四季彩建設
「スペースは限られているけれど、調理器具はたくさんあるし、収納量もしっかり確保したい」
「キッチンの収納は背面収納やパントリーがあるけれど、どれが合っているんだろう・・」
といったように、新築で悩むポイントが多いものの一つに「キッチンの収納」が挙げられるのではないでしょうか。
そこで今回は、新築キッチンの収納アイディアの参考として、「背面収納・パントリー実例集」や「後悔しないための収納の考え方」についてご紹介します。
目次
【新築キッチン】後悔しないための収納の考え方
「こんなはずじゃなかった・・」とあとで後悔しないよう、まずは、収納づくりの基本的な考え方をお伝えします。
・まずは所持品の整理から
まず収納について考える前に、お持ちの所持品の整理から始めてみましょう。というのは、収納量を正確に把握できなければ、新築のキッチンで、どれくらいの収納量を確保すべきかが分からないためです。
整理のポイントは、毎日使っているものから、ほとんど使わずに戸棚の奥に眠っているものまで、使用頻度によって分けていくことです。ほぼ使用していないものは、新居への引っ越しの際に断捨離するかどうかまで、判断しておきましょう。
・収納タイプを決める
大体の収納量がわかったら、どのような収納タイプが適しているのかを考えてみましょう。
キッチンの収納タイプには、大きく分けて「背面収納」と「パントリー」の2タイプがあります。キッチンカウンターの背面の壁側に収納棚を設けるタイプが「背面収納」、食料品や調理器具を収納するためのちょっとした小室を設けるタイプが「パントリー」です。
「背面収納とパントリー、どちらにすべきなのか？」という点については、こちらのコラムで後ほど解説します。
・家事楽を意識した配置に
効率よく料理を進めていくためには、使用頻度に合わせて収納をしていくことが大切です。
たとえば、背面収納の場合は、手が届きにくい高い位置には普段あまり使わないような物を収納しておいたり、毎日使うものは立っている状態で簡単に手が届く範囲に置いておけば、家事も効率よく進められます。
パントリーを設ける場合も、キッチンカウンターからあまりに遠い位置に設けてしまうと、パントリーを往復するのが面倒に感じることもあるため、注意が必要です。
・扉は引き戸？開き戸？
収納棚を設ける場合は、扉を「引き戸」と「開き戸」、どちらにするかも考慮しておきたいポイント。扉をスライドさせるように開閉するのが「引き戸」に対して、扉が前後に開閉するタイプを「開き戸」と言います。
開閉が楽で、スペースを取らないのが「引き戸」のメリットなのに対して、「開き戸」は一気に扉を全開することができるため、食器等の出し入れがしやすいのが魅力です。
【関連記事】【新築】収納の考え方｜よくある後悔と収納アイディアをたっぷり紹介
【新築キッチン】背面収納とパントリーはどっちがおすすめ？
背面収納とパントリー、どちらを設けるべきか？どちらも設けるべきか？といったことについては、なかなか決められずに悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
こちらでは、それぞれのメリット・デメリットを解説しますので、ぜひご自身にぴったりの収納タイプを取り入れてみてくださいね。
・背面収納のメリット・デメリット
「背面収納」は、調理台から振り返ってすぐのところに収納スペースがあるため、「物の出し入れがしやすい」というのが大きなメリットです。そのため、パントリーと背面収納どちらも設ける場合にも、よく使用する食器や調理器具等は、背面の収納棚にしまっておくのが良いでしょう。
一方で、「パントリーほどの多くの収納量を確保するのが難しい」というのがデメリット。食料品や調理器具が多い場合などは、背面収納では足りないため、パントリースペースを取り入れることも検討してみましょう。
・パントリーのメリット・デメリット
パントリーは、大容量の収納ができる点が大きなメリットです。家族が多い方や、常に食料品を多めに保存しておきたい、収納する量が多いといった方にはオススメです。
一方でパントリーを設けようとすると、大きさにもよりますが、ある程度の広さの専用スペースを確保する必要が出てきます。キッチンやキッチン周辺の間取りに余裕がある場合は、特に問題ないでしょう。
【関連記事】キッチン、ランドリールームにこだわって家事ラク新築｜茨城県の収納間取り実例紹介
【新築キッチン】背面収納の実例集
ここからは、さまざまな背面収納の実例をお見せしていきます。
・実例①
こちらは、L字型のオープンキッチンの背面に、背の高い収納棚を並べたタイプです。調理スペースと収納スペースがきっちりと分かれていて、見た目もスッキリとしていますね。
・実例②
こちらは、I型のオープンキッチン。背面には、調理器具を置くカウンターと、その上下に収納スペースを設けた形です。収納量がそこまで多くない場合、パントリーなしでも十分な収納量が確保できます。
・実例③
こちらは、アイランドキッチンの背後にコンロスペースと収納棚を取り入れています。ビルトインオープンで、オープンが収納棚にナチュラルに溶け込んでいます。モカブラウンと白の上品な雰囲気のキッチンです。
【新築キッチン】パントリーの実例集
続いては、新築キッチンのパントリーの実例をいくつかご紹介します。
・オープンタイプ
どこに何が収納されているのかが分かりやすく、物の出し入れもしやすいのが「オープンタイプ」のパントリー。
こちらは背面収納がないタイプのキッチンですが、横にこれだけ大きなパントリースペースあれば心配いりませんね。
・扉付きタイプ
こちらは背面収納の端に設けられた「扉付きタイプ」のパントリー。オープンタイプと比べると、物の出し入れがしにくく使い勝手の良さには欠けますが、外からパントリーの中が丸見えになることがないのがメリット。
見た目のスッキリさや、来客時でも人目に付かないといった良さがあります。
・半個室タイプ
こちらは、半個室タイプのパントリー。収納量は、他のどのタイプよりも多く確保することができます。お米や保存食品などの食料品がたっぷりと収納できるほか、普段はあまり使わない物を置いておくためのちょっとした物置きとしても利用できるでしょう。
一方で、パントリー用にスペースが取られてしまうため、他の部屋の間取りの自由度が下がってしまう可能性もあるのがデメリット。
【関連記事】オープンキッチンのレイアウトや収納・家具の取り入れ方は？実例紹介も
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いかがでしたか？こちらのコラムでは、新築キッチンの収納を考えるうえでのポイントや、背面収納・パントリーの実例集をご紹介しました。
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