イギリスの家は、歴史と伝統を感じさせる美しいデザインと、機能的な間取りが魅力です。
石造りの外壁や暖炉のあるリビング、広々としたキッチンなど、日本の住宅でも取り入れたい特徴が多くあります。
長い年月をかけて大切に受け継がれてきた家が多く、リノベーションをしながら住み継ぐ文化も注目したいところです。
そこで今回は、イギリスの家の間取りや内装デザインの特徴を紹介しながら、日本の家との違いや暮らしやすさの工夫についても解説します。
おしゃれで暮らしやすい住まいづくりの知恵として、ぜひ参考になさってください。
コラムのポイント
- イギリスの家の間取りは、玄関に直結した廊下やリビングの暖炉、寝室の位置などに特徴があります。
- イギリスと日本の家の違いも確認しましょう。
- イギリスの家の暮らしやすさは、間取りや屋外スペースの工夫にあります。
- 暖かく過ごせるよう、断熱性にも配慮することも重要なポイントです。
イギリスの家の間取りの特徴
イギリスの家は、日本の住まいとは異なる間取りの特徴が多数あります。
イギリスの文化に根付いた、間取りの工夫を紐解いていきましょう。
玄関が独立し、廊下があるレイアウト
イギリスの家は、玄関が独立したレイアウトが多く見られます。
間取りのポイントは、下記の通りです。
- 玄関を開けるとすぐに廊下があり、リビングやキッチンへと分かれる動線が多い。
- 玄関とリビングが直結しないため、プライバシーが保たれやすい特徴がある。
リビングに暖炉を配置する
イギリスの家のリビングには、住まいの象徴ともいえる暖炉が設置されていることが多く、暖かい火のまわりは家族の憩いの場です。
近年では、電気式やガス式の暖炉も普及しているため、比較的扱いやすくなっています。
こちらの記事でも、暖炉のある家のメリット・デメリットや間取りのポイントをお伝えしています。
合わせてごらんください。
【関連記事】暖炉のある家のメリット・デメリットと解決策|設置場所・間取り・インテリアのポイントを解説
ダイニングとキッチンを分ける間取りが多い
昔ながらの家では、キッチンとダイニングが別の部屋である間取りが一般的です。
しかし近年は「オープンな間取り」も増えており、キッチンとダイニングが一体化したレイアウトも見られます。
ベッドルームは主に2階に配置される
イギリスの家は、日本の平屋とは異なり、2階建て以上の住宅が主流です。
1階にリビング・キッチン、2階に寝室やバスルームを配置するのが一般的な間取りで、ゲストルームが作られるケースもあります。
こちらの記事でも、イギリスの家で見られるゲストルームの特徴や間取りのポイントをお伝えしています。
合わせてごらんください。
【関連記事】自宅に快適なゲストルームを作る際のポイント|客間との違い、イギリスの間取り・内装・インテリアを解説
庭(ガーデン)があり、外とのつながりを重視する
イギリスの家には、建物の裏側に広い庭があり、ガーデニングやバーベキューを楽しめるスペースがある場合も多く見られます。
大きなガラス戸で、リビングと庭をつなぐデザインも人気です。
こちらの記事でも、イギリスのフロントガーデンについて詳しく解説しています。
合わせてごらんください。
【関連記事】イギリスの住宅にある「フロントガーデン」とは|英国風庭づくりの魅力・家と調和させるコツ
ビルトインクローゼットや屋根裏を収納として使う
日本の押し入れとは異なり、イギリスの家の多くには、壁に組み込まれた収納スペース(ビルトインクローゼット)が取り入れられています。
屋根裏(ロフトスペース)を収納や書斎に活用することがあるのも特徴です。
イギリスの家と日本の家の違い
イギリスの間取りには、日本の家とは異なる点が多数あります。
この章では、玄関やキッチン、ダイニング、バスルームなど、特に違いを感じられるポイントをピックアップしてお伝えします。
玄関と動線の違い
イギリスと日本の家の玄関、動線には下記のような違いがあります。
日本の家 | 玄関に「土間」があり、靴を脱ぐスペースがある。玄関から直接リビングにつながる間取りも多い。 |
イギリスの家 | 玄関を開けるとすぐに廊下があり、リビングやキッチンへ分かれる動線が一般的。靴を履いたまま移動するため、玄関の靴収納は少ない。 |
キッチンやダイニングのレイアウトの違い
イギリスと日本の家のキッチンやダイニングのレイアウトには、下記のような違いがあります。
日本の家 | LDK(リビング・ダイニング・キッチン)が一体化しており、同じ空間で家族が過ごしやすい間取りが人気。 |
イギリスの家 | 伝統的な家では、キッチンとダイニングが別の部屋になっていることが多い。最近はオープンキッチンも増加している。 |
バスルームの数と配置の違い
日本の家 | 浴室とトイレが分かれていることが一般的で、バスタブに浸かる文化がある。家族全員が1つの浴室を共有するケースが主流。 |
イギリスの家 | シャワー文化が主流で、バスタブがない家も多い。主寝室に専用のバスルームがついていることもある。 |
イギリスの家の間取り|暮らしやすさの工夫
最後にこの章では、イギリスの家の間取りと暮らしやすさを高める工夫をご紹介します。
日本の家にも取り入れやすいアイデアですので、ぜひ参考になさってください。
レンガ造りと二重窓
イギリスの家は寒冷な気候に適した造りのため、レンガや石造りの外壁が多く見られます。
これにより高い断熱性が確保され、冬でも暖かく過ごせるのです。
また、窓は二重ガラスになっていることが多く、室内の温度を一定に保ちやすい工夫が取り入れられています。
プライバシーを守る間取り
玄関を開けてもすぐにリビングが見えないように、廊下を設けたり、部屋が独立して配置されたりとプライバシーに配慮されています。
特にリビングとダイニング・キッチンを分ける間取りが多く、家族のライフスタイルに合わせてプライベートな空間を確保しやすいのが特徴です。
屋外空間を活かした庭やパティオ
イギリスの家には、裏庭(バックガーデン)があることが多く、ガーデニングやバーベキュー、お子様やペットが遊ぶスペースとして活用するアイデアも注目したいところです。
リビングから庭へ直接出られるフレンチドアを採用することで、開放感のある間取りが実現します。
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茨城でイギリスの家の間取りを取り入れた建てるなら四季彩建設へ
この記事では、イギリスの家の間取りや内装デザインの特徴、日本の家との違いや暮らしやすさの工夫について詳しく解説してきました。
イギリスの家は、伝統のある家を大切に住み継ぐ文化とともに発展してきました。
間取りはもちろん、窓の形状や内装にも工夫がこらされ、心地よく過ごせる工夫が取り入れられています。
日本の家にも取り入れられるアイデアも多数ありますので、ぜひ今回触れたポイントを理想のマイホーム計画にお役立てください。
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