玄関から洗面所に直結する間取りを検討する人が茨城で輸入住宅での家づくりを検討している人の中にも増えています。確かに玄関から遠いより玄関入ってすぐの洗面所は便利ですが、玄関の雰囲気は損なわれないのでしょうか?
洗面所の位置と造り方で、家事動線や朝の時間帯の快適さが変わります。洗面所の位置や造り方について考えていきましょう。
コラムのポイント
- 玄関入ってすぐの洗面所は家の中の衛生状態を維持する為に重要な役割を果たします。
- 洗面台を設ける場合は、玄関の雰囲気を壊さない為の工夫が必要です。
- 洗面所は位置やランドリールーム、脱衣室との組み合わせ方で使い勝手が変わります。
目次
玄関入ってすぐの洗面台や洗面所のメリット
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コロナをキッカケに、帰宅後にどれだけのウィルスや菌が家庭内に侵入するリスクがあるのかということを意識される方が増えています。玄関のそばの洗面所や洗面台には、子どもに帰宅後すぐに手洗いうがいの習慣がつくという躾面の良さもあり、来客に手軽に手洗いをしていただけるというような利便性もあります。
そして現在は、コロナの不安はだいぶ薄れてきましたが、家の中には外部からウィルスや菌を持ちこまないという考え方が強くなっているのでしょう。
玄関で手洗いができれば、リビングの扉の取手に外部から持ち込んだウィルスや菌が附く心配がありません。
帰宅時の行動シミュレーションでは、手洗いまでの間に多くの家財に触れ、その回数は最大で91回にのぼるという結果が出ました。
ドアノブや壁、テーブルなどに触れた回数が増えるほど、家庭内で伝播するウィルス量も増えており、早めの手洗いが重要であることがわかったのです。
引用:LION 暮らしの衛星情報 今すぐできる手洗いまでの行動改善「帰宅後すぐ洗面所」でウィルスはこれだけ減らせる
このようなリスクを避けられる「玄関を入ってすぐに洗面台を使える間取り」には、主に2つの方法が考えられます。洗面台だけを設置する方法と玄関から洗面所まで直結する動線のある間取りにすることです。
洗面台だけを設置する方法の利便性と注意点
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洗面所とは別に玄関の近くに洗面台を設ける間取りです。洗面所は家族が身支度をするプライベートなスペースであり、清潔を維持したい場所でもあります。洗面所は生活感が出やすい場所でもあるので、来客には立ち入って欲しくないと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
玄関に入ってすぐの場所に洗面台がある間取りなら、家族が帰宅後に手洗いうがいができる他に、お客様にも気軽に使っていただけます。ただ、玄関は家の顔とも言われる場所であり、来客にとってその家のファーストインプレッションとなる場所です。
玄関の印象を損なわないような洗面台にすることと、設置方法を考えなくてはなりません。玄関ホールに洗面台を設ける場合のポイントにはどのようなことがあるでしょうか?
住宅の雰囲気に調和する洗面台を造作する
輸入住宅では、造作洗面台にする場合の選択肢が豊富です。陶器ボウルの選び方も含めて、住宅全体のテイストに合わせた洗面台にすることができます。遊び心のある洗面台にして、玄関に洗面台があることをアクセントにする考え方です。
無垢材の格子や垂れ壁を設けてゆるい目隠しをする
玄関土間と洗面台の間を壁や扉で区切るのではなく、ゆるく区切ることによって、玄関に洗面台という違和感が出ないようにすることもできます。扉を設けると、手で触れなくてはならなくなるので、玄関の洗面台の意味が半減してしまいます。
シューズクローク内に設ける
子育て中のご家庭では、子どもが洗面台を使うたびに水が飛び散ってしまうという状況になることが予想されます。洗面台の下の床材を水濡れに強い床材にするという方法もありますが、シューズクローク内なら、土間なので水が床に垂れてしまっても安心です。
2WAYの玄関にする
玄関内に家族用動線と来客用動線を設ける間取りにする方法です。この間取りは、家族用の動線に収納や洗面台を設けます。子育て中であっても、来客用のスペースを常にすっきりさせておけます。
玄関から洗面所まで直結する動線のある間取り
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玄関からすぐに洗面所に行ける間取りにする方法です。洗面所の造り方には、洗面所だけ独立させる間取りと、洗面所と脱衣室とランドリールームを併用する間取りがあります。
欧米では洗濯物を外干ししない習慣のある国が多く、そのような国の戸建て住宅には、地下室などにランドリールームを設ける為、洗面所は独立している間取りが多いです。日本では床面積の関係で、洗面所と脱衣室とランドリールームを併用する間取りが多くあります。
独立した洗面所であれば、家族だけが使用する洗面所にするのか、お客様にもお使いいただく洗面所にするのかなど、洗面所の用途に合わせて、玄関からの動線とリビングやトイレとの位置関係を決めていくことが大切です。
大人だけで暮らす家と子育て中のご家族が暮らす家では、洗面所の使い方も変わってきます。洗面所はゆったり身支度を楽しむプライベートな空間として使いたいというケースもあれば、洗濯機に入れられない物や、洗濯が終わった後に子どもが汚してしまった物を洗う場所として活用したいというケースもあります。どちらの場合にも、家族専用の洗面所として使うことになると思います。
2階の寝室に隣接する洗面所があるという間取りでは、2階の洗面所はゆったり使う洗面所、1階の洗面所はお客様も使っていただける洗面所にする、ランドリールームを別に設け、ランドリールーム内に洗濯ができる大き目の洗面台を置くというような場合には、帰宅動線や来客動線を中心に間取を決めていきます。
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同時に、独立した洗面所にする場合、扉を設けず、垂れ壁を用いてどこにも触らず洗面所に入れるようにすると、玄関から入ってすぐに洗面所の役割を果たしやすくなります。
お客様にもお使いいただく洗面所にする場合には、家族の洗面用具などが見えない収納を設ける、タオル掛けや洗面ボウルを複数にするなどの工夫が必要です。
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脱衣室やランドリールームを併用する場合には、家事動線に関わってくるので、玄関とリビングだけではなく浴室はもちろん、キッチンとの位置関係も重要になってきます。また、洗面所の造り方も独立した洗面所とは異なる条件が必要です。
洗面所の間取りの種類
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洗面所には、独立させる洗面所と脱衣室と併用させる洗面所があり、脱衣室と併用させる洗面所には、ランドリールームとしても使うケースとランドリールームを隣接させるケースがあります。
独立させる洗面所
家族間のプライバシーが維持しやすい洗面所です。
脱衣室と併用する洗面所
脱衣室は、入浴準備や入浴後の身支度を調える場所ですので、洗面台があると便利です。ただ、家族が入浴中には洗面所が使い難くなるという問題があります。特に子どもが年頃になると、入浴中に家族が洗面所に入ってくるのを嫌がったり、洗面所を長時間使う為、家族が入浴し難くなったりすることがあります。
ランドリー・脱衣室と併用する洗面所
脱衣室と併用する洗面所の中で洗濯機を置くタイプは、洗濯物をランドリールームまで運ばなくても良いので便利です。下着やパジャマを収納するスペースを設けると、入浴準備も楽にできます。特に子育て中には子どもの入浴準備の為に、子ども部屋と洗面所を往復する手間が省けます。
ただ、この間取りには、朝の時間帯に洗面所がラッシュになるという問題点があります。家族構成や子どもの年齢にもよりますが、家族の生活の時間帯がほぼ同じである場合、朝の洗面所は非常に込み合います。
その中でさらに洗濯をすることになるので、家族同士のストレスになる恐れがあります。家づくりを計画するタイミングでは、子どもが就学前であっても、あっという間に学校に通う年齢になり、忙しく登校の準備をするようになります。そして同時に洗濯物の量も増えていきます。
4人以上の家族であり、床面積に余裕がある場合には、洗面所、又はランドリールームを独立させる間取りが理想的です。
また、来客の問題もあります。洗面所はそもそもプライベートな場所ですが、脱衣室やランドリールームと併用するとなると、生活感が出てしまいます。その場合には、十分な収納スペースを設け、常にすっきりしておける間取りにしておくことが大切です。
洗面所に充てられる面積は、住宅全体の床面積とのバランスによって決まります。洗面所に必要な面積は家族構成や洗面所の用途によって変わります。家族の暮らし方や考え方によって適切な洗面所の位置や数は異なります。
それらを総合的に考えた上で、玄関入ってすぐの洗面所にするのか、洗面台だえにして、洗面所は別に設けるのかを考えていくと良いのではないでしょうか?輸入住宅だから洗面所は独立させる間取りしかないというような制約はありません。
輸入住宅は欧米風な暮らしができる家ですが、間取りの柔軟性に富んだ家づくりができる住宅でもあります。間取りプランを進める際に、フレンチスタイルの家だから、ブリティッシュスタイルの家だから…ということだけにこだわる必要はありません。
あくまでも基本となるのは、家族構成、家族の暮らし方、敷地面積と住宅に充てられる面積、家族の価値観です。その上で、海外の住宅のデザイン性や暮らしやすさを採り入れ、理想の家を造り上げていくという家づくりが輸入住宅の家づくりです。
洗面所の造り方も、輸入住宅だからという決まりはありません。むしろ、システム洗面台が主流の国内の家づくりより、はるかに豊富な選択肢があり、夢が叶う洗面所が生まれます。
玄関入ってすぐの洗面所がある家は輸入住宅でもできるのかな…?と思われたら、お気軽にご相談ください。
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