南仏プロヴァンスと聞くと、地中海の光に包まれたあたたかな風景が思い浮かびますね。
オリーブ畑が広がる丘の上、ラベンダーが咲き誇る村々など、その風土に育まれた家は、自然と調和しながら、素朴で洗練された魅力があります。
そこでこの記事では、南仏プロヴァンスの家の特徴や、キッチンやインテリア設計の工夫、日本の暮らしにどう活かせるかをご紹介します。
南仏プロヴァンスの家に憧れがある方だけでなく、自然素材と穏やかな色使いで心地よい空間を作りたい方に役立つ記事ですので、ぜひ最後までごらんください。
コラムのポイント
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南仏プロヴァンス風の家は、自然素材や穏やかな色合いを活かして、素朴で洗練された空間を演出できます。
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ラベンダー色やオリーブグリーンなど、自然の風景になじむ配色で、落ち着いたインテリアが実現します。
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アイアンや木製家具を取り入れたキッチンは、実用性と美しさを両立し、家族が集う心地よい空間になります。
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日本の気候に合わせるためには、断熱性や通気性を考慮した設計と、メンテナンスコストへの備えが重要です。
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一部の壁や雑貨から取り入れるだけでも、日常の暮らしに南仏の心地よさを感じられる空間に仕上がります。
目次
プロヴァンス風インテリアの特徴
プロヴァンスのインテリアは、「素朴さ」と「自然素材」を大切にしたスタイルが特徴です。
自然に寄り添う暮らしを背景に、素材選びや色使い、家具の形にまでその美意識が息づいています。
この章では、プロヴァンス風インテリアの特徴を解説します。
ラベンダー畑など自然を連想する色使い
プロヴァンス風のインテリアは、石や漆喰、テラコッタなどの天然素材をふんだんに使い、自然の色をベースに構成するのが一般的です。
例えば、以下のような色を使用します。
- ラベンダーカラー
- オリーブグリーン
- くすみのあるベージュ
- アイボリー
この柔らかなカラーパレットは、南仏の風景そのものです。
壁やファブリック、雑貨にこれらの色を取り入れることで、空間全体が穏やかで落ち着いた印象に仕上がります。
木のぬくもりとクラシカルなデザイン家具
家具もクラシカルな木製が中心で、アンティーク調の仕上げや、ハンドメイドのぬくもりが感じられるものが多く採用されます。
シャビーシックなペイントや削れた風合いの天板、丸みを帯びた脚部など、ディテールにこだわったデザイン家具で空間を彩りましょう。
アクセントになる金属とアイアンの装飾
金属の取手やアイアン雑貨など、細部にこだわったデザインもプロヴァンスらしさを高める大事な要素です。
黒やブロンズ系のマットな金属は、木や漆喰との相性も良く、空間全体を引き締める役割も果たします。
カーテンレールや照明器具、棚受けなど、さりげなくアイアンを取り入れるのもおすすめです。
日本の住まいに南仏プロヴァンス風を取り入れるには
南仏プロヴァンス風を日本の住まいに取り入れるなら、木製の家具にアイアンのパーツを組み合わせたり、白の漆喰壁と無垢床の組み合わせで雰囲気を演出したりするのがおすすめです。
空間全体を「南仏風」にするのではなく、一部の壁や収納、照明から取り入れていくことで、日常の風景に自然になじみ、心地よく暮らせる空間が完成します。
こちらの記事でも、フランスのライフスタイルを取り入れるポイントを解説しています。
合わせて、ごらんください。
【関連記事】「フランスの暮らし」から学ぶ、日々を豊かに過ごす知恵|ファッション・食文化・住宅の特徴を解説
南仏プロヴァンス風の家づくり|外観・内装のポイント
本格的なプロヴァンス風の家を建てるには、外観・内装の両方で素材にこだわりましょう。
それぞれの特徴を確認し、ぜひ家づくりにお役立てください。
外観の特徴
外観には、以下のような色や素材、アイテムを取り入れると南仏プロヴァンス風に仕上がります。
- 切妻屋根や瓦屋根(フランス瓦)
- ベージュ〜オレンジ系の塗り壁
- アーチ型の玄関ドアや窓
- アイアンの面格子やサインプレート
内装の特徴
