駐車スペースが建物内に設けられている「ビルトガレージ」の家は車好きの方はもちろんのこと、気軽にアウトドアを楽しみたい方や暮らしやすい家づくりを目指している方にはぴったり。
こちらでは、ビルトインガレージ付きの家を建てようとしている方に向けて、25〜40坪の広さ別におすすめの間取り例をご紹介します。
さらに、ビルトインガレージだからこそ気をつけておきたい家づくりの注意点についても合わせて解説。
ビルトインガレージを建てるうえで知っておきたい情報をすべてまとめていますので、ぜひ家づくりの参考にお役立てください。
目次
ビルトインガレージの魅力
まずはビルトインガレージ付きの家が選ばれる理由、その魅力について改めて確認しておきましょう。
【ビルトインガレージのメリット】
・DIYや車いじりなど屋内のアウトドアスペースができる。
・屋内から直接車の乗り降りができるので、雨の移動が楽。
・愛車を盗難や雨風による汚れから守ることができる。
・狭小地でも駐車スペースが確保できる。
「ビルトインガレージは車やバイク好きの人が建てるもの」といったイメージもありますが、アウトドアが楽しめたり車への移動が楽など、生活の質を上げてくれるようなメリットがたくさん。
さらに、車庫などを住宅の外に設ける必要がないため、土地が狭い場所では建物内にガレージが組み込めるビルトインガレージの家は特におすすめです。
ビルトインガレージのデメリット
反対に、ビルトインガレージを建てるうえでのデメリットについても見てみましょう。
【ビルトインガレージのデメリット】
・1階に居住スペースを作りにくくなるため、階段の上り下りが面倒に。
・排気ガスが屋内に伝わってしまうこともあるため、ニオイ対策が必要。
・シャッターの開閉やエンジン音が気になってしまうことも。
1階にガレージを設ける間取りとなるため、どうしてもLDKや水回りを2階に設ける家が多くなるのが実際の傾向。一方で、ニオイや音については、いくらでも対策ができる問題ではあります。ニオイ・音対策については、コラムの後半で解説します。
台数別に必要なガレージの広さを知っておこう
間取りを考えるうえで知っておきたい「台数別の必要なガレージの広さ」について。
車種やガレージの使い道によっても必要な広さは変わってきますが、こちらでは一般的な目安を以下に記載しています。
ガレージの広さの目安 | |
車1台 | 約4〜6坪(13〜20㎡) |
車2台 | 約9〜10坪(30〜33㎡) |
車3台 | 約15坪以上(50㎡以上) |
ビルトインガレージ【坪別の間取り例】
こちらでは、坪数別のおすすめの間取りについて紹介していきます。広さに応じた適切な間取りを知って、家づくりの参考にしてみましょう。
・25坪の間取り例
一戸建ての平均的な坪数30〜40坪と比べると、少し狭めの床面積になるのが25坪。
25坪で二階建てにした場合は「車1台分のガレージ+2〜3LDK」が一般的な間取りに。
1階部分は「ガレージ+寝室/子ども部屋」、2階部分に「LDK+水回り」といった居住スペースをまとめる間取りにするのがおすすめ。生活に必要な間取りが2階にまとまっているので移動の負担が少なくなるほか、面積に余裕のある2階スペースでは広々としたLDKが実現できるためです。
あるいは、狭小地では思い切って3階建てにして「1階はガレージ、2階はLDKなどの居住スペース、3階は寝室や子ども部屋」としてしまうのも一つのアイデアです。
・30〜35坪の間取り例
30〜35坪は一般的な戸建て住宅の広さになります。
2階建てにする場合は「車1台分のガレージ+3〜4LDK」の間取りが一般的。
日当たりの良さを考慮して2階にLDKを配置するのも良いですが、30〜35坪あれば1階にLDKなどの居住スペースを設けることもできます。1階に設ける場合はやはり階段の上り下りの負担が少なく、老後も安心に暮らせるのがメリットですね。
また、30〜35坪なら車2台が駐車できるガレージスペースも実現可能です。1階部分に10坪ほどのガレージと寝室+子ども部屋、あるいは水回りを設けて、スペースに余裕のある2階部分にLDKを設けると広さのバランスが取れるでしょう。
・40坪の間取り例
40坪になるとかなり面積に余裕が出るので、車2台分の広さにしても窮屈に感じることはなく、また平屋のビルトインガレージも十分実現可能に。
2階建てにする場合は「車1〜2台分のガレージ+4〜5LDK」の間取りができるでしょう。さらに、1階の天井部分を取り除いた吹き抜けリビングやプライベートテラス・中庭を設けるなど、空間に余裕がないと実現しにくい間取りも可能に。
平屋にする場合は少し間取りの自由度が下がりますが、それでも「車1〜2台分のガレージ+3〜4LDK」が基本となります。階段の上り下りがなくなりバリアフリー対応もしやすいため、広さよりも暮らしやすさを優先したい方には平屋のビルトインガレージもおすすめです。
【関連コラム】海外風のおしゃれなビルトインガレージをご紹介 茨城の輸入注文住宅
ビルトインガレージを建てる際の注意点
最後に、家づくりで後悔しないために知っておきたい「ビルトインガレージの注意点」について3つのポイントを解説します。
・将来を見据えた計画を
ビルトインガレージは建物内にあるガレージのため、広さを後から変更することは基本的にできません。
そのため、後悔しないためには将来を見据えた長期的なスパンで計画を立てることが非常に大切です。
車を何台停めたいのか?将来、台数が増える可能性はあるか?ガレージ以外にアウトドアを楽しむスペースは必要か?など、家族や家づくりのプロである担当者とよく話し合ったうえで、間取りを決めるようにしましょう。
・ガスのニオイ対策
1階にガレージと居住部屋を設ける場合、窓やドアを通してガスのニオイが伝わってしまうこともあります。
そのため空気の出入りをなくす気密性の高いドアを用いたり、ガレージ内に換気扇を取り付けるなどの工夫をしておくと良いでしょう。
・シャッターの音対策
シャッターの開閉時の音や、車が出入りするときのエンジン音もビルトインガレージでは気になるポイントです。
対策として音が屋内に伝わるのを防ぐために、音が発生しにくいシャッターを選んだり防音性の高い壁を設けたりするとよいでしょう。また、寝室など静かに過ごしたい部屋は1階に配置しないようにするといった間取りの工夫次第で、対策もできます。
茨城でビルトインガレージを建てるなら、四季彩建設へ
こちらのコラムではビルトインガレージの間取り例を中心に、ビルトインガレージのメリットやデメリット、注意点などを解説しました。
わたしたち四季彩建設は、茨城にて主婦目線の家づくりを意識した「自然派輸入住宅」を手がけております。住みやすくデザイン性の高い海外風のガレージハウスを多数手掛けておりますので、茨城でビルトインガレージを検討中の方はぜひご相談ください。
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