外観や間取り、色使いなど輸入住宅には日本の住宅とは異なる魅力があります。暮らし方や住宅のデザイン性にこだわる人にとっては想いを叶えてくれる住まいでもあります。
輸入住宅への憧れだけではなく自然素材の家にこだわり、健康に暮らせる家をコンセプトにしている茨城の工務店が考える理想の輸入住宅にはどのような良さがあるのでしょうか?
目次
輸入住宅の魅力
【ひたちなか市平屋】プロヴァンススタイル
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輸入住宅の最大の魅力は住むことを楽しめることです。限られた期間を憧れの地で過ごす旅行の楽しさは多くの方が体験されていらっしゃることと思いますが、輸入住宅の暮らしにはその時間が日常になる幸せがあります。
そして、世界の国々には伝統に育まれたライフスタイルがあり、その生活の基盤となる場所が家族に安らぎを提供し、愛情を深める家という場所です。
それぞれの国には伝統や文化、気候に合わせて様々なデザインの住宅があり、それらの住宅を外観デザインや内装、間取りなどをパッケージで輸入し建築する住宅が輸入住宅です。部分的に海外のスタイルを採り入れた住宅とは異なり、統一感のある住宅に仕上がります。
そして、それぞれの国の良さが活かされた輸入住宅には、多彩なスタイルがあります。その中から、子どもの頃から憧れていた国や、旅行で訪れて大好きになった国の暮らしができる輸入住宅との出会いが、憧れの地での暮らしを日常にします。
ゆったりした間取り
【つくば市】アメリカンスタイル
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住宅の間取りは設計モジュールという基本寸法によって作成されます。そしてこの基本寸法は国によって異なります。畳の短辺の長さに合わせた尺モジュールと言われる910mmが日本の設計モジュールです。
一方、欧州での基本寸法は1200mm(4フィート)、北米では1220mm(48インチ)です。輸入住宅は欧米のサイズで設計されている為、家全体の間取りがゆったりとしています。居室や浴室などの共用スペースのサイズもそうですが、玄関や室内の出入り口の幅や廊下も広いので、バリアフリーな住まいにしやすいという良さがあります。
ただ、日本国内では寸法の基準が尺モジュールであること、そして日本国内の建材が尺モジュール用であることから、不都合が生じてくる場面も多くあります。
その為、四季彩建設では、モジュールをフィートインチではなく、尺モジュールでゆったりした間取りになるよう設計しています。例えば、長い廊下のある間取りでは、910㎜では狭く感じますので、910㎜に1尺の半分の151㎜を足して1061㎜というような方法です。
寒さに強い
日本には四季があり、冬は寒い日々が続きますが、他の先進国と比較すると住宅に備えられている寒さへの対策が十分ではありません。近年は国も住宅の断熱化、省エネ化に力を入れていますが、まだまだ世界のレベルには追い付いていません。
日本の家は寒いと長年言われ続けてきた頃に比べると良くはなってきていますが、輸入住宅は一般的な日本の住宅よりもさらに高い断熱性を備えています。
地震に強い
地震の多い日本において耐震性は必要不可欠な住宅性能です。日本より地震が少ない、又は地震が発生しない国の設計の住宅でも大丈夫なのだろうか?と不安に思われる方もいらっしゃるでしょう。
ただ、その心配はありません。日本でも大手ハウスメーカーでは幅広く採用されている2×4または、2×6工法は、地震や台風に強い工法です。
米国の南部から東海岸にかけての沿岸部では日本にはないような巨大なハリケーンが発生し、日本での大地震よりも深刻な被害が発生することもあります。
オズの魔法使いで、ドロシーとトトが吹き飛ばされてしまった竜巻と同じような巨大ハリケーンは実際に発生するのです。
2×4または、2×6工法は、ハリケーンや地震からの強い横揺れを面で受け止め、住宅が損傷を受けない住宅を生み出します。
北半球の国際日付変更線からグリニッジ子午線までの領域において、地上での1分間の平均最大風速が64ノット(74mph, 119km/h)以上となるまでに発達したものが、「ハリケーン」と呼ばれています。
外観や内装のデザイン
【石岡市】カバードポーチ付きアメリカンスタイル
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屋根や住宅全体のフォルム、色使い、窓や玄関ドア、内装に使われる素材などは、国によって異なります。ただ、共通して備えている良さが素材の質感を活かしたデザインです。
日本の伝統的な住宅もこの良さを持っていますが、欧米の国々の住宅でも素材の質感がよりデザイン性を高める役目を果たしています。
そして内装に使われる素材は、視覚的な美しさを醸し出すだけではなく、住宅の室内環境に大きく影響します。
自然素材の家の室内環境
【小美玉市】20191118-12
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住宅に使われる自然素材というと無垢材や塗り壁、特に日本の住宅では、畳や瓦、和紙などが思い浮かびますが、その他にも、紙や織物、コルク、石、土、レンガなどが挙げられます。
