アメリカンスタイルの家を成功させるポイントと注意点|スタイル別施工事例7選

アメリカンスタイルの家には、年代や地域によって様々なスタイルがある為、人によってそのイメージは様々だと思います。

アメリカンスタイルの家の新築では、どの時代のどの地域でポピュラーだったアメリカンスタイルの家にしたいのかを明確にすることが大切です。

アメリカンスタイルの家の特徴をテイスト別に見ていきましょう。


コラムのポイント

  • アメリカンスタイルの家には多数のスタイルがあり、異なるテイストを持っています。
  • アメリカンスタイルの家を新築する際は、多数のスタイルの中から、自分がイメージするアメリカンスタイルのテイストに統一することが大切です。

 

 

アメリカンスタイルの家とは

アメリカン ブルックリンスタイルの家

アメリカの国土は広大で、その面積は日本の26倍もあります。その為、地域によって気候や風土も、地域に暮らす人々の気風も、日本よりはるかに多種多様です。

2026年に建国250年を迎えるアメリカは、日本と比較すると歴史は短いとはいっても、200年以上の期間には様々な時代の流れがありました。

 

アメリカ国民が7月4日に独立記念日をお祝いするのは、1776年7月4日に、第2回大陸会議にて独立宣言が採択され、13のイギリス植民地からアメリカ合衆国が誕生したからです。

引用:在日米国大使館の公式マガジンアメリカン・ビュー 多くの歴史が生まれた日「7月4日」

 

イギリスやフランス、スペインなど、様々な国からの入植者がそれぞれの国の文化を持ち込んだことも、アメリカの住宅が多彩になった理由の一つです。

こちらの読み物はアメリカの建国時の様子がよくわかり、アメリカンスタイルの家への理解が深まる興味深い内容です。

>>>アメリカンセンタージャパン 米国の歴史の概要 – 初期の米国

また、時代の変化は住宅にも影響します。建国から現在の富める国アメリカになるまでの間には、産業革命によって利便性が高くなった時期もあれば、不況が続いた時代もありました。

その為、アメリカンスタイルの家に多彩なテイストが生まれた理由には、、国土面積の広さや多様な入植者による各国の文化だけではなく、時代の変化も挙げられます。

 

アメリカンスタイルの家の種類

アメリカンスタイルの家の内装

広大な面積と200年以上の期間の中で、建築されてきたアメリカの住宅には多様なスタイルがあります。

そのすべてを網羅することは不可能ですが、現在日本で人気のあるアメリカンスタイルの家を年代別に見ていきましょう。

ブリティッシュコロニアルスタイル

ブリティッシュコロニアルスタイルの家

アメリカンスタイルの中で最も長い歴史を持つ住宅です。アメリカに入植した人々が当初建築できた家は丸太小屋でしたが、やがて冬の寒さに耐えられる暮らしやすい家へと変化させていきました。

ブリティッシュコロニアルスタイルが多く建築された時代、人々の生活はまだ豊かではなく、住宅に装飾を施す余裕はありませんでした。その為、外観は左右対称で装飾がないシンプルなデザインです。

現在のブリティッシュコロニアルは、アメリカに入植した人々がイギリスの建築様式を気候や風土に合わせて根付かせたアメリカンスタイルの家です。

 

ティンバーフレームスタイル

柱や梁を見せる木材の美しさが特徴的なスタイルで、天井を作らない開放的な空間が魅力です。

こちらの事例を詳しくご覧いただけます。
>>>【日立市】ティンバーフレーム

 

ジョージアンスタイル

ジョージアンスタイルの家

ブリティッシュコロニアルスタイルといっしょに語られることが多いジョージアンスタイルは、ブリティッシュコロニアルスタイルを進化させたスタイルです。

ジョージアンスタイルの住宅には、暮らしが安定してきた人々によって暮らしの質を向上させる試みがされています。

ジョージアンスタイルの外観デザインの特徴は、ドーマー窓のついた傾斜の深い切妻屋根凝った玄関ポーチラップサイディングと呼ばれる横に長い板を重ねて張る外壁です。

内部は天井が高く開放感のある空間が特徴です。玄関を入るとすぐに広々とした空間が広がり、優雅なリビング階段がある間取りが多く見られました。

アメリカ映画の中にあるヒロインが玄関ホールに繋がる階段を下りてくる光景を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

カリフォルニアスタイル

カルフォルニアスタイルの家のキッチン

こちらの事例を詳しくご覧いただけます。
>>>【石岡市】カリフォルニアスタイル

数年前から海が好きな人やサーフィンなどのマリンスポーツを楽しむ人々から好まれるようになった西海岸風なアメリカンスタイルの家です。

強い陽射しを防ぐとともに、通りを歩く海の仲間が気軽に立ち寄れる通りに面したカバードポーチや、白や淡いブルーのラップサイディング上げ下げ窓がカリフォルニアスタイルの特徴として挙げられます。