内装には、以下のような素材やインテリアアイテムを取り入れると、自然のぬくもりやおしゃれさを演出できます。
- 塗り壁(漆喰や珪藻土)
- 無垢材の梁見せ天井
- テラコッタ調の床タイル
- シャンデリアやアイアン照明
どこまで本格的に取り入れるかは、施主のお好みや予算にもよりますが、1つひとつの素材を吟味することで、プロヴァンスの世界観がぐっと身近になります。
こちらの記事でも、フランス風の家づくりで人気の「アパルトマン」を参考にしたインテリアについてを解説しています。
合わせて、ごらんください。
【関連記事】フランスの「アパルトマン」に学ぶ暮らしとインテリア|日本の住まいで楽しむ3つのコツ
南仏インテリア風のキッチン|おしゃれに見せるポイント
南仏の家では、キッチンは家族が集う「家の中心」として大切にされています。
料理をするだけでなく、食材をストックし、会話を楽しみ、庭のハーブを使って手料理を振る舞うなど、暮らしを楽しむ場所としてキッチンが存在しているのです。
この章では、南仏インテリア風のキッチンをつくるポイントをご紹介します。
開放的な間取りとオープンスタイルが基本
南仏プロヴァンス風のキッチンデザインは、オープンスタイルが基本です。
カウンターやアイランドキッチンにして、リビングやダイニングと空間を一体化します。
開放感のある間取りにするのがおすすめです。
素材とディテールで南仏の世界観を演出
素材は無垢の木やタイルを活かし、シンク周りに素焼きの陶器や石の質感を取り入れるのもプロヴァンス風の特徴です。
アイアンのフックや、アンティーク調の照明でアクセントをプラスすると、より世界観が深まります。
南仏インテリア雑貨の取り入れ方
小物選びも、プロヴァンスの雰囲気を演出するうえで大切なポイントです。
たとえば、以下のような雑貨を取り入れてみましょう。
- ラベンダーやドライフラワーのブーケ
- ホーローや陶器の食器
- リネンやコットンのナチュラルファブリック
- アイアンのランプやキャンドルスタンド
- フランス製のキッチン雑貨やジャム瓶
飾るだけでなく、実際に使いながら暮らしに溶け込むように取り入れるのが、プロヴァンス風インテリアの醍醐味です。
季節ごとに雑貨を入れ替えるのも、楽しみのひとつで、南仏の暮らしのように、自然のリズムに寄り添うインテリアを心がけましょう。
自宅でもリゾートのような時間が流れ、心地よく過ごせます。
プロヴァンス風住宅のデメリットと注意点
憧れのライフスタイルが形になる南仏プロヴァンスの家ですが、日本の気候や暮らし方に合わせて検討すべき点もあります。
この章では、プロヴァンス風住宅のデメリットと注意点を解説します。
暑さ・寒さへの配慮
プロヴァンス地方は乾燥した気候のため、家も風通し重視の設計が多く見られます。
高温多湿の気候が特徴の日本では、断熱性能や換気設計を取り入れた上で施工し、暑さや寒さに配慮しましょう。
メンテナンスコスト
塗り壁や無垢材は美しい反面、定期的なメンテナンスが必要です。
あらかじめ予算計画の段階で、メンテナンスコストなど将来の補修費も見込んでおきましょう。
周囲の景観との調和
南仏プロヴァンス風の家は、日本の住宅街や都市部で外観が目立ちすぎるケースもあります。
外観デザインは、街並みとのバランスや建築協定を確認しながら計画を立てることが大切です。
四季彩建設では、南仏プロヴァンス風の家も含め、日々に幸せを感じられる住まいをご提案しています。
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まとめ|南仏プロヴァンスの家で憧れを日常に
この記事では、南仏プロヴァンスの家の特徴や、キッチンやインテリア設計の工夫、日本の暮らしにどう活かせるかをご紹介してきました。
プロヴァンス風の家づくりは、デザイン性だけでなく、心豊かに暮らす機能性も重要なポイントです。
四季彩建設では、お客様のご要望やライフスタイルに合わせて、「南仏の風を感じる住まい」をていねいに形にしていきます。
自然素材にこだわり、手仕事のぬくもりを大切にした設計や内装、色彩や質感も含めて、プロヴァンスらしい空気感を叶えましょう。
南仏のライフスタイルに憧れがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
四季彩建設は、天然素材を生かした設計や、デザイン性と機能性を両立したプラン提案も得意としており、南仏プロヴァンス風の空間演出もご希望にあわせてご提案いたします。
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