輸入住宅ではこれらの自然素材がふんだんに使われ、外観や内装のデザイン性との調和を図ると共に、良好な室内環境を調えるという役目を担わせています。
住宅に使われる自然素材には共通する性質が複数ありますが、最も重要なことは空気中に人体に有害な物質を揮発させるリスクがないということです。
欧米であっても日本であっても、昔の住宅には自然素材しか使われていませんでした。その為、住宅に使われる素材によって住まう人の健康が脅かされるという不安はありませんでした。
ところが社会の変化と技術の進歩によって安価で取り扱いの容易な合成建材が使われるようになり、人体に有害な家が建てられるようになってしまう時代がやってきました。
その時代にはシックハウス症候群という言葉が出回るほど、住宅によってアレルギーを起こしてしまうような事態が続出しました。
(1)シックハウス症候群とは
近年、住宅の高気密化などが進むに従って、建材等から発生する化学物質などによる室内空気汚染等と、それによる健康影響が指摘され、「シックハウス症候群」と呼ばれています。その症状は、目がチカチカする、鼻水、のどの乾燥、吐き気、頭痛、湿疹など人によってさまざまです。
現在は規制が厳しくなったので、そのような建材は少なくなっています。ただ、残念なことにそのリスクが100パーセントなくなったわけではありません。一方、自然素材は科学的に合成された建材とは違い、人体に有害な物質を揮発させることが全くありません。
そしてそれ以外にも自然素材には共通して室内環境を向上させる効果があります。それぞれの効果の高さは自然素材の種類によって異なりますが、基本的にはどの素材も備えている性質です。
調湿性
調湿性とは、空気中の水蒸気の量を調節して適切な湿度を調える性質を指します。日本には四季があり、季節によって湿度の高さが変わりますが、調湿性のある素材は1年を通して快適な湿度を創り出します。
梅雨時から夏にかけては高温多湿な日々が続きますが、この時期には空気中の水分を吸収してジメジメしない爽やかな空気にする働きをします。その結果、カビやダニの発生が妨げられるので清潔できれいな空気が維持され、アレルギーの発症が抑えられます。
冬は乾燥して粘膜や肌に炎症が起こりやすくなりますが、自然素材は蓄積していた水分を空気中に蒸散してしっとりした空気にする働きをします。その結果、風邪や肌荒れを発症し難くなります。
また、適切な湿度は体感温度と室温の差を少なくします。湿度が高いと、エアコンで涼しい室温が調えられていても蒸し暑く感じます。乾燥していると、暖房で適切な室温になっていても肌寒く感じます。一方、適切な湿度の室内では、このような誤差が生まれません。
通気性
自然素材は空気を通す構造になっています。その為、空気を流通させ調湿性と相まってカビを防ぎ、空気をきれいにする働きをします。
色合い・風合いの美しさ
合成された色合いや風合いとは違い、自然素材には落ち着きのある自然な美しさがあり、内装のデザインと調和して居心地の良い空間を造り上げます。
輸入住宅の選び方
輸入住宅と一口に言っても実に様々な輸入住宅があります。基本的に近年の日本の住宅と比較すると物理的な耐用年数が長いという特徴があります。ただ、それだけを考えるならここ数年来は国も長く住める住宅という観点から施策を進めていますので、輸入住宅にこだわる必要はないかもしれません。
それよりもデザイン性の高さや間取りのゆとりなどが輸入住宅での家づくりの大きなきっかけだと思います。そしてその場合には、デザイン性や間取りなど目に見える部分だけではなく、断熱性や空調の方法など暮らしてみなければ体感できないことを事前に確認することが大切です。
施工する工務店の「家づくりへの想いや設計のコンセプト」について共鳴できること、そしてそれが「自分たち家族の思い描く理想の家」の実現に繋がると確信できることが、輸入住宅での家づくりを成功に導きます。
茨城の自然豊かな美しい風景にゆったりした間取りの輸入住宅はとても良く映えます。茨城県で輸入住宅での家づくりを検討される際には、お気軽にご相談ください。
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自然素材の輸入住宅を建てるなら四季彩建設へ
豊かな自然環境に恵まれた茨城県で、憧れの国での日常を愉しみませんか?
自然素材に囲まれ、家にいる時間をゆったりと過ごす暮らしです。
自然素材の家では居心地の良い空間で家族のくつろぎの時間を持つことができ、子ども達にアレルギーを発生させるリスクが抑えられます。
私たち四季彩建設は、茨城にて北欧スタイルやフレンチスタイルといったさまざまな海外デザインの自然派輸入住宅をお届けしております。
地元密着で年間棟数を10棟に限定した家づくりスタイルで、お客様と一緒に理想のデザインづくりをお手伝いしますので、茨城県で輸入住宅を検討中の方は、ぜひ四季彩建設にご相談ください。
茨城県石岡市には、実際の間取りやデザインを体感いただける自社モデルハウスもご用意しています。「初めてで何もわからない」という方にも、お家づくりにおけるご希望のデザインや間取りについてじっくりお話をお伺いしますので、ぜひお気軽に遊びに来てください。スタッフ一同お待ちしております。