DENのある間取りは、近年の住まいづくりにおいて注目を集めています。
書斎や趣味のスペース、ちょっとした作業部屋として活用できるDENは、より快適な住空間を実現する魅力的な間取りです。
しかし、取り入れる際のポイントを理解していない場合、使いこなせないなど後悔しかねません。
そこで今回は、DENの基礎知識や特徴、サービスルーム・納戸との違い、設計時の注意点などについて詳しく解説します。
多目的スペースを住まいに取り入れたいとご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
コラムのポイント
- DENの読み方や意味、特徴を解説します。
- DENのある間取りが人気の理由、サービスルームや納戸との違いを解説します。
- 間取りにDENを取り入れる際には、換気や採光、エアコンの設置など快適に過ごすために考慮すべき注意点があります。
- 専門家と相談しながら、ご家族のライフスタイルに合ったDENの使い方を検討しましょう。
目次
DENとは|読み方と意味
間取り図などを確認した際に、「DEN」の表記を目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
あまり聞きなれない言葉ですが、近年は快適な住まいづくりをめざし、間取りに取り入れるケースが増えています。
はじめに、その読み方や意味を確認しておきましょう。
DENの読み方
DEN(デン)は、そのまま「デン」と読みます。
「巣」や「ほら穴」を意味する英語が由来の言葉で、間取りの一部として注目されています。
DENの意味
DENは、主に小さな個室や半個室を指します。
日本の間取りでは、コンパクトな書斎や趣味部屋を指すのが一般的です。
作業や趣味に集中できる小さな空間として活用されますが、広さや形状に明確な定義はありません。
DENの特徴
DENの主な特徴は、コンパクトさと多用途に使用できるフレキシブルさです。
個室ほど広くはないものの、作業や趣味に没頭できる環境を確保しやすくリラックス感のある空間づくりが叶います。
また、収納スペースを備えたり、開放的なレイアウトにしたりすることで、使い方を柔軟に調整できるのも魅力です。
最近では、リモートワークの普及に伴い、ワークスペースとして使用されるケースもあります。
DENのある間取りが魅力的な理由
家づくりを検討する際に、LDKや寝室などの主な居室空間に加えて「DEN(デン)」を取り入れることで、住まいがより充実した空間になります。
スペースにほんの少しでも余裕がある場合は、取り入れたい空間です。
DENのある間取りが魅力的な理由・メリットは、主に下記の通りです。
DENのある間取りが魅力的な理由 |
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多目的に活用できる
DENは、書斎・趣味のスペース・収納スペースなど、用途に応じて自由に使えるため、ライフスタイルの変化にも対応しやすいのが魅力です。
プライベート空間を確保できる
一般的な個室よりもコンパクトなサイズでありながら、適度な「おこもり感」があり、集中しやすい環境を作れることも人気の理由です。
空間を有効活用できる
余分なスペースやデッドスペースを活かして設計できるため、限られた面積の中でも快適な住空間を実現しやすく、より住まいの機能性が充実します。
こちらの記事でも、快適に暮らすためのヒントとなる間取りや内装について解説しています。
合わせてごらんください。
【関連記事】自宅に快適なゲストルームを作る際のポイント|客間との違い、イギリスの間取り・内装・インテリアを解説
DENとサービスルーム・納戸との違い
DENと混同されやすい、サービスルームや納戸ですが、居室として基準を満たしていない点でDENと大きな違いはありません。
ですがそれぞれに、下記のような特徴があります。
DEN | 用途を決めず柔軟に使える、書庫やパントリーなど、収納スペースとして活用することが多い空間。 |
サービスルーム | 主に収納を目的としたスペースで、クローゼットや、日用品のストックルームとして活用する空間。 |
納戸 | コンパクトながらも作業や趣味に集中できるため、書斎などに使われることが多い空間。 |
下記でより詳しく解説しますので、参考になさってください。
サービスルームの特徴
サービスルームとは、建築基準法で「居室」として認められるための採光や換気の基準を満たしていない部屋を指します。
書庫やパントリーなど、収納スペースとして多目的に活用できる便利な空間ですが、湿気や温度管理などに注意が必要です。
サーキュレーターや除湿器を導入するなど、快適に過ごすための対策を取り入れましょう。
納戸の特徴
納戸は、主に収納を目的としたスペースで、クローゼットや、日用品のストックルームとして利用されることが一般的です。
サービスルームと同様に採光や換気の基準を満たしていないため、居住スペースとしての使用には制限がある場合があります。
長時間過ごすのには、不向きな空間です。
DENとサービスルーム・納戸を使い分けるコツ
DENは、コンパクトながらも作業や趣味に集中するためのスペースとして使われることが多く、サービスルームや納戸とは少し用途が異なります。
収納重視であれば納戸、用途を決めず柔軟に使いたい場合はサービスルーム、作業や趣味の空間として活用したい場合はDENと使い分けましょう。
換気や採光が不足しないよう対策をして、快適に使用できる環境を整えることも重要なポイントです。
こちらの記事でも、パントリーを含む、収納スペースの実例集をご紹介しています。
合わせてごらんください。
【関連記事】新築キッチンの背面収納・パントリー実例集♪後悔しない収納の考え方
DENを間取りに取り入れる際の注意点
最後にこの章では、DENを間取りに取り入れる際に、知っておきたい注意点をご紹介します。
快適に使うために、採光や換気、収納棚の設置、コンセントやエアコン設置などに配慮しましょう。
用途を明確にする
書斎、趣味のスペース、ワークスペースなど、目的を明確にすることで最適な広さや設備を計画しやすくなります。
採光と換気を確保する
居室としては基準を満たさないコンパクトな空間であるため、窓の配置や換気設備を工夫し、快適な環境を整えることが重要です。
収納スペースを造作する
本や趣味の道具などが増える可能性があるため、可動式の収納棚やオープンシェルフ、デスクなどを造作するのもおすすめです。
限られた空間を、より有効に活用できます。
コンセント数・エアコンの設置などを考慮する
DENは、広さや明るさをあまり求めない用途に適しており、目的に応じた活用方法を検討しましょう。
ただし、エアコン用のダクトや電気・テレビ・電話回線などの設備設置が制限されるケースが多くなります。
専門家に相談しながら、設備を充実させましょう。
DENのある間取りは、活用方法にも制約があり安全に使用するためには、専門家のアドバイスが必要です。
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この記事では、DENの基礎知識や特徴、サービスルーム・納戸との違い、設計時の注意点などについて詳しく解説してきました。
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