家づくりやリフォームにかかる費用を少しでも抑えたいご家庭にとって心強い制度が、「子育てエコホーム支援事業(旧・子育てグリーン住宅支援事業)」です。
この記事では、制度の仕組みや条件、金額の目安、併用の可否、活用例までをわかりやすくお伝えします。
これから住宅取得をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
コラムのポイント
- 子育てグリーン住宅支援事業(エコホーム支援事業)の基本がわかります。
- 新築・リフォームの対象条件を、わかりやすく解説します。
- 金額の目安や、手続きの進め方も押さえておきたいポイントです。
- 子育てグリーン住宅支援事業が、他の制度と併用できるかもご紹介します。
目次
子育てグリーン住宅支援事業(エコホーム支援事業)とは
2021年に始まった「子育てグリーン住宅支援事業」がベースとなり、2025年現在は「子育てエコホーム支援事業」として継続し、国土交通省が主導する住宅支援施策の一環として実施されています。
2024年度からはリフォームについては全世帯が対象となり、より幅広い方が利用しやすい制度へと進化しました。
新築で利用するためのポイント
- 長期優良住宅やZEH水準住宅など、省エネ性能に優れた住宅が対象になります
- 注文住宅・分譲住宅どちらの新築も対象です
- 新築は「子育て世帯」または「若者夫婦世帯(夫婦いずれかが40歳未満)」が対象です
- 補助金は住宅の性能に応じて、補助金は住宅の性能に応じて、最大で100万円が支給されます
- 手続きは、登録された住宅会社(工務店)が代行して行うため安心です
補助対象と条件|新築・リフォームで異なる条件
制度を活用するには、住宅の性能や世帯のタイプなどによって、いくつかの条件を満たす必要があります。
以下で新築とリフォームの申請条件をご紹介します。
新築住宅での主な条件
- 対象となるのは「子育て世帯」または「若者夫婦世帯」のいずれかです
- 長期優良住宅またはZEH水準住宅であることが条件です
- 補助額は性能によって異なり、最大で100万円の支援が受けられます
リフォームの場合の条件
- 全世帯が対象で、年齢や子育ての有無にかかわらず申請できます
- 窓や床の断熱リフォーム、高効率の給湯器や節水トイレの設置など、省エネに配慮した工事のいずれかを含むことが必要です
- 工事内容により上限が異なり、最大で30万円〜60万円程度の補助を受けられます
- 申請手続きは、一般的に登録された施工業者が行います
参照元:子育てグリーン住宅支援事業(2025年版)公式サイト 子育てエコホーム支援事業(2024年版)公式サイト
こちらの記事でも、子育てエコホーム支援事業について解説しています。
合わせてごらんください。
【関連記事】【省エネ住宅補助金2024】子育てエコホーム支援事業要件の2023年度との違い
他の制度との併用はできるのか
補助金制度は、家づくりにおける費用負担を軽減できる大きな味方です。
子育てエコホーム支援事業を検討する際には、他の制度と併用できるかも確認しておきましょう。
他の制度と併用できない代表的なケース
以下のような補助金制度とは、原則として併用ができないため注意しましょう。
- ZEH関連や地域型住宅グリーン化など、住宅建築本体を支援する他の制度
- 同一の工事に対して、複数の制度から補助を重複して受けること
併用が可能なケース
- 制度の対象や工事内容が重ならなければ、併用が認められる場合があります。
- 地方自治体が独自に行っているリフォーム補助制度など
- 工事の内容が異なる場合
たとえば、家の断熱性能を高める工事は子育てエコホーム支援事業の対象とし、太陽光発電の導入には別の制度を利用するなど、工事ごとに使い分けられる場合があります。
補助制度はそれぞれに条件があり、組み合わせ方次第で支援額にも大きく差が出るため、事前によく確認しましょう。
制度を活かした家づくりの工夫
子育てエコホーム支援事業を上手に活用することで、性能・デザイン・コストのバランスが取れた家づくりが叶います。
特に自然素材を活かした注文住宅では、求められる住宅性能が制度内容と好相性で、補助対象となるケースもあることも覚えておきましょう。
補助金の対象となる工事を意識しながら、設計や設備選びの段階で計画に取り入れると、制度を活用しやすくなります。
補助対象となる仕様や設備の例
子育てエコホーム支援事業では、省エネ性能を高めるための工事や設備が対象になります。
例えば、以下のような仕様は補助金の対象となる可能性が高いものです。
補助対象の可能性がある仕様や設備の例 |
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上記はデザインに大きく影響しない部分ですが、住宅の基本性能や住み心地に直結する重要な要素です。
目に見えにくい部分にも配慮することで、補助対象となるだけでなく、将来的な光熱費の削減も期待できます。
自然素材と省エネ性能の両立
自然素材を活かした注文住宅では、無垢材の床や漆喰の壁、木製サッシなどを使用した設計も多く見られます。
こうした自然素材の魅力を活かしつつ、断熱性や気密性など、省エネ基準を満たす性能面にも配慮することが、補助制度の活用と両立する鍵です。
例えば、木の温かみを重視しつつ、サッシは高断熱ガラスを採用するなど、デザイン性や心地よさと機能性、制度基準を意識した設計がポイントになります。
こちらの記事では、木造住宅の断熱性について解説しています。
合わせてごらんください。
【関連記事】住宅の基礎の種類の違いは木造住宅の断熱性に影響する?石岡市の工務店が解説します
補助金を活かす家づくりの進め方
子育てグリーン住宅支援事業(エコホーム支援事業)を上手に活用するためには、次のようなポイントを意識した家づくりが大切です。
補助金を活かす家づくりの進め方例 |
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補助金の申請受付には締切があるため、時期を逃さないように注意しましょう。
暮らしやすさとデザイン性を両立しながら、省エネ性能も高い家は、長く快適に暮らすための場として理想的です。
補助制度を活かして、ご家族にとって本当に価値ある家づくりを進めていきましょう。
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まとめ|制度を知って上手に活用
この記事では、制度の内容や対象条件、補助金額、他制度との併用の可否、そして具体的な活用事例まで解説してきました。
子育てグリーン住宅支援事業は、現在「子育てエコホーム支援事業」として引き継がれ、省エネ性能の高い住宅を目指す方々に向けた支援策として活用されています。
特に自然素材を取り入れた高性能住宅との相性もよく、デザイン性と快適性を両立した家づくりに役立つため知っておきたい制度です。
補助金の申請には期限やルールがありますので、制度を有効に活かすためにも、早い段階からの情報収集と計画を始めましょう。
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