
お気に入りの本を並べる場所があると、日常の風景はより豊かになります。
注文住宅は、自由度の高い設計が叶うため造作家具を取り入れやすいのが魅力です。
そこでこの記事では、造作本棚を取り入れた住まいのアイデアやデザインの工夫、後悔しないためのポイントをご紹介します。
本棚を造作して、注文住宅をより快適でおしゃれな空間にしたい方は、ぜひ参考になさってください。
コラムのポイント
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注文住宅では、間取りに合わせて造作本棚を設計できるため、空間の一体感を高められます
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素材や仕上げを選ぶことで、デザイン性と耐久性を両立した理想の収納が実現しやすくなります
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リビング・書斎・廊下など、場所ごとにレイアウトを工夫しましょう
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設計段階で収納量や安全性を考慮することで、長く安心して使える造作本棚を設置できます
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家族が自然と集まる「本のある空間」をつくれば、暮らしがより豊かに感じられます
目次
注文住宅で造作本棚が人気の理由

造作本棚は、既製品では実現しづらい自由度と空間とのフィット感を兼ね備えています。
部屋の形状や生活動線に合わせて設計できるため、空間を無駄なく使えるのが魅力です。
注文住宅に取り入れる造作本棚の主な特徴は、以下の通りです。
- 壁面に合わせて設計できる
- 天井までの高さを活かして大容量収納が可能になる
- 建具や床と素材をそろえ、空間の統一感を生み出せる
本棚は収納でありながら、インテリアの一部です。
家の雰囲気に合わせた造作設計を行えば、リビングや廊下、書斎など、どんな場所にも自然に溶け込みます。
造作本棚は、 暮らしに寄り添うデザインとして、多くの注文住宅で採用されているアイデアです。
造作本棚のデザインやレイアウトの工夫

造作本棚を取り入れるときは、「どこに」「どのような使い方で」設けるかを明確にしておくことが大切です。
配置やサイズによって印象が大きく変わります。この章では、造作本棚のデザインやレイアウトの工夫をご紹介します。
リビングに設ける本棚
ご家族が団らんの時間を過ごすリビングでは、壁面一面の造作本棚が人気です。
絵本や雑誌をディスプレイのように並べることで、インテリアの主役になります。
空間全体の統一感とおしゃれさを意識したい場合は、テレビボードや飾り棚と一体化させましょう。
また、造作本棚なら、配線や間接照明の設計にも柔軟に対応できます。
書斎やワークスペースの本棚
書斎や在宅ワークのスペースに造作本棚を設けると、機能性とデザイン性を両立できます。
デスクの背面や側面に配置すると、資料や書籍を取り出しやすく便利です。
造作デスクと本棚を一体化させるデザインにすれば、ワークスペースのような役割も担えます。
本棚に使用する樹種や色にもこだわることで落ち着いた雰囲気をつくり、仕事や趣味もはかどりそうですね。
手が届く場所に資料を並べたり、お気に入りの雑貨を飾ったりすれば、目にするだけで心地よさを感じられる機能的でおしゃれなスペースが生まれます。
廊下や階段の壁を活かす
限られたスペースを有効に使いたい方には、廊下や階段の壁面本棚がおすすめです。
視線の先に本が見えると、空間全体に奥行きが生まれます。
ちょっとした隙間に本棚を設けることで、家の中に「本のある風景」が生まれ、暮らしに温かみを添えます。
後悔しない造作本棚づくりのポイント

理想の造作本棚を実現するためには、設計段階でいくつかの点を押さえることが大切です。
この章では、後悔しない造作本棚づくりのポイントを解説します。
収納量を把握する
造作本棚で失敗しやすいのが、「思ったより収納が足りない」ケースです。
本のサイズや量をあらかじめ把握し、段数・奥行き・高さを決めておきましょう。
A4サイズの雑誌を収納する場合、奥行きは30cm前後が目安です。
また、可動棚にしておくと、将来的に用途を変えやすくなります。
ライフスタイルの変化に対応できる柔軟さがあると安心です。
素材と仕上げの選び方
素材選びも、注文住宅で造作本棚を設置する際の大切なポイントです。
無垢材は経年変化が楽しめ、空間に温かみをもたらします。
一方で、メラミン化粧板や突板仕上げは耐久性が高く、汚れに強いことが利点です。
ご家族の暮らし方やメンテナンス性を考え、デザインだけでなく実用面も重視しましょう。
さらに、 壁材との調和も意識すると、空間全体がより上品にまとまります。
安全性と固定方法
本棚は、地震時の転倒防止を前提に設計することが重要です。
造作の場合は、壁下地や天井への固定をしっかりと行いましょう。
特に天井高を活かした本棚は重量があるため、金具や芯材の設計に配慮が必要です。
長く安心して使えるよう、構造とデザインの両面から安全性を確保しましょう。
こちらの記事でも、造作家具を取り入れた快適リビングを作るポイントを詳しく解説しています。
ぜひ、参考になさってください。
【関連記事】造作家具で後悔しないために|メリット・デメリットと快適なリビングを作るポイントを解説
本棚を中心に|注文住宅のレイアウト

本棚をどこに置くかで、部屋の印象は大きく変わります。
家の中心に本棚を配置することで、ご家族が自然と集まる「ファミリーライブラリー」が実現するのも魅力です。
ソファコーナーを隣接させたり、窓辺に本棚を設けて自然光のもとで本を読めるようにしたりと、 レイアウト次第でより豊かな空間が生まれます。
本棚を中心にした注文住宅のレイアウト案を、ぜひ参考になさってください。
リビング一角に「ご家族の図書スペース」を設ける
リビングの壁面を本棚にし、ご家族の好きな本を持ち寄れる共有スペースを作るアイデアです。
傍らに、ソファやクッションを置けば読書時間が自然と生まれます。
階段下スペースを活用した「ライブラリーゾーン」
階段下のデッドスペースを本棚にすることで、限られた空間を有効活用できます。
視線の抜けがよく、インテリアとしても美しいアクセントになるアイデアです。
廊下に作る「ギャラリー兼ライブラリー」
通り抜けるだけの廊下に本棚を設けると、生活動線に本のある暮らしが加わります。
お気に入りの写真や小物も飾れば、ギャラリーのような雰囲気になりおしゃれです。
寝室に設ける「読書コーナー」
ベッドサイドの壁に浅めの本棚を設け、夜のひとときを静かに楽しむ空間を生み出すアイデアも。
間接照明を取り入れると、本棚が柔らかな光に照らされアートのように際立ちます。
理想を形にするためには、地域に密着した実績豊富な工務店に依頼するのが近道です。
こちらの記事では、後悔のない家を実現するための工務店選びのポイントを解説しています。
合わせて、ごらんください。
【関連記事】注文住宅で失敗しない工務店の選び方。石岡市の四季彩建設が解説
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まとめ|本棚のある暮らしが、家に温もりを生む
この記事では、造作本棚を取り入れた住まいのアイデアやデザインの工夫、後悔しないためのポイントをご紹介してきました。
注文住宅に造作本棚を取り入れることで、「読書のある暮らし」が身近になります。
収納としての機能にとどまらず、ご家族の思い出や趣味の時間を育む場としても大切な空間になることでしょう。
設計段階でライフスタイルに合わせて計画すれば、後悔のない美しい仕上がりを実現できます。
素材の選び方、配置、照明計画、そのすべてが住まいの快適性につながる要素です。 お気に入りの一冊を手に取りながら過ごす時間が、ご家族の絆も深めてくれそうですね。
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