 

インダストリアルスタイル

インダストリアルスタイルの家

1920年代には産業革命によって様々な物の供給量が需要を上回り、多くの工場や倉庫が閉鎖されました。その結果、失業して家を失った人々が住まいとして選んだ場所が、閉鎖された工場や倉庫です。

その当時の住宅のイメージを彷彿させるインテリアがインダストリアルスタイルと呼ばれ、武骨な雰囲気が好きな人から人気を博しています。天井が高く区切りの少ない大空間と、むき出しの配管下地がそのまま見える壁などが特徴です。

 

ブルックリンスタイル

ブルックリンスタイルの家の居間

ブルックリンスタイルは、2000年代初頭にニューヨークのアーティストたちが生み出したおしゃれなスタイルを指します。

港町であるブルックリンの倉庫に使われているレンガや地下鉄の白いタイル無垢材寄せ木のフローリングなどが使われた内装が特徴です。

 

スパニッシュ コロニアルスタイル

スパニッシュ コロニアルスタイルの家

スペインからの入植者たちがアメリカに根付かせたスタイルが、明るい色のレンガの屋根と白い塗り壁が特徴的なスパニッシュ コロニアルスタイルです。

現在もサンタフェ地域には多くのスパニッシュ コロニアルで建築された住宅が数多くあります。

 

アメリカンスタイルの家を成功させるポイントと注意点

こちらの事例を詳しくご覧いただけます。
>>>【茨城県石岡市】カバードポーチ付きアメリカンスタイル

アメリカンスタイルの家には様々なスタイルがあり、テイストが異なります。そこで避けたいことは、いくつものテイストを混ぜ合わせてしまうことです。

 

複数のテイストを混ぜない

複数のアメリカンスタイルが混じり合ってしまうと、外観と内装のデザイン、家具選びなどの収拾がつかなくなってしまう恐れがあります。

「アメリカンスタイルの家を建てたい」と思われた時にイメージされたことが、どのスタイルに近いのかを考えてみることが大切です。

アメリカンスタイルの住宅の多くは外壁にラップサイディングが使われていますが、テインバーフレームの家にはレンガが使われることがあります。また、スパニッシュ コロニアルスタイルは塗り壁がほとんどです。

住宅の屋根には、傾斜の深いデザインも傾斜が浅いデザインもあります。ブリティッシュコロニアルスタイルやジョージアンスタイルの家の屋根は傾斜が深く、スパニッシュ コロニアルスタイルは浅いです。傾斜の深い屋根にはドーマー窓がついているデザインもあります。

カリフォルニアスタイルやブルックリンスタイルで多く使われる窓は上げ下げ窓で、格子付きも好まれます。ティンバーフレームスタイルの家にはすべり出し窓が使われることもあります。

玄関ポーチの作り方もスタイルによって異なり、カリフォルニアスタイルで採用されることが多い玄関ポーチは玄関からリビングまでを覆うカバードポーチです。一方、ジョージアンスタイルでは凝ったポールがポーチを彩ります。

共通する項目と相反する項目を分けて考え、採り入れていくテイストを統一させることで、アメリカンスタイルのそれぞれの特徴を最大限活かすことができます。

 

テイストと内装素材の色や質感を調和させる

外観や内装に調和する素材や色はスタイルによって異なります。ティンバーフレームでは無垢材の自然の色を全体的に活かしますが、同じ木材でもカリフォルニアスタイルやブルックリンスタイルでは、白く塗装した木材と自然のままの木材が組み合わされることが多いです。

インダストリアルテイストではグレーと黒が基調色ですが、ブルックリンスタイルでは白や自然の木の色も使われます。

もちろん、家づくりの基本はご家族の好みに合う色や質感を選ぶことです。ただ、アメリカンスタイルに限ったことではありませんが、スタイルの特徴と、ご家族の好みをどのように調和させていくかということが重要です。

アメリカンスタイルの家を建てたいと思われた時に持たれたイメージを基本に、どのスタイルに統一していくのか、ご家族の好みをどのように調和させていくのかを考えていきましょう。

アメリカンスタイルの家を計画される際はお気軽にご相談ください。様々なテイストの中から、ご家族の理想のアメリカンスタイルの家を実現するお手伝いをさせていただきます。

 

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    監修者情報

    中村 威
    中村 威四季彩建設株式会社 代表取締役
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    お一人おひとりの想いを大切に、これまで培った経験の全てを注ぎだし、
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