広々としたカバードポーチ付きの家。そんなおしゃれな海外風の家に住んでみたいと憧れている人も多くいるでしょう。
北米の住宅によく見られるカバードポーチ付きの家ですが、最近では”家にいながらでも屋外空間が楽しめる家”の人気が高まっていることから、近年注目が集まっています。
そこでこちらのコラムでは、カバードポーチ付きの家を検討中の方向けに、事前に知っておきたい注意点やよくある後悔、おしゃれなカバードポーチ付き住宅の事例集をご紹介します。
理想のカバードポーチを作るための参考に、ぜひご一読ください。
目次
カバードポーチとは?
カバードポーチとは「屋根で覆われた玄関ポーチやデッキ」のことを言います。
アメリカを始めとした北米地域の住宅に多く取り入れられており、屋根の下で日差しや雨を避けながら屋外でゆったりと過ごせるのが魅力です。
国内の住宅ではより馴染みのある「ウッドデッキとの違いは?」という疑問を持つ方も多くいるでしょう。カバードポーチは屋根に覆われている半屋外空間なのに対して、ウッドデッキは屋根のない場合が多く完全な屋外空間となります。
また、カバードポーチは玄関ポーチから自然につながるように設置されていますが、ウッドデッキの場合はある特定の場所に設けられるという訳ではありません。
カバードポーチを作る際の注意点
こちらではカバードポーチを作る前に知っておきたい費用やルールについて、基本情報をまとめました。
・後付けにすると費用が高くなる
カバードポーチを付けるか悩んだ場合、後付けするという選択肢を検討する方もいるでしょう。
カバードポーチの後付けはできない訳ではありませんが、後付けする場合は新築で設置する場合の約2倍の費用がかかってしまう上に、広さやデザインなどの自由度も下がってしまいます。
カバードポーチを作るなら、新築時に取り入れるのがオススメです。
・カバードポーチは延べ床面積に含まれる?
延べ床面積は「建物の各階の床面積の合計」のこと。固定資産税は延べ床面積をもとに算出されるため、カバードポーチが延べ床面積に含まれるかどうかは確認しておきたいところ。
一般的には手すりや壁で囲まれていないベランダやバルコニー、玄関ポーチなどは延べ床面積に含まれないとされています。一方、家の外壁から外に突き出ている部分が2mを超える場合は、超えた分が延べ床面積に算入されます。
カバードポーチの場合、手すりや壁の有無、広さが設計によって異なるため、延べ床面積に含まれるかどうかについては担当者とよく話し合いながら確認しましょう。
・設計時には建ぺい率も考慮する
建ぺい率とは「敷地面積(土地の面積)に対する建築面積の割合」を指しています。
バルコニーや庇は、外壁から突き出た部分が1m以下なら建築面積には含まれないとされていますが、カバードポーチを設置する場合は1m以上は突き出てしまうことが予想されるため、建築面積に含まれると考えておきましょう。
注意しておきたいのは、建ぺい率は用途地域によって制限があるため、制限内に収まる建築面積に「カバードポーチ+住居部分」を設計しなければならなくなる点。建ぺい率を考慮せずに広いカバードポーチを設けようとすると、住居部分が狭くなってしまうことがあります。
カバードポーチでよくある後悔
こちらではカバードポーチで失敗しないためによくある後悔について知っておき、事前に対策をしたうえで理想の家づくりを目指しましょう。
・活用しなくなってしまった
せっかくカバードポーチを設けたのに、あまり活用できずに無駄なスペースと化してしまったという人も。
カバードポーチの魅力は、家族でBBQや食事を楽しんだり、DIYスペースとして利用したり、自転車の収納場所として活用したりなど、多様な活用の仕方があるところ。
一方で、なんとなく設置してしまうと活用しなくなってしまうこともあるため、事前に使い道を明確にしておくことが大切です。
・リビングの日当たりが悪くなった
「大は小を兼ねる」という言葉がありますが、思い切って広いカバードポーチにした結果、採光が上手くできずにリビングの日当たりが悪くなってしまったと後悔する人もいます。
玄関からリビング前にかけてカバードポーチを設置するのが一般的ですが、日当たりには十分注意しておきたいところ。参考として、「奥行きは1.8m以内が目安」と言われています。
「カバードポーチにテーブルやチェアを置いてゆったりと食事がしたい」と憧れる方も多くいますが、立地や設置場所に応じて日当たりも十分考慮して奥行きを決めるようにしましょう。
・メンテナンスが大変
カバードポーチにはウッドデッキを用いる場合が多くあります。天然木であるウッドデッキは、コケが生えたり放っておくと腐ってしまったりとメンテナンスが大変なのでは?と心配になる方も多いでしょう。
しかし、カバードポーチの場合は屋根で覆われているので雨にさらされることはありません。そのため、大掛かりなメンテナンスをする必要はありませんが、ウッドデッキに汚れが見られる場合は砂ぼこりを掃いて除去したり、ブラシでこすって洗い流すなど、必要に応じて掃除するのが良いでしょう。
おしゃれなカバードポーチのある家【事例集】
最後に、私たち四季彩建設が手掛ける「おしゃれなカバードポーチのある家」をたっぷりとご紹介します。カバードポーチのデザインや住宅全体の外観など、お好みのスタイルをぜひ見つけてみてくださいね。
・アメリカンスタイルの平屋
こちらは、広々としたカバードポーチ付きアメリカンスタイルの平屋。これだけのスペースがあれば、自転車置きとしても食事スペースとしても、多様な楽しみ方ができますね。
手すりは窓の付帯物と同じくホワイトに、柱は玄関ドアと合わせて深いグリーンにデザインしました。
・ファームハウススタイルの家
こちらは、田舎の農家をイメージしたファームハウススタイルの家。
真っ白なラップサイディングの外壁に、グリーンの植物が映える素敵な外観です。カバードポーチにはハンモックを吊り下げて、週末は読書を楽しみながらゆっくりお昼寝ができる贅沢な空間に。
・カリフォルニアスタイルの家
こちらは西海岸風カリフォルニアスタイルの家。
白と黒でまとめたインナーガレージ付きのカッコいい外観です。カバードポーチは玄関から右に広がるように設置されています。屋根を支える柱の形もとってもおしゃれです。
・赤毛のアンの家
赤毛のアンが住んでいる家をイメージして作られた家。
玄関前には、居住スペースを邪魔しない程よい広さのカバードポーチが。2階のデッキ部分とデザインを合わせて、全体的に統一感のある外観に。
【関連コラム】おしゃれなカバードポーチのある家の魅力 茨城の輸入住宅実例
茨城でカバードポーチのある家を建てるなら、四季彩建設へ
こちらのコラムでは、カバードポーチのある家を建てる際に注意したおきたいポイントや、よくある後悔についてまとめて解説しました。
わたしたち四季彩建設は、茨城にて主婦目線の家づくりを意識した「自然派輸入住宅」を手がけております。カバードポーチ付きのアメリカンハウスや北欧スタイルなど、海外風のおしゃれな住宅を数多く手がけておりますので、茨城で注文住宅を検討中の方はぜひご相談ください。
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