腰壁にモールディングの装飾を施した内装は、まるで海外にいるような高級感のある印象に見せることができます。
こちらの記事では、腰壁×モールディングの内装を考えている方に向けて、腰壁モールティングのデザインの考え方やおしゃれな実例写真をたっぷりとご紹介します。
本記事を通して、おしゃれな壁にするためのコツを知り、理想のお家づくりを目指してみましょう。
目次
腰壁モールディングの内装
壁デザインの一種である「腰壁」と、装飾模様を表す「モールディング」の組み合わせが、腰壁のモールディング。
こちらでは、具体的にどのような内装デザインを表しているのかを、詳しく見ていきましょう。
・腰壁とは?
「腰壁」とは、上記の写真のように「壁の中央より下部分(腰の高さほど)に、板材やタイル材などの素材を貼り付けたデザインの壁」を指しています。
腰壁は、リビングやキッチン、廊下、洗面台廻りなど、住宅のさまざまな場所に取り入れられています。空間のアクセントとして、壁の汚れが付くのを防ぐ目的としてなど、さまざまな理由で使われているのが腰壁のデザインです。
・モールディングとは?
モールディングは、天井廻りや額縁、腰壁などに用いられる「細部に施した帯状の装飾で、光と影を活かした立体的な表面仕上げが特徴的なデザイン」です。モールディングのほかに、「繰形(くりかた)」とも呼ばれています。
もともとは、西洋の古典建築に用いられていたデザインで、昔は大理石や木材などを使用していましたが、現代では金属やデラミック、樹脂といったさまざまな材質が使われています。
腰壁モールディングのメリット
続いては、腰壁のモールディングを取り入れるメリットを、4つのポイントに分けてみていきましょう。
・海外風のおしゃれな内装に
腰壁にモールディングの装飾を施すだけで、まるで海外の家のようなおしゃれな内装に近づけることができます。特に海外風の家にしたい、高級感を演出したい、エレガントな雰囲気にしたい、という方にはぴったりの内装。
全面をモールディングで仕上げるわけではないため、派手になりすぎず、程よくオシャレな雰囲気にできるのも魅力です。
・空間に立体感をプラス
凹凸感のあるモールディングの装飾は、空間にメリハリもたらしてくれる効果があります。さらに、光の陰影がもたらす美しいデザインが、空間をエレガントに見せてくれるといったメリットも。
インテリアはあまり置かずにすっきり見せたい一方で、部屋が少し寂しいと感じる場合や、空間にアクセントをつけたい場合などは、腰壁のモールディングがおすすめです。
・デザインの自由度が高い
選べる建材の種類や色、装飾のデザインが豊富で、全体的にデザインの自由度が高いのもポイントのひとつ。
自由にデザインが選べるため、どのような雰囲気の家にも取り入れることができます。ナチュラルな雰囲気の家には、無垢材を用いたり、高級感を出したい場合は定番の白い石膏の腰壁にするなど、お好みのテイストに仕上げることができます。
・汚れや傷の防止になる
腰壁のモールディングはデザイン性が高いだけではなく、汚れや傷の防止としての機能も果たしてくれます。
特にトイレやキッチン廻りなど、壁に汚れがつきやすい場所には、汚れ防止に腰壁デザインを取り入れるのがおすすめです。
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腰壁モールディングのデメリット
反対に、腰壁のモールディングを取り入れる際にのデメリットを見ていきましょう。
・通常の壁よりコストが増す
腰壁を取り入れる場合は、通常の壁のみの内装と比べると、コストが増してしまうのがデメリットの一つ。
どの範囲に、どのようなデザインのモールディングを施すかによって費用は変わりますが、事前にハウスメーカーを相談し、どれくらいの費用がかかるのかを確認しておきましょう。
・段差にホコリが溜まる
もう一つは、モールディングの装飾部分の段差にホコリが溜まってしまうこと。
通常のシンプルな壁紙のみであれば、ホコリが溜まることはありません。腰壁のモールディングを取り入れる場合には、定期的にホコリを取り除くなど、掃除に少しだけ手間がかかってしまうことは事前に覚悟しておきましょう。
腰壁モールディングのデザインの考え方
続いては、腰壁モールディングにする際のデザインの決め方を、腰壁の高さ、素材の種類、色の3つのポイントに分けて解説します。
・腰壁の高さ
腰壁をどれくらいの高さに設定するかは、空間の印象を大きく左右するポイントのひとつ。
「腰壁」という言葉どおり、人の腰ほどの高さにすると「90~120cm程度」が標準的で、窓枠の下部分を基準にして高さを設定する場合も多くあります。
腰壁の位置を低くすればするほど、モールディングの存在感は薄れて、よりナチュラルな印象に。腰壁を高く設定すると、より広い範囲にデザインが施されるため、空間のアクセントになります。一方で、腰壁を高くしすぎると圧迫感を感じてしまうことにも繋がるため、注意が必要です。
・素材
腰壁に用いられる素材は、木材やタイル、大理石、石膏、樹脂、プラスチックなどと、実にさまざま。
素材選びで大切なのは、部屋全体のテイストに合わせること。ナチュルやアジアンテイストな雰囲気にしたい場合は天然木を用いたり、エレガントな雰囲気や耐久性を高めたい場合は、合成樹脂や石膏などをチョイスしてみましょう。
・色合い
腰壁は、内壁の約1/3を占めることになるため、色が微妙に異なるだけで、部屋全体の印象もかなり変わります。そのため、色選びは慎重に行いたいポイント。
もとの壁と腰壁を同じ色にすれば、ナチュラルに空間に溶け込み、上記の写真のようにホワイト×グレーで同系色でまとめるのも良いでしょう。はっきりとメリハリをつけたい場合は、ホワイトとブラックのモノトーンで、シックな印象に見せるのもおすすめです。
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おしゃれな腰壁モールディングの実例集
最後に、腰壁のモールディングを取り入れた部屋の実例集をご紹介します。デザインの参考に、ぜひご覧ください。
・実例①
真っ白な壁に合わせた腰壁デザインが美しい、エレガントなリビング。シンプルな色使いに合わせて、モールディングもシンプルなデザインになります。
・実例②
廊下にモールディングの腰壁を取り入れたお家。エレガントなモールディングと、リゾートを感じる自然木のフローリングや観葉植物で、異なるテイストが上手く融合されていますね。
・実例③
グレーの腰壁とホワイトの壁の内装がおしゃれな書斎。腰壁に暗い色を使うことで、重厚感のある雰囲気に見せることができます。
・実例④
キッチンカウンターの高さに合わせて取り入れた腰壁デザイン。上品で明るいキッチンです。
・実例⑤
汚れが気になるトイレには黒の腰壁を取り入れれば、機能性もデザイン性も両方叶います。レトロな雰囲気のおしゃれな空間が出来上がりました。
茨城で海外デザインの輸入住宅を建てるなら、四季彩建設へ
いかがでしたか?こちらのコラムでは、腰壁モールディングのデザインについて、基礎知識やデザインのコツなどをご紹介しました。
海外風の家がお好みなら、高級感のある上品な空間を演出できるモールディングの腰壁を取り入れてみませんか?
わたしたち四季彩建設は茨城にて、フレンチスタイルやブリティッシュスタイルなど、さまざまな海外テイストの自然派輸入住宅を手がけており、腰壁デザインの内装も数多く取り扱っております。
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