプルな間取りです。
防犯性と断熱・気密性の高い窓が使われています。
この他にもたくさんの施工事例がございますのでぜひご覧ください。
生涯2人で暮らしていくご夫婦にとっても、子育て中のご家族や子育てが終わったご夫婦にとっても、平屋は暮らしやすい家です。
ただ、現実には平屋を建てたいけれど土地探しが大変そうだという理由であきらめるご家族は少なくありません。そのような場合にはお気軽にご相談ください。平屋に向いた土地に理想的な家を建てるお手伝いをさせていただきます。
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茨城で注文住宅・輸入住宅を建てるなら四季彩建設へ